おぉきに。

気が向いたら読書感想を書き、ねこに癒され、ありがとうと言える日々を過ごしたい。

ねこの里親さん緊急大募集!!

街ねこの保護活動をされている、《とわさんち》様 と、《ねこらいふ》様方にて、成猫の里親になってくださるかたを緊急大募集中です!どの子も遊ぶのが大好きな可愛い子たちです。子猫ももちろん可愛いけど、大人ねこだって大好き!というかたは、是非このブログの左サイドにあるブックマークから飛んで見てください!私からもお願いします、この子たちの里親さんになって、家族のあたたかさで包んであげてください!よろしくお願い致します☆☆☆ 

【おことわり】

このブログにある読書感想は、文庫書き下ろし作品を除いては基本的に単行本に準拠しています。(文庫化されていれば書影が文庫版になることもあります)。記事内にページや行数があるときは、単行本のものであることをご了承ください。

『明日は結婚式』

2021-11-25 21:28:37 | 本の話・読書感想
『明日は結婚式』 小路幸也 著(祥伝社)  遅ればせながら……というか感想書くまでに3回読みました。良いのか(再読することであれこれ思い出せる)悪いのか(感想(言葉)に瞬発力がなくなる) どーして感想書きづらかったかと言うと……日本中が良くも悪くも注目していた、宮家のお嬢さんのご結婚騒動が連日喧しくてですね……あの雰囲気とは正反対のみんなが幸せな結婚式前日の物語なので、誹謗中傷とかじゃなしにただ比較して書いてしまう読まれてしまう、という葛藤がががが。 もうその葛藤ごと飲み込んで書くしかないな、とようやく腹を括りました。まだ複雑ですけれども……。 . . . 本文を読む

『コンビニたそがれ堂異聞 千夜一夜』

2021-10-25 15:05:38 | 本の話・読書感想
『コンビニたそがれ堂異聞 千夜一夜』 村山早紀 著(ポプラ文庫ピュアフル) 諸事情により小説がほぼ読めなくなっていた日々のなかで、心がすり減ってしまうのが分かっていてその時の処方薬に、と大事に大事に寝かせておりました。そしてやっぱり疲れて感情が動かなくなってきたという自覚を持った時に、満を持して読み始めました。何度も何度も読み返して、そして我が家の猫達を思いっきりハグして嫌がられたりして、いろいろと考えながら、ようやく感想を書けるかな、というところまで戻ってこれたかなと思います。 . . . 本文を読む

『隠れの子 東京バンドワゴン零』

2021-08-05 15:27:12 | 本の話・読書感想
『隠れの子 東京バンドワゴン零』小路幸也 著(集英社文庫) 連載が始まった当初、TwitterとFacebookでの私的ファンクラブ@tbwfcの管理人一号さんが大興奮していらして、堀田家がどうとか、えええ何ですかそれは!って、最近連載追いかけられる持続力が無いわたしは新刊発売をそりゃあ楽しみにしておりましたよね。 東京バンドワゴンシリーズの、堀田家の、ご先祖様。ルーツ。の物語。なんと江戸時代。スマホもタブレットも堀田家の蔵にあるお宝のIT化もさらさらと出てくる東京バンドワゴン、シリーズのスピンオフは小路先生初の時代小説です。大変がっつりど真ん中の時代小説でびっくりしました。 . . . 本文を読む

『君と歩いた青春 駐在日記』

2021-07-24 17:00:00 | 本の話・読書感想
『君と歩いた青春 駐在日記』 小路幸也 著(中央公論新社) 〈駐在日記〉シリーズ第三弾ですね。装幀が梅雨から夏バージョンですね。  今回も雉子宮はのんびり長閑でした。みんな、昔から変わらない村の平和な日々を気持ちよく生きていました。優しくて大らかで。  読み終えたのはもちろんだいぶ前なんですけど、ちょっと思い立って前二作を立て続けに再読してから感想を書こうと思ったんです。そしたら、今作は結構テイストが違うなあって印象に変わって。はい。 . . . 本文を読む

『グッバイ・イエロー・ブリック・ロード 東京バンドワゴン』

2021-05-06 15:29:24 | 本の話・読書感想
『グッバイ・イエロー・ブリック・ロード 東京バンドワゴン』 小路幸也 著(集英社)  シリーズ十六作品目の最新作は番外編。そして過去二冊の番外編は堀田家の過去編でしたけど、今作はがっつり現代の堀田家。舞台はイギリス。はい、藍子さんとマードックさんのいる、もう一つの堀田家です。いやー楽しかった!今回も一気読み、幸せな時間でした。 . . . 本文を読む

『国道食堂2nd season』

2021-03-07 17:00:00 | 本の話・読書感想
『国道食堂2nd seasoon』 小路幸也 著(徳間書店)  遅くなりましたあああああ(スライディング土下座)  やっぱいいわ~~小路作品♡前作の時は続編の連載が始まるというお知らせはあって、でも連載を追いかけてなかったからどんなお話なのかは知らなくて、うん、今回も楽しかったです。  でね、前作以上に、実に小路さんらしいなあ……と思ったのでした。 . . . 本文を読む

『流星シネマ』

2021-01-04 19:45:44 | 本の話・読書感想
『流星シネマ』 吉田篤弘 著(角川春樹事務所)  好き!めっちゃ好き!今のわたしは、こういうお話を読みたかった!  というのを認識した作品でした。  ゴリゴリの本格ミステリももちろん大好物ですが、ほら、ご飯ばっかり続いたお腹が重い時にふっと今日はフルーツ盛り合わせでいいよね、っていろんな果物が順番にサーブされる感じ。あれ、余計にわかりにくい?  もともと吉田さんのお話は読むたびに好きー!って思うし肌に合ってるんだろうと思うんですが、このお話はリアルでいっぱい考えすぎてパンパンになってたわたしにとって滋味溢れるフルーツのような、体から発酵したガスが抜けてフルーツの香りが入ってきたような、そんな気持ちがしました。 . . . 本文を読む

『約束の猫』

2020-11-30 16:17:46 | 本の話・読書感想
『約束の猫』 村山早紀+げみ 著(立東舎) 猫です。世界は猫で出来てます。世界の優しいあったかい柔らかいは猫で出来てます。そんな御本です。 我が家の三匹、そして今は虹の橋にいる(既に生まれ変わって来ててお外猫の自由を満喫してまた虹の橋に戻ってるかもしれない)女王様。人間を好きでいてくれているのか、不自由無い暮らしのために人間よもっと働けと思ってるかは分かりませんが、ともかく今日も元気で可愛くいてくれてありがとう。 . . . 本文を読む

『心にいつも猫をかかえて』

2020-10-02 18:33:42 | 本の話・読書感想
『心にいつも猫をかかえて』 村山 早紀 著(エクスナレッジ) 意外にも、村山先生のエッセイ集というかエッセイ本ってこれが初めてなんだそうです。ミステリ界隈ではあれやこれやでエッセイがちょいちょい出るので--(作家さんにもよりますが……)もうすっすり大作家さんとなられている村山先生にエッセイ集が無かったのは、まぁ児童文学というジャンルに創作論だの何だのというのは需要がないというかぶっちゃけ野暮なのかも……。この御本にしても最初から最後まで猫のことだけですし、猫と長崎をテーマに短編があるしで、猫好きにはたまらない一冊でした。 . . . 本文を読む

『未知の鳥類がやってくるまで』

2020-09-12 14:42:03 | 本の話・読書感想
『未知の鳥類がやってくるまで』 西崎 憲 著(筑摩書房)  『世界の果ての庭』や『蕃東国年代記』などですっかり魅了された西崎ワールド。待ってましたの短編集です。  いやもうねぇ、わたし達人間が人間のままで人間の制限の中で見る不思議な世界、そんな感じ、としかわたしの語彙力が無いのが悔しい。 日常が少ししんどい時、こういう空想は自分を勇気づけるような気がします。 . . . 本文を読む