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★ベルの徒然なるままに★

映画、ゲーム、アニメ、小説、漫画・・・管理人ベルの、大好きな物をいっぱい集めた徒然日記です。

映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』

2012年11月30日 | 映画鑑賞記
公開から約1週間後の11月23日に見てきました『ヱヴァQ』(←こういう言い方をすると、なんか『オバQ』みたいってオットに言われたwww)

実は、既に、2回ほど通っちゃいました(*^^*)
これからも、出来れば、あと1、2回は通い続けたいと思ってますf^^;エヘヘ

という訳で。

映画を見た直後から、ずっと感想を書きたいなぁと思いつつ、あまりにインパクトのあるお話だったので。。。とりあえず2回目を見てからまとめよう・・・とか思って。

やっとUPです。

ではでは、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の感想、行ってみま~す♪


■『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』予告編



あらすじは・・・あまりにビックリする内容なので、秘密です(^b^)

とりあえず、なんというか、前作『破』の続き(いや、それは当たり前だけど)。
『破』のラスト、ニア・サードインパクトの後、初号機のポッドの中で眠り続けていたシンジが無事意識を回復した世界は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!?

という話ですね。



ネタバレにならないよう、反転仕様が書きますが・・・。

もしケータイから見られている方は、反転にならないのでお気をつけ下さいませ・・・!

スマホから見たら・・・・・・・どうなのでしょう。
私、スマホ持っていないので、分からないのですがm(__)m


ではでは。

以下、反転仕様ネタバレ感想です。
















ケータイでは反転になりませんので、お気をつけ下さいね(>_<)




【以下、反転で感想】






『破』のラストで、初号機ポッドの中に取り残されたまま、意識が戻らなかったシンジが、無事、目を覚まします。

そこでシンジが目にしたものは、敵と戦っているミサトやリツコ、また、弐号機に乗るアスカ。

自分が意識を失う前と何も変わっていない・・・皆、無事だったんだ、と最初は安堵するものの。
すぐに、彼は、激しい違和感を感じるのですよね。

自分が知らないところで、世界も、親しかった人達も、なんだか変わってしまっている・・・と。

それもそのハズ!!!!!


なんと、彼は14年間も眠り続けていたとのこと。


つまり、『破』のラストから14年も経過していたのですよ。


これは見ている私もビックリでした!!!!!

特に、冒頭は、14年も経過したという事実がなかなか明かされないので。

物語が始まると同時に、シンジが感じた違和感を、見ている側もモロに感じます。めっちゃ混乱しました。

ミサトも艦長になってるし。

リツコも髪型が変わってる。

何より、皆、シンジに対して冷たい。何も教えてくれない。

色々なことがあまりに違いすぎるので、『シュタインズ・ゲート』にハマっている私は、

「何? 何?? もしかして、ニア・サードインパクトの所為で、世界線変わっちゃった!!!???」

とか、真剣に考えたくらいです(笑)


そして、そんな感じで、「一体、何が起こったの!!??」とすっごく気になる中で明かされる、14年もの経過。

もうね、

エエエエエェェェェェ(゜Д゜)ェェェェェエエエエエ!!!!!!!!!!!

でした、はい。

シンジと一緒に、浦島太郎気分が満喫出来ましたですよ~。


因みに、アスカやマリの外見が変わっていないのは、ヱヴァの呪縛で年をとらなくなったから・・・とのこと。

カヲルもそのまま(まあ、カヲルの場合は、ちと違うかも~ですが)。


そして、世界も変わり果ててるのですよね~。

ネルフ本部もニア・サードインパクトによりボロボロになってるし。
なにより、ネルフの上にあった街・・・。
シンジ達が学校に通ったりと生活していた、その街が。

完全に壊滅してて、どうやら、人々も相当死んでしまったようですね。

確かに、完全に壊滅してて・・・あれじゃ、生存者も殆ど居なさそう・・・。

しかも、そのニア・サードインパクトが起こったのが、シンジ自身がトリガーになってしまった所為。

だから、ミサト達は、シンジに対して、「何もするな」って言ったのですよね。

そんな事実に混乱し絶望するシンジだけど。

映画の中でも、空白の14年のことが一切語られないので、見ている私達も、シンジと全く同じ気持ちを味わうことが出来ましたねA^^;;


ビックリしたというか、絶望の底に叩き落とされたというか。。。。。


でもでも。

この展開は、賛否両論いろいろあると思いますが。
なんというか、良くも悪くも期待を裏切る感じですよね。

アニメのお話でも、旧劇場版のお話でもない展開ですし。

私は嫌いじゃないです。

あまりに衝撃的すぎるし、絶望的だけど。

でも好き。

・・・なんというか。

今回の新劇場版って、4部作なのですよね。

つまり、それぞれが「起・承・転・結」になっている訳で。

この『Q』はちょうど「転」の部分。

物語の流れとして、「転」が大きければ大きいほど物語は面白くなると言うか、「結」に期待できるというか。

てか、今があまりに絶望的だから・・・この次こそは、希望があるのではないかなあ~と期待できるし(って、これで、また絶望的な結末だったら本当に絶望しかないけど、ね(^m^))。

それに、せっかくの「新」劇場版。

アニメや旧劇場版と全く同じ展開にしてもしょうがない・・・というか、「新」ならではの展開があった方が良いじゃないですかp(^^)q

物語のエピソード自体は違っていても、作品の根底にあるものが、アニメ版と同じであるなら良いじゃん良いじゃん♪♪・・・みたいな。


なので、私、今回の「Q」、もの凄く好きです。


ただ、やはり、展開が展開なので、少し淋しい部分も多々ありましたね。

まずミサトさん達があまり出てきませんし。
それに、ニア・サードインパクトの関係で、彼女達とシンジの間には大きな壁が出来ちゃってます。

あれだけ優しかったミサトさんが・・・・・・。
っていうのは哀しかった。

それに、前作『破』で、皆の間に絆みたいなのが生まれていましたよね。
それぞれが、やっと心を通わせ始めたというか。

そういう、これまでで築き上げてきたものが、悉く壊れてしまったようで。

じゃあ、これまで皆で築き上げたものは一体何だっだろう!?っていう虚しさとかはありました。

前作で指を傷だらけにしながら頑張ってお料理してたレイも、もう居ない・・・と思うと。
凄く哀しい。

まあ、レイ自体は、アニメ版でも描かれていたように、「代わりはいくらでも居る」存在なので。仕方ないかもしれないけど・・・。

でも、凄く哀しい。


そういう、これまで頑張ってきた彼ら、心を通わせていた彼ら、っていうのが「無い」ものになってしまった今回の世界。。。。。

そこは、本当に哀しいですね。


そして、そして。


ちょっと気になったコトが。


物語の中盤で、冬月がシンジに、お母さんの写真を見せてますよね?

その写真。

赤ちゃんシンジを抱いたシンジのお母さんに、向かい合うように写ってた女性・・・。

写真の右側、横顔だけがチラリ~とし写っていないのですがね。

赤縁のメガネに、ロングヘア。

・・・・・これって、マリに見えるんですけど??????

てか、最初に写真が出てきたとき、私、シンジ母子よりも、その女性が最初に目について。

「マリ?」

とか思っちゃいました。


それに、マリが色々と口ずさんでいる歌。

「365歩のマーチ」以外は知らないので、ちょっと調べてみたら。。。。

1970年代の流行歌なのですよね~。

ゲンドウのことも「ゲンドウ君」って言ってたし。
レイのオリジナル・・・つまりシンジの母のことも知ってるって言ってたし。
そして、ヱヴァの呪縛で年を取らない・・・という事実。


もしかしたら、マリって、ゲンドウ達よりずっとずっと年上なのかも知れないなあ~と推理。

っていうか、マリに関しては『破』の時から、少し違和感があって。

加持と喋っているときも、どことなく達観したような印象があって。
大人の男性である加持と対等・・・もしくはそれ以上な感じに見えたのですよね。
ティーンな女の子らしさがなかったというか。

なので、最初は、超IQが高い子なのかなぁとか思っていたのですが。

ヱヴァの呪縛で年を取らず、長~~いこと生きてきて、ずっと世界を見続けていた・・・というのなら、なんか、すごくシックリきました。

いや、あくまでも、私の想像ですが、ね(^^)b



それから、それから!

全体的に物凄く暗くて、絶望しかないような物語の中。


唯一、心温まるのが、カヲルとシンジの交流。

絶望的だったシンジが、ピアノの連弾を通じて、どんどんカヲルと仲良くなっていき、心を開いていくシーンは、凄く良かった。

そしてドキドキした(//▽//)

いやはや、カヲル・・・素敵すぎです。

っていうか、私、元々カヲル派ではなくて(笑)

ヱヴァのキャラの中では、加持リョージさんが一番好きだったのですよね。
やっぱり、圧倒的に大人の男性の魅力・・・というかで。
カヲルはまだ少年ですし。


しかし。
がしか~~~~し!!!!!

今回の映画で、めっきりどっぷりがっつり、カヲルの虜になってしまいました。

好きです、カヲル君(爆)

なんつーか・・・彼の台詞の1つ1つにドキドキしたのは、私だけではないハズ!!!!!

これで本格的にカヲシンに目覚めたら・・・・どうしてくれよう!!??


ミサトさんがシンジの首に付けた装置。。。。あれをカヲルが外してあげるシーンで物凄く心拍数が上がってしまった私は変でしょうか???orz


と、まあ、そんな良い雰囲気にあったカヲルとシンジだけに・・・・・・やっぱり、最後は絶望的なんですけどぉ(--;

でも、
「また会えるよ」
っていうカヲルの言葉・・・・信じたいです。


それにしても。

14年も経ってて浦島太郎状態なので仕方ない・・・とは言え。

今回のシンジの暴走ぶり、ガキっぷりも酷い。

ラスト、カヲルが、「嫌な予感がするから、槍を抜くのは止めよう!」って言ってるのに・・・・。シンジったら、もう、何も聞こえてません、周り見えてません状態だしね。

てか、前作でレイを助けようと暴走したときも、だけど。

シンジって、すぐに周り見えなくなって、暴走するのですよね。

1つの目的があったら、もうそれしか見えない、他人の忠告は聞かない・・・みたいな?

これを「ガキ」だと言ってしまえばそうなんだけど。

でも、シンジのそういう面って、きっと、それだけ、彼が常にギリギリのところまで追いつめられた精神状態にあるってことなのですよね。
余裕が皆無というか。

そう思うと、シンジも可哀相ですよね。あんまり責めたくない。

多分、いつもいつも、張りつめた状態なのでしょう・・・・・・。


とはいえ。

レイに対するあれやこれやの発言は、ちょっと酷いよ、シンジ君!!

今、彼の身近にいるレイが、彼の知っているレイでないと分かって以来、レイに冷たかったよね~。

てか、13号機でカヲルと出撃するときも、

「僕たち2人じゃないんだ(--;」

と、レイが援護するのを嫌がったり。

「あれは綾波じゃない」

って言ったり。

心ない言葉が多いぞ、シンジ君!

でもまあ、中学生だし・・・と思うと、仕方がないのかねぇ??


と、そんな感じで、『破』で心通わせてた皆が、バッラバラ~な印象の『Q』でしたが。

でもでも。

ラストのラスト。

アスカがシンジをヱヴァから助け出し、引っ張るようにして歩いていきましたよね。
そして、その後ろを付いていくレイ。

悪態を付きながら、それでも、シンジを引っ張ってくアスカ。
放心したままアスカに引きずられていくシンジ。
ちょっぴり自我が芽生えつつあるレイ。

そんな3人が、真っ赤になった大地を歩いていく・・・・・・。

その姿に、なんとなく、「まだ希望がある」、「この3人は、また仲良くなれる」・・・というのを感じたのですよね。

次回のラストで、そうなれれば良いなあ。


うん。

何度も言うようだけど、本当に暗くて、絶望職の強い、今回の『Q』。

でも、今が絶望の中にあるからこそ、次こそは希望の世界であって欲しい。

「ヱヴァンゲリヲン」・・・福音という名の通り、救いのある世界の到来であって欲しい。

シンジ達人類にとっても、また、鑑賞側の私達にとっても、「吉報」があって欲しいと願わずにはいられません。

次作も、とても楽しみです。

てか、次回の公開はいつですか??????