おぉきに。

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舞台「有頂天家族」観劇その1

2014-02-09 02:12:08 | 日記
原作もちろん読んで、昨年アニメを愉しんだ『有頂天家族』、この年明けから、七変化音楽劇「有頂天家族」として舞台化されまして、東京公演のあと、なんと原作からすると凱旋になるのかな(笑)、京都公演も開催されることになりまして。
この発表は最初、夜の一回だけだったんで、主婦はそんな夜になかなか出られへんしーとハナから諦めてましたが、その後お昼に追加公演があるということで、ダメもとで申し込んでみたら予約通っちゃいまして(笑)
年末のあの我が家の騒動がまだ顕在化する前だったので、呑気に2/8(土)のスケジュール空けてました。そしたらてんやわんやになってどうしようかと思ったけど、チケット代高かったしっ。最悪の事態は避けられそうなので、じゃあいいかー、と一人でのんびり観劇に出かけました。

という前口上。



マチネの一回だけの観劇でしたけど、楽しかったー!
リピーターさんが多いのわかる。
今日の京都劇場も、東のイントネーションがあちこちから聞こえてきてたし。はるばる京都までようお越しやす。雪がそんなに降らなくてなにより。

その前に、事前にニコ生で配信された、前作の「詭弁 走れメロス」の舞台を見ました。
どんな感じなのかなーと。
よくやったねえ!これ。
いやなんかもう(笑)
森見さんが体悪くしたの、なんとなく分かる気がしたwww

で、アレよりさらにパワーアップと聞いて。
どきどきしたわー。

わたしは、渡辺大ちゃん目当てでした。こないだのタクミくんシリーズ完結巻の感想とかでお分かりでしょうけど。
あ、そうだ、あの『Station』の感想のPVとIP数がとんでもないことになっとります。めっちゃビビってます。ファン多いのを改めて実感しました。
ま、そんなわけで、初めてナマで渡辺大ちゃんを見られると思うともうどきどきするでしょそりゃ。

が。
ごめんわたしナメてたかも。
全キャストさん素晴らしいわ!
大ちゃん目当てだったはずが、蛙の矢二郎兄さんにトキメクとはどういうことだ☆
いや、大ちゃんもよかった。特に、着流しの裾が割れて覗くナマ脚に目が釘付けですよもう不審者でしかない。

原作を読んだ人だけじゃなくて、アニメで初めて『有頂天家族』を知った人もいただろうし、ご贔屓の役者さんが出るってことで観に来て初めて『有頂天家族』に触れた人もいたでしょう。
わたしは原作は新刊発売当時にもちろん読んでるし、昨年はアニメでたいへん愉しませてもらったし(京都人に特にウケが良かったという珍しいアニメだったと思う)、逆に、これどうやって舞台化するんやろう……特に納涼船とか偽叡電とか、見所がいちいち舞台化するには難易度高めやん、と思ってました。
でも、前回の「詭弁 走れメロス」を観て、ある程度はイメージできる部分もあった。京都の町を逃げ回るのに、市バスとか阪急の駅も含めてすごいブラボーなエア京都やった♪くいっくいっと向き変えて走ってるだけやのに、どこらへん走ってるのか京都人はちゃんと分かった。なので。
この演出家さんやったらうまいことしはるやろ、と。
うん。うまいことしはりましたねえ(笑)

今回の有頂天家族は、ステージが三階建て?になってて、縦の移動で物語が見えるようになってた。空も飛ぶんやけど、ちゃんと飛んでた(笑)
偽叡電も、ああだからこういうセットになったのかーと逆算の納得。
井戸の矢二郎兄さんの蛙も、本当に井の中の蛙だったし。

つらつら思い返してみるに、演出家さん、この原作をまず平地と山の中と空中の三つのプロットに解体して、それぞれのプロットのシーンの高さを揃えて、三つの高さを今度はあみだくじの要領で横に繋げて再構成していったんじゃないのかな、と思う。あの複雑な動線をセットでルート化するのは単純化した骨格があったほうが組み立てやすいんやないかな。

稽古の頃のツイートで役者さんが、稽古場に京都の地図を貼って、呼び慣れない地名を確認しながら稽古しててなんかもう京都の町を何周もしてるはず、みたいなことツイートされてましたが。
わかるわー(笑)
大変やったと思う。
関西出身の役者さんならともかく、東の方出身の役者さんには地名とか通の名前覚えるだけで一苦労やったんちゃうかな。
いやお見事でした。

あれ。
長くなりそうなので、記事を分けますね(汗)




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