ストーリーも、原作をほぼ端折ることなく、ラストまで。二部構成で。トータル二時間半弱だったかな?
アニメに準じたキャラ設定だったので、ビジュアルとしてもなじみのあるものでした。
主人公の矢三郎役、武田航平くん。
メロスに続き、出ずっぱりの主役。お疲れ様でした。
阿呆の血を色濃く継いだ三男坊が、超サワヤカな青年で(笑)。
ということで、セリフが多くてぎゅうぎゅうづめだったのでしょうがないんですが、ところどころセリフが早過ぎて聞き取れなかったので、なんか違うお芝居で落ち着いた役の武田くんを観てみたいなと思います。
女子高生に化けた矢三郎役&海星役の新垣里沙ちゃん。元モー娘。のメンバーなんですよね。
わたし、昔も今もモー娘。にぜんぜん興味ないんですが、卒業したメンバーのうち何人かが舞台を中心に女優として活躍してると知って、で今日彼女をナマで見て。
ひょっとしてモー娘。って、芸能スキル高い?アイドルやめても、もちろんボイトレしての成果があるにしても歌がうまくて、ていうことは耳がいいんですよね、で演技もできる。今、全盛の○K△数字のお嬢さんたちのようにソロで歌わせたら放送事故になってしまうようなこともモー娘。出身だったらたぶんないのかも。見直した。
矢三郎くんが化けた女子高生役で、中身が男なことをちゃんと脚の曲げ具合とか声を低くするとかで表現できてて、海星ちゃんとの演じ分けできてて。可愛かった。
衣装、ワンピースの下のタイツの色が最初疑問だったんですが、あれ、武田くんの衣装のチノパンの色に合わせてたのね。ほうほう。
大ちゃんの矢一郎さんはさすがに歌うますぎ。ミュージカルに慣れてるなっていうのが良く分かる。
歌っててもセリフでも、声がよく通る通る。所作もいちいち綺麗で指先から足のつま先まで神経が行き届いてるなあって。コミカルな部分もきまってて。ほくほくw
虎の咆哮が聞こえてくるとドキドキするし、狸だっこしてる姿でさえイケメンだ!(←だっこはちょっと違う)
そして裾からチラリのナマ脚が(以下、自己規制)
蛙の矢二郎兄さん役、奥田努さん。
いやーんツボった~~www
蛙として達観?諦観?かな、してる表情がめっちゃイイ!井戸の中からしばらくぶりに出てきて、兄弟の肩にのっかってる蛙の動きのいちいちが可愛い♪♪
偽叡電のあのシーン、矢二郎さんの一番の見せ場ですが、それまでずっと蛙かぶってお芝居してる姿を見てるので、パンタグラフかぶっててもぜんぜん違和感なかったという(笑)
矢四郎くん役、藤原薫くん。
なるほどマスコットだこの子(笑)
ぐりぐりしたい可愛さwww
アニメ放映時、携帯の充電ができるんだよーという矢四郎くんの特技を見て、綾辻先生が「矢四郎くんが欲しい(要約)」とツイートされてたのを思い出しました(笑)
わたしは、もう家にこの子がいてくれるだけでいいですw
歌うまいし、頼りない感じもいいし、ピッタリ嵌まってた。
で、下鴨四兄弟の偉大な母上様。樹里咲穂さん。
さすが元ジェンヌ。
母上様としての姿はもちろんですが、やっぱり「タカラヅカに憧れて男装の麗人に化ける」という役に元ジェンヌの樹里さんというメタっぷりが神。
アニメより良かったかもしんない。
四人の息子を見守る母っていうのが、親馬鹿に見えないの。美しくて母性が溢れてた。
弁天役、佐藤美貴さん。
一番、アニメに近いなーと思いましたよ。
それにしても歌声透き通ってて腰抜けた☆
弁天としての孤独がひしひし伝わってくるあの歌声、びっくりしたわ。
何考えてるのか分からない弁天としての表情と、淋しげな様子と、赤玉先生をめろめろにした可愛い女の子としての表情と。
難しい役だったんと思うんですけど、見事に弁天でした。
赤玉先生役、久保酎吉さん。
ヤな爺さんで可愛かったわー(笑)
終盤の大暴れシーン、それまでの鬱屈が吹っ切れて如意ヶ嶽薬師坊としての誇りが戻ってきたのが伝わってくるあの姿。
久保さんがカンパニーの要だったんじゃないかな、と感じました。
すごい存在感だった。
さてさて。
金閣・銀閣役というか、夷川一家というか、もう一人で何役やってはったのか数えられないくらいだった、ABCトリオ。
小手伸也さん、小林至さん、成清正紀さん。
前回のメロスのときもそうでしたが、このカンパニーはこのお三方がいないと回らないんですよねえ。
まさに大車輪の大活躍。
猫好き猫飼いだから余計にツボった、小手さんの猫!デカイんやけど可愛いわーw
ほかにも、
タクシーの後部座席も役のひとつで、桜の枝からビリヤードの球からもう(笑)
一番愉しませていただいたのがこのお三方でしたね、うん。
天狗の仮面、狸のぬいぐるみ?、毛玉(笑)、流しそうめん、などなどチープさを逆手にとって多少の違和感を勢いで押し切ってるしwww
カラクリ人力車の車夫(これがまためちゃめちゃ上手い!)、
金曜倶楽部の面々を兼ねてる下鴨一家のキャストさんもいたしね。
あ、淀川先生はキャスティングされてなかったですね。原作ではある意味、母上との因縁から一番のキーパーソンなんですが、淀川先生がいなくてもぜんぜん不自然には感じませんでした。演出うまい。
役者さん、そんなに多くないんですよ、それなのにめっちゃぎょうさん舞台上に居てはるような錯覚を見る、それくらい役の演じ分けと演出がお見事でした。舞台裏では修羅場だったと思いますが(苦笑)
本当、愉しませていただきました!
終演後、キャストさん全員が登壇してのアフタートークがあったんですが。
あれ、またしても字数が……?
もうひとつ記事分けます。長くなってすみませんすみません!
アニメに準じたキャラ設定だったので、ビジュアルとしてもなじみのあるものでした。
主人公の矢三郎役、武田航平くん。
メロスに続き、出ずっぱりの主役。お疲れ様でした。
阿呆の血を色濃く継いだ三男坊が、超サワヤカな青年で(笑)。
ということで、セリフが多くてぎゅうぎゅうづめだったのでしょうがないんですが、ところどころセリフが早過ぎて聞き取れなかったので、なんか違うお芝居で落ち着いた役の武田くんを観てみたいなと思います。
女子高生に化けた矢三郎役&海星役の新垣里沙ちゃん。元モー娘。のメンバーなんですよね。
わたし、昔も今もモー娘。にぜんぜん興味ないんですが、卒業したメンバーのうち何人かが舞台を中心に女優として活躍してると知って、で今日彼女をナマで見て。
ひょっとしてモー娘。って、芸能スキル高い?アイドルやめても、もちろんボイトレしての成果があるにしても歌がうまくて、ていうことは耳がいいんですよね、で演技もできる。今、全盛の○K△数字のお嬢さんたちのようにソロで歌わせたら放送事故になってしまうようなこともモー娘。出身だったらたぶんないのかも。見直した。
矢三郎くんが化けた女子高生役で、中身が男なことをちゃんと脚の曲げ具合とか声を低くするとかで表現できてて、海星ちゃんとの演じ分けできてて。可愛かった。
衣装、ワンピースの下のタイツの色が最初疑問だったんですが、あれ、武田くんの衣装のチノパンの色に合わせてたのね。ほうほう。
大ちゃんの矢一郎さんはさすがに歌うますぎ。ミュージカルに慣れてるなっていうのが良く分かる。
歌っててもセリフでも、声がよく通る通る。所作もいちいち綺麗で指先から足のつま先まで神経が行き届いてるなあって。コミカルな部分もきまってて。ほくほくw
虎の咆哮が聞こえてくるとドキドキするし、狸だっこしてる姿でさえイケメンだ!(←だっこはちょっと違う)
そして裾からチラリのナマ脚が(以下、自己規制)
蛙の矢二郎兄さん役、奥田努さん。
いやーんツボった~~www
蛙として達観?諦観?かな、してる表情がめっちゃイイ!井戸の中からしばらくぶりに出てきて、兄弟の肩にのっかってる蛙の動きのいちいちが可愛い♪♪
偽叡電のあのシーン、矢二郎さんの一番の見せ場ですが、それまでずっと蛙かぶってお芝居してる姿を見てるので、パンタグラフかぶっててもぜんぜん違和感なかったという(笑)
矢四郎くん役、藤原薫くん。
なるほどマスコットだこの子(笑)
ぐりぐりしたい可愛さwww
アニメ放映時、携帯の充電ができるんだよーという矢四郎くんの特技を見て、綾辻先生が「矢四郎くんが欲しい(要約)」とツイートされてたのを思い出しました(笑)
わたしは、もう家にこの子がいてくれるだけでいいですw
歌うまいし、頼りない感じもいいし、ピッタリ嵌まってた。
で、下鴨四兄弟の偉大な母上様。樹里咲穂さん。
さすが元ジェンヌ。
母上様としての姿はもちろんですが、やっぱり「タカラヅカに憧れて男装の麗人に化ける」という役に元ジェンヌの樹里さんというメタっぷりが神。
アニメより良かったかもしんない。
四人の息子を見守る母っていうのが、親馬鹿に見えないの。美しくて母性が溢れてた。
弁天役、佐藤美貴さん。
一番、アニメに近いなーと思いましたよ。
それにしても歌声透き通ってて腰抜けた☆
弁天としての孤独がひしひし伝わってくるあの歌声、びっくりしたわ。
何考えてるのか分からない弁天としての表情と、淋しげな様子と、赤玉先生をめろめろにした可愛い女の子としての表情と。
難しい役だったんと思うんですけど、見事に弁天でした。
赤玉先生役、久保酎吉さん。
ヤな爺さんで可愛かったわー(笑)
終盤の大暴れシーン、それまでの鬱屈が吹っ切れて如意ヶ嶽薬師坊としての誇りが戻ってきたのが伝わってくるあの姿。
久保さんがカンパニーの要だったんじゃないかな、と感じました。
すごい存在感だった。
さてさて。
金閣・銀閣役というか、夷川一家というか、もう一人で何役やってはったのか数えられないくらいだった、ABCトリオ。
小手伸也さん、小林至さん、成清正紀さん。
前回のメロスのときもそうでしたが、このカンパニーはこのお三方がいないと回らないんですよねえ。
まさに大車輪の大活躍。
猫好き猫飼いだから余計にツボった、小手さんの猫!デカイんやけど可愛いわーw
ほかにも、
タクシーの後部座席も役のひとつで、桜の枝からビリヤードの球からもう(笑)
一番愉しませていただいたのがこのお三方でしたね、うん。
天狗の仮面、狸のぬいぐるみ?、毛玉(笑)、流しそうめん、などなどチープさを逆手にとって多少の違和感を勢いで押し切ってるしwww
カラクリ人力車の車夫(これがまためちゃめちゃ上手い!)、
金曜倶楽部の面々を兼ねてる下鴨一家のキャストさんもいたしね。
あ、淀川先生はキャスティングされてなかったですね。原作ではある意味、母上との因縁から一番のキーパーソンなんですが、淀川先生がいなくてもぜんぜん不自然には感じませんでした。演出うまい。
役者さん、そんなに多くないんですよ、それなのにめっちゃぎょうさん舞台上に居てはるような錯覚を見る、それくらい役の演じ分けと演出がお見事でした。舞台裏では修羅場だったと思いますが(苦笑)
本当、愉しませていただきました!
終演後、キャストさん全員が登壇してのアフタートークがあったんですが。
あれ、またしても字数が……?
もうひとつ記事分けます。長くなってすみませんすみません!