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★ベルの徒然なるままに★

映画、ゲーム、アニメ、小説、漫画・・・管理人ベルの、大好きな物をいっぱい集めた徒然日記です。

映画『テッド』

2013年02月07日 | 映画鑑賞記
昨日、見てきました、映画『テッド』の感想をば♪♪

てか、私、知らなかったのですが、この映画、超人気だったのですね(*^^*)

シネコンでも、大きなシアターで上映だったにも関わらず、お昼の部は完売。
私が見た、夕方からの部も、最前列などを除き、ほぼ埋まっていました。


人気の秘密は・・・・・なるほど。

凄く面白かったです(^m^)



■映画『テッド』予告編




あらすじは・・・というと。


1985年のクリスマスイヴ。

友達が出来ない、8歳の少年ジョンは、クリスマスプレゼントにもらったクマのぬいぐるみ“テッド”が本当にしゃべって友達なってくれるように、星に願います。

そして。

その願いは奇跡を起こし・・・。

クリスマスの朝、ぬいぐるみには魂が宿っていたのです。

以来、ジョンとテッドは大親友。

どんな時も一緒です。二人が一緒なら、雷だって怖くない!!

そして。

月日は流れ。。。。。。


27年という歳月が経ちます。



ジョン、35歳。

ぬいぐるみのテッドも・・・外見は可愛いテディベアのままですが、中身はすっかりオッサン。

うだつの上がらない生活をしているジョンでしたが、そんなジョンも、4年間付き合った恋人のロリーと真剣に結婚を考えるようになります。

しかし、テッドの存在が、二人の邪魔に!!??
そして、ついに、ロリーはジョンに、テッドを家から追い出して!と迫るのでした。








友達の出来ない独りぼっちの少年ジョンの唯一のお友達・・・クマのぬいぐみるのテッド。

ジョンは願います。

「君が本当にしゃべれたらいいのに・・・」

すると・・・。

少年の願いは奇跡を起こし、クリスマスの朝、クマのぬいぐるみに命が宿り・・・・・。



というと、何やら、夢のあるファンタジックなおとぎ話を想像しますが。


なんと言っても、この映画は、そういう綺麗なお話ではありません。


物語の舞台は、純粋な少年の切なる願いが奇跡を起こしてから27年が経った世界。

少年も中年に。

テディベアも中年に。。。

という、なんともシュールな設定。


し・か・も!!!!


クマのぬいぐるみのお話なのに、15歳以下は、見ちゃイヤ~ンなまさかの【R15】!!??



・・・という訳で。

映画の予告からも想像つきましたが・・・もう、全編に渡ってもう、お下劣なエロ下ネタ満載。

大麻をはじめ、ヤヴァいクスリもキメちゃいまくり。

AVかと見紛うばかりの、あんなシーン、こんなシーン。

もうアレがナニでソレで、にんともかんとも~~~。

でも。

クマちゃんのぬいぐるみなんです(キリッ)!!

クマちゃんなんですよっ。テディベアなんですよ。




物語としては、主人公のジョンの唯一のお友達・生きたぬいぐるみテッドも、彼と共に年を取り中年になり。

それでも二人は親友同士・・・なんですが。

ジョンが恋人との結婚を考えるようになった時、テッドの存在が微妙になってくる・・・・という感じ。

この辺は、映画『マペッツ』を思い出しました。
でもでも、『マペッツ』は、少年が大人になっても、お人形の心はいつまでも子供のままって感じで。
それゆえのギクシャクさを感じましたが。

『テッド』は、ぬいぐるみも一緒に年を取ってるからこそ、色々ヤヤコシイことになってるのですよね(笑)



とりあえず。

・・・なんというか、人間のジョンも、ぬいぐるみのテッドも、ダメダメなんですよ(^^;

特にジョンは、ホント、35歳にもなって、ダメダメ男で。
ガキのままというか、自分の仕事すらキチンと真面目に出来ない責任感の無さ。

そんな彼の恋人が、美人なエリートさん・・・というのが、少々不思議ではありましたが(^^;;

っていうか、わたし的には、ジョンのどこに恋愛感情を抱けるんだろう?と終始謎ではあったのです。


でも、映画を最後まで見てると・・・確かにジョンはダメなトコたくさんあるけど。
心根が凄く純真無垢なのですよね。
悪く言えば、ただのガキなんだけど。
でも、単純だけど、お人よしというか。決して、悪い人ではない。一生懸命で。

そういう子供みたいな純真な男性に、ヒロインのようなしっかりしたエリート女性は惹かれちゃうのかなぁとか思いましたです。

それに、子供の頃のぬいぐるみを(生きてるけど)、大人になっても大事に持ってる・・・って。なかなか出来ることではありませんよね。

ぬいぐるみ大大大好きな私としては、そういう「ぬいぐるみを大切にする」というところは、めっちゃ、ポイント高かったです(笑)



とにかく。

恋人と幸せに結婚をするために、悪友であるテッドと決別するジョン。

だけども、なかなか切れない二人の関係。

せっかくヒロインと良い関係を築こうとしても、「ここぞ!」という所でテッドを優先して、そのまま楽しい方へ楽しい方へ~と流されていくジョン。

やがて、そんなジョンにヒロインも愛想をつかし。

それが原因で、ジョンは、テッドに「お前の所為で、俺の人生は台無しだ!」って当たり散らし。この二人の長きに渡る友情にもヒビが入る訳ですが。


ですがね。


確かに、テッドも人に説教できるような立場じゃないけど。

でもでも、テッドって、凄く良いこと言うんですよ!!


ヒロインに振られたことをテッドの所為にするジョンに、

「全部俺が悪いのか? 仕事をサボったり、大切なパーティを抜け出したりしたのは、俺の所為か? 俺が無理矢理そうさせたのか? 確かに、仕事中にDVDを見ようと誘ったり、パーティの時に、自分の家に来いと誘ったりはした。でも、無理矢理だったわけじゃない。最終的に、自分で決めて俺のトコに来たのはジョンだ」


・・・みたいなことを言うのですよね。

これ、激しく納得。

確かに、ジョンが仕事をしてたり、大切なパーティに出席してる時に、「面白いDVDがある」とか「大好きな映画俳優が来てる」とかって、誘ったのはテッド。

でも、最終的に、仕事やパーティよりテッドのトコに行って楽しむ道を選んだのはジョン自身。

「お前が誘ったからだ!」

ってテッドを責めるのはお門違いだよね。


こういうのって、映画の話だけじゃなくて、実生活に色々当てはまると思う。

たとえば、「悪い友達に誘われて~」とかっていう話もよく聞くけど。
別に、友達が脅迫した訳でないのなら・・・最終的に悪いことしたのはその人自身だろうし。

また、自分自身に置き換えても。

物事が思い通りにならないのを他人の所為にして腹立てて・・・って私もあるけど。
でも、確かに、「それって本当に他人が悪いの?」って考えた時・・・・結構、自分自身に問題がある場合が多いのですよね。

ホント、テッドのこの言葉には、ハッとさせられましたです。

私も気をつけなきゃ。


・・・って、そんなテッドだけど。

もう、本当にむっちゃくちゃ、お下劣なオッサンですよ。


もうね・・・。

お家に風俗嬢は呼ぶは、大麻はやるは、スーパーマーケットでの仕事中に、仕事をサボって倉庫で若い女の子とアレしてるわ(--;;

っていうか。

わたし的には、スーパーのレジ台の上で、同僚の若い女の子を誘うシーンが凄すぎると思いましたです。
めっちゃ、ウケました。
ああいうシュール(?)なの、嫌いじゃないです。

予告編の映像でちょっとあるけど・・・・・あんなモンじゃないのですよ。

もうね、ハンドソープを○○に見立てて・・・・ねぇA^^;;
 
そして一言、「顔○はNGね」とorz

まるでAV(爆笑)

シアターもこのシーンでは、激しく湧いてました。

でも、一応(?)、可愛いクマちゃんのぬいぐるみだから・・・許す!!??


本当にセリフの端々や、シーンの一つ一つがシュールで。

てか、冒頭から飛ばしてましたよね。

少年時代の、友達が作れないジョンのシーン。

皆から苛められてるいじめられっ子が、自分がいじめられながらジョンを罵倒するシーンとか。可笑しすぎるだろっ。



そして。


私は、字幕版で見たのですが、英語のセリフと字幕を比較するのも面白かったです。

英語のセリフでは、外国の流行もののことを言ってるんだけど、そこは上手い具合に、日本の流行に置き換えたりしてて。「お前なんかより、くまモンの方が良い」とか(笑)
なかなかセンスの要る訳ですよね。



そしてそして。

この映画の魅力は、もう一つ。

一昔前のアメリカのサブカルチャー的なことがいっぱい出てくるのですよね。

あと、一昔前の映画ネタとか。

私も昔の映画は好きで結構見てるつもりたけど・・・タイトルしか知らないっていうの、多かったです。


あっ。

でも、私、『007』シリーズは殆ど全部見ているので、『オクトパシー』の歌とかはわかりましたですよ(^m^)



そうそう。

彼らが大好きな映画『フラッシュ・ゴードン』が実在の映画って知らなかったので、びっくりしました。

いや、あまりにも造りがアレだったので・・・てっきり、作中作だとばかり・・・。


なんか、カルト映画らしいですね。




まあ、全編通して、下ネタと、少々オタクな雰囲気のある作品ではありますが。

でもでも、ラストはジーンと来ました。


っていうか、私は、ホント、ぬいぐるみには心がある~って真剣に思ってるくらいのぬいぐるみ好きなので・・・誘拐されたテッドが子供に虐待されるシーンは見てて辛かった。

そして、あのスタジアムでの衝撃のシーンも(;;)

ぬいぐるみ好きとしては見てられなかったです(号泣)


でもでも。

最後はちゃんとハッピーエンドになるので、良かったです。

まあ予想通りといえば予想通りですが。


さらに、エンディングも、最後の最後まで笑わせてくれました。


個人的には、ヒロインのセクハラ上司が他界した、その詳細が気になります(爆)
そして、あの我儘坊やが大幅に減量したその後・・・って、ちょwwwww(爆)
ああ、スーパーマンも・・・ね。

本当に最後の最後まで色々やらかしてくれて、最後まで楽しむことができましたです。



お下品なオッサンぬいぐるみだけど・・・憎めない、やっぱり、可愛い、テッド。

下ネタに爆笑して、ラストはホロリ。

そして最後の最後でまた爆笑。


お下劣下ネタが苦手な人にはお勧めしませんが、平気な方は、絶対に楽しめると思います。



あっ。

そうそう。

シアターを出るとき、若い女の子二人組が、

「この映画、カップルで来たら、ちょっと気まずいよね」

みたいな会話をしていらっしゃいましたが・・・・・。

確かに。

付き合ってまだ日が浅いカップルさんには・・・ちょい気まずいかもしれませんね(^^;

・・・だって、ホント、エロネタのオンパレードだから・・・さ。そこら辺はお気をつけて(笑)