★ベルの徒然なるままに★

映画、ゲーム、アニメ、小説、漫画・・・管理人ベルの、大好きな物をいっぱい集めた徒然日記です。

映画『レッスン!』

2007年08月14日 | 映画鑑賞記
夏バテかなぁ??
最近、睡眠時間は、十二分に足りているはずなのに、なんぼでも眠れる(--)Zzzzzz
放っておいたら、10時間くらい寝ていそうな自分が怖いです~。
ここ最近、日本全国、激暑ですものね~。
先週の土日なんか・・・37℃もありましたものorz
もう、フラフラでした(><)
昨日は、ちょっとマシで、35℃くらいだったのですが、やっぱり、あれですね。
37℃も35℃も、似たようなもんじゃん!と思っていたのですが、このたった2℃が、かなり違いますね~。今日も、36℃くらいありましたし、明日の予報も、37℃・・・orz

でも、暑さになんか、負けるもんか(><)!

と、全然脈絡もなく、先日、いえ、もう、かなり前になるかな? 見た、映画の感想をば。

『レッスン!』・・・ダンスをテーマにした物と聞いて、観に行った、ダンス好きな私。

舞台はにニューヨークのスラム街。
ある不良のハイスクール男子生徒が、駐車してある車をメッタメッタに打ち付けている現場を見てしまった、社交ダンス教師のピエール。
彼は、翌日、その男子生徒が通うハイスクールへと赴きます。そこは、問題児がとても多いと言うことで有名な高校。中でも、特に、非行の酷い生徒達は、放課後問題を起こさないようにと、授業終了後、地下のボイラー室に、強制的に、ある一定の時間になるまで、「居残り」をさせられています。
教師ですら、面倒を見るのを嫌がっている、その「居残り」組を、社交ダンスの教師であるピエールは、
「彼らの居残りの時間を利用して、自分が、彼らに、社交ダンスを教えたい」
と校長に申し出るのでした。ピエールは、社交ダンスを通して、人間関係や、マナー、信頼感などを生徒に教えたい・・・と。
どうせ、長続きはしないだろうと、校長は承諾をし、ピエール先生の社交ダンスレッスンが始まります。
最初は、社交ダンスや、ピエール先生自体をバカにしていた不良達でしたが、やがて、ダンスの魅力に取り憑かれ、踊ることにハマっていきます。そして、ダンスを通じて、信頼関係やマナーなどを学び、また、「コンテストに出る」という大きな目標に向かって羽ばたき始めるのでした・・・。

 
 以前、鑑賞した、ヒップホップとクラシックバレエの融合を描いた映画『ステップ アップ』にとても似て居るなぁと思いました。あれも、やはり、ニューヨークのスラムを舞台に、セレブお嬢様と不良がバレエとヒップホップによって、仲良くなり、不良君が、更正していく・・・という話でしたものね。
今回は、社交ダンスとヒップホップの融合と、そして、学校の教師ですら、扱いに困っていた不良達に、真っ向から向かっていった社交ダンスの先生の絆のお話しです。
 ダンスあり、人間ドラマありの非常に面白い作品でした。
 そして、そして。
 なんと言っても、アントニオ・バンデラス扮する、ピエール先生が、メチャクチャ格好良かったです!!!!!
 アントニオ・バンデラスといえば、ちょっと、ワイルドなイメージがあったのですが、この映画では、セレブな感じのダンス教室の先生、繊細な男性を演じていて。今までとは違う、彼の魅力を垣間見ることが出来ました。

 ピエール先生の凄いところは、熱血なのに、なぜか、生徒を叱らない。
 最初は、皆、彼のことも、社交ダンスのことも、さんざんバカにしていたのに、いつも、穏やかに、相手を納得させるような口調で、話をしていきます。う~ん。イメージ的には、お説教をしない金八先生・・・みたいな・・・?? 生徒達を見下ろすのではなく、同じ目線で、一対一の人間として語り合おうとする姿勢が、とても好感を持てました。だからこそ、生徒達は、ダンスに夢中になっていっただけでなく、ピエール先生を信頼して、彼らの頭を悩ませている、家庭環境のこと、恋愛のことなどを相談していけたのでしょう。

 そして、映画『ステップ・アップ』の時もそうでしたが、クラシックなイメージのする社交ダンスと、ヒップホップが融合したとき、新しいジャンルのアートなダンスが出来上がる。
そのパワフルさに、圧倒されました。
 見応え、ダンスシーンも抜群ですp(^^)q

 ただ、ひとつ、欲を言うなら。ピエール先生。なぜに、急に、不良達にダンスを教えて立ち直らせようと思い立ったのかしら。
映画を観ていると、どうも、ピエール先生にも、哀しい過去がある感じなのですよね。奥さんを亡くした・・・というのは、台詞として出てきますが、もっと、それ以上の何かが。
 ハイスクールの不良達にも、とても共感しているみたいでしたし。
 不良の男の子が、ピエール先生の家に来たとき、さの綺麗な家を見て、
「オレも、将来は、カネを貯めて、こんな家に住むんだ。スラムなんか出て行って、清潔な所に住んでやる」
と言うシーンがあるのです。その彼は、父親がアル中で、彼がバイトで稼いだお金をすべてお酒に使ってしまい・・・そのせいで、食べるのも大変・・・というような暮らしぶりなのですが。そんな彼の言葉に、
「オレも昔はそう思っていた」
と答えるピエール先生。
 もしかしたら、自身も若い頃に、貧困や何か、すごく苦労をしてきて、でも、それを自らの力で打破して、今の地位を手に入れたのかなぁ~とか想像しちゃいました。
 なぜ、彼が、そんなに不良達によくしてあげるのか。
 そのバックグラウンドが、少し見えてたら、もっともっと、ピエール先生の魅力が伝わったと思います。

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