おぉきに。

気が向いたら読書感想を書き、ねこに癒され、ありがとうと言える日々を過ごしたい。

なんだかなあ…

2009-06-19 19:09:05 | F1のこと
F1。
来季の予算キャップ問題で、商業権保有団体と自動車レースの管理団体FIAとは別に参加チームで構成されるFOTAが反発、F1というカテゴリから離脱するんだFIA側はいやそんなことさせるかと揉めに揉めてるんですが。

とうとう、FOTAの方が分裂宣言、新シリーズを立ち上げるというリリースが出ましたよ……。<詳しくはこちら>

どこまでもファンは置いてけぼりやな……。

F1サーカスは世界中、特にヨーロッパではステータスもあるしスポーツとしての関心も高いけど、でもおんなじように世界中で人気のサッカーで、こんな話を聞いた事がない。

まあ開発からテストからドライバーの報酬までとんでもないお金がかかるのは特殊やろうし。
環境問題だエコカーだという現在の状況をみても、今までどおりのF1では理解されにくいことも分かる。
そのために、FIAが予算キャップという制限を設定したという原点はいいと思うんですよ。

ただ、その予算キャップを受け入れるチームと受け入れを拒否するチームとで、マシンのレギュレーションを違うようにするぞ、という脅迫は、やっぱり脅迫でしょう。
そんな姿勢でチーム側が納得できないのも道理。

それに。
FIAの中心人物というかぶっちゃけモズレー氏は、そんなことしたらファンがますます混乱するやろうことは視界の外らしい。
ファンはこれが腹立つ。

それでなくてもこのジイさんのせいで、毎年毎年レギュレーションがコロコロ変わるから、シーズン序盤の何戦かは覚えるだけでも大変やっちゅーの!

今シーズンに入ってから、今までは考えられなかった、フェラーリのチームラジオが公開されてるのも、古参チームのフェラーリとFIAがうまくいってないことの現れやろうし。


でもさー、モズレーのおっちゃん。

お金持ちチームがその潤沢な資金で勝てるマシンを開発するのは当然やろう。
弱小チームは、たとえばSUPER AGURIのように、ギリギリまで踏み止まって頑張ってきたやんかこれまでも。
予算キャップという条件を飲めへんからって、じゃあ今までF1を支えてきたチームを追い出して、このカテゴリに入りたくてうずうずしてたよく分からんチームがノロノロと走ってる、そんなF1を観たいというファンは少ないやろうよ。

これまでも会議だ協議だと妥協点を探り合ってたけど、いよいよ分裂必至ってことになったら…。
うーん、私はやっぱり、新しいカテゴリの方を観るやろうなあ。

えーと。
F1に興味が無い方に。
数年前に日本のプロ野球界でセリーグとパリーグがなくなってしまうかもー!と大騒ぎしてストにまで発展してしまった、あのときのようなことがフォーミュラ1でも起こってると思ってください。…まあ微妙に違うけども。

F1のすぐ下にはGP2というカテゴリがあるんですが、そこと混じりあうというわけではなく、サッカーでいうとJ1とJ2という区分けがなくなるというのともちょっと違う。

同じF1というレベルのカテゴリが事実上ふたつになる、ということは、ファンにしてみたらどっちが正規のF1なのか分からないんです。

日本史に必ず出てくる、南北朝時代みたいなもんです(すごいたとえ)
どちらに担がれた天皇も血筋は同じ、じゃあどっちが正統?というアレ。

FIAは自動車レース全体の管理団体。
当然細かいルールもココが決めます。
でも、実際走るのは、マシンを作るコンストラクターズ(チーム)であり、そこに所属するドライバーなんです。彼らがいなければ、F1は成り立たない。

一体どちらの言い分が正しいのか、長年観てる私でも一概には言えません。

今日からイギリスGPのフリーが始まってるはずなんですが。
ドライバーもピットクルーも集中できひんやろなあ…。

もうちょっと、ファンの方を向いた運営をしてほしいものです。

すいません。愚痴です。

それでは今日はこの辺で。

ごきげんよう。

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