今日は、一昨日見てきました、映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』の感想を♪
宮藤官九郎が監督&脚本、地獄を舞台にした異色コメディということで、予告編を見た時から楽しみにしていました。
■映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』予告編
修学旅行で乗っていたバスが、谷底に転落するという事故に遭ってしまった高校生・大助。
彼が目を覚ますと、そこは、炎渦巻くまるで地獄のような世界・・・。
そう、そこは本当に地獄。
転落事故で亡くなった彼は、地獄へ落ちてしまったのでした。
同級生で片想い中のひろ美に、想いも告げないまま死んでしまった彼は大ショック。
けれども、輪廻転生で現世に戻れるということを知った大助は、再びひろ美に会う事を目標に、赤鬼のキラーKの指導と特訓を受けることになります。
果たして、大助は地獄から現世に戻り、片想いのひろ美に想いを告げることが出来るのか・・・!
というお話。
凄く面白かったです。
なんというか・・・かなり、お馬鹿なノリで高過ぎるテンション。
ホント、見ていて、地獄の住人たちにこっちの生気を吸い取られそうになるくらいの変なハイテンションでしたよ~。
私は面白かったけど、もしかしたら、このノリが苦手な人には合わないかも・・・?
登場人物たちの特殊メイクも凄いけど(もう、配役見てても誰が誰だか分からないw)、舞台となる地獄のセットも、玩具みたいで(笑)
全然リアルなお話ではないんだけど、でも、「死んでしまう事」とか「残された人の時間」とか、作品中に流れているテーマは、結構、リアルに感じました。
片想いの女の子に、告白することもなく、チューも出来ないまま、17歳という若さで死んでしまった主人公。
最初は、何も出来ないまま死んでしまったことにショックを受けるのですが、変なポジティブさがあって、で、輪廻転生して、片想いの女の子に再会することを目指すのですよね。
とはいえ。
現実(?)は厳しい。
私の好きなファンタジーの世界なら、死んでもまた人間として生まれ変わり、そして、再会し、前世の記憶に導かれて再びロマンスが~~~なんて展開が多いですが。
この作品では違います。
まず、輪廻と言っても、必ず、人間道に転生できるか分からない。
いや、寧ろ、人間として転生できるのはハードルが高いのですよね。
大抵は畜生道(^^;;
という訳で、大助は、動物となって生まれ変わり、動物の視線で、ずっとひろ美や、自分の知っている人たちのその後の人生を見守るハメになるのですよね。
しかも、地獄と現世では時差があるので。
彼が1週間と感じていても、現世では10年という時が経過してて。
自分は17歳のまま(いや、動物だけど)なのに、どんどん年齢を重ねていくひろ美。
彼女はいつしか結婚して、母親になっていて・・・。
お馬鹿で爆笑なノリで描かれている大助の畜生道転生ですが、でもでも、そんなひろ美との時差を見ると・・・とても切なくなりました。
死んでしまった人と、残された人の時間の経過の違い。
なんだか、哀しかったです。
また、赤鬼のキラーKが現世に残して来た妻子も、年月の経過とともにいろいろと変化があって。
キラーKの物語も切なかったですね。
そして、何度も何度も転生を繰り返し、やっと、人間道で復活!?と思いきや。
・・・現実(?)は厳しい。
あんな形での人間道デビューは・・・嫌だな(--;;
あまりにお下品過ぎて、ちょっとここには書けませんが(笑)、せっかくの人間道デビューの大助、儚い命でしたね(^^;;
でも、何度も転生を繰り返し、自分の居なくなった未来を、好きな人のその後の人生を見て、段々と大助は変わってきます。
最初に地獄に来た時よりも、段々とお顔が凛々しくなっていくというか。カッコ良くなっていくのですよね。
もう幸せに暮らしているひろ美を見届けたので、キラーKのやり残したことを成し遂げる為に転生することにした大助。
そして、その目標を達成したときは、かっこ良かったですモン。
最初は、ほっっっんとうに冴えない高校生だったのに。
そういうところも感動ポイントでした。
終始、とにかくお馬鹿なノリで。ツッコミ所も多々。
大爆笑の連続だったのですが、でも、そんな中に、ほろりと泣けるところが要所要所にあって。
単なるコメディではなく、メッセージ性を感じましたです。
「生きる」ってどういうことなのか、そして、「死」とは何か。
天国とは?
地獄とは?
キラーKが生前に作っていた「天国」という歌の、「♪あなたが居れば、そこは天国」という歌詞に、色んなメッセージが込められていたような気がしました。
それから、ラストのラストでの主人公の選択も、ね。
見かけによらず(失礼!)、意外と深い映画だったかな。
でもでも、そんな難しいことを考えなくても、普通にコメディを楽しむノリで見ても、面白い作品ですし!
良かったです~っ。
宮藤官九郎が監督&脚本、地獄を舞台にした異色コメディということで、予告編を見た時から楽しみにしていました。
■映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』予告編
修学旅行で乗っていたバスが、谷底に転落するという事故に遭ってしまった高校生・大助。
彼が目を覚ますと、そこは、炎渦巻くまるで地獄のような世界・・・。
そう、そこは本当に地獄。
転落事故で亡くなった彼は、地獄へ落ちてしまったのでした。
同級生で片想い中のひろ美に、想いも告げないまま死んでしまった彼は大ショック。
けれども、輪廻転生で現世に戻れるということを知った大助は、再びひろ美に会う事を目標に、赤鬼のキラーKの指導と特訓を受けることになります。
果たして、大助は地獄から現世に戻り、片想いのひろ美に想いを告げることが出来るのか・・・!
というお話。
凄く面白かったです。
なんというか・・・かなり、お馬鹿なノリで高過ぎるテンション。
ホント、見ていて、地獄の住人たちにこっちの生気を吸い取られそうになるくらいの変なハイテンションでしたよ~。
私は面白かったけど、もしかしたら、このノリが苦手な人には合わないかも・・・?
登場人物たちの特殊メイクも凄いけど(もう、配役見てても誰が誰だか分からないw)、舞台となる地獄のセットも、玩具みたいで(笑)
全然リアルなお話ではないんだけど、でも、「死んでしまう事」とか「残された人の時間」とか、作品中に流れているテーマは、結構、リアルに感じました。
片想いの女の子に、告白することもなく、チューも出来ないまま、17歳という若さで死んでしまった主人公。
最初は、何も出来ないまま死んでしまったことにショックを受けるのですが、変なポジティブさがあって、で、輪廻転生して、片想いの女の子に再会することを目指すのですよね。
とはいえ。
現実(?)は厳しい。
私の好きなファンタジーの世界なら、死んでもまた人間として生まれ変わり、そして、再会し、前世の記憶に導かれて再びロマンスが~~~なんて展開が多いですが。
この作品では違います。
まず、輪廻と言っても、必ず、人間道に転生できるか分からない。
いや、寧ろ、人間として転生できるのはハードルが高いのですよね。
大抵は畜生道(^^;;
という訳で、大助は、動物となって生まれ変わり、動物の視線で、ずっとひろ美や、自分の知っている人たちのその後の人生を見守るハメになるのですよね。
しかも、地獄と現世では時差があるので。
彼が1週間と感じていても、現世では10年という時が経過してて。
自分は17歳のまま(いや、動物だけど)なのに、どんどん年齢を重ねていくひろ美。
彼女はいつしか結婚して、母親になっていて・・・。
お馬鹿で爆笑なノリで描かれている大助の畜生道転生ですが、でもでも、そんなひろ美との時差を見ると・・・とても切なくなりました。
死んでしまった人と、残された人の時間の経過の違い。
なんだか、哀しかったです。
また、赤鬼のキラーKが現世に残して来た妻子も、年月の経過とともにいろいろと変化があって。
キラーKの物語も切なかったですね。
そして、何度も何度も転生を繰り返し、やっと、人間道で復活!?と思いきや。
・・・現実(?)は厳しい。
あんな形での人間道デビューは・・・嫌だな(--;;
あまりにお下品過ぎて、ちょっとここには書けませんが(笑)、せっかくの人間道デビューの大助、儚い命でしたね(^^;;
でも、何度も転生を繰り返し、自分の居なくなった未来を、好きな人のその後の人生を見て、段々と大助は変わってきます。
最初に地獄に来た時よりも、段々とお顔が凛々しくなっていくというか。カッコ良くなっていくのですよね。
もう幸せに暮らしているひろ美を見届けたので、キラーKのやり残したことを成し遂げる為に転生することにした大助。
そして、その目標を達成したときは、かっこ良かったですモン。
最初は、ほっっっんとうに冴えない高校生だったのに。
そういうところも感動ポイントでした。
終始、とにかくお馬鹿なノリで。ツッコミ所も多々。
大爆笑の連続だったのですが、でも、そんな中に、ほろりと泣けるところが要所要所にあって。
単なるコメディではなく、メッセージ性を感じましたです。
「生きる」ってどういうことなのか、そして、「死」とは何か。
天国とは?
地獄とは?
キラーKが生前に作っていた「天国」という歌の、「♪あなたが居れば、そこは天国」という歌詞に、色んなメッセージが込められていたような気がしました。
それから、ラストのラストでの主人公の選択も、ね。
見かけによらず(失礼!)、意外と深い映画だったかな。
でもでも、そんな難しいことを考えなくても、普通にコメディを楽しむノリで見ても、面白い作品ですし!
良かったです~っ。