奈良県桜井市市立図書館で開催されている、図書館フェスティバルのひとつに有栖川先生の講演会があって、いつもの追っかけ仲間でいそいそと馳せ参じました。
ランチして、図書館どこー?と迷いながら(苦笑)なんとか到着。市立図書館というわりに、なぜ研究室とかめっちゃくちゃ立派できれいな施設があるんだろう。とにかく綺麗なホールでした。木の香りがさわやかで天井が高くてピアノリサイタルもできる図書館……。
一時間半の講演でしたが、また長くなりそうなので、いくつかに分けますねー。
ホールでお馴染みkujiraさんともこんにちは。
壇上にはマイクもスタンバイおっけい。
参加者は女性が多かったことは多かったですが、サイン会とかに比べると男性も多め。図書館のイベントだからかな。
そして時間。お待ちかねの有栖川先生の登場ですー!88888888
主催者の図書館の、副館長さんかな、申し込みしたときの予約受付完了メールにお名前があったから…、で有栖川先生のご紹介がありまして。
いよいよ有栖川先生が壇上に上がられました。
お天気もよくないなかをたくさんのかたにお越しいただいてありがとうございます。
もっとこじんまりしたイベントかと思ってたんですけどね(苦笑)
今日は、一時間お話しさせてもらって、のこり30分を質疑応答というかたちで皆さんからの質問にお答えしていこうと思います。
で、その質疑応答でいつも聞かれることを先にお話ししますけど。
「なぜ、そのお名前なんですか?名前の由来はなんですか?」と言われるんですけどこのペンネームについて。たいしたことじゃないんですけどね。
さっき紹介していただいたなかにもありましたように、私は京都の同志社に行って推理小説研究会というところに入って、でもそんなたいしたことはしてないんですよ、同好の士で本の感想を言い合ったり、本の貸し借りをしたり、休みのときにはボウリング行こうかーとボウリングに行ったり、年に一回雑誌を作って小説を書いたり書評や批評をしたり遊びをしたりして。
で、先輩方が雑誌にペンネームで投稿して、じゃあ自分も何かペンネームを、と考えたときに、同志社の向かいに京都御所がありまして、御苑ですかね、広い苑内に御所があるという。
で、まわりには昔、貴族のお屋敷が立ち並んでたんですよね、近衛とか九条とか。そんな中に有栖川宮邸跡、というのがありまして、川とか有栖川駅とか地名にはなってるんです、で、まあ京都の学校に通ってる記念に、と思って有栖川にしようかと。
次に下の名前ですが、何つけても合わないんですよね。で、いっそ有栖川有栖にしようと。不思議の国のアリスのような。不思議の国のアリス、好きですしね。つくりものみたいで。
推理小説はつくりもの、拵えものです。よく拵えたな、という。
29歳で本を出すときに、それ(学生時代に考えたペンネーム)でいいんじゃないか、と編集部長さんに言われて、使うことにしたんです。
今日の講演の、「読む喜び、書く楽しみ」ですが、「読む楽しみ、書く喜び」と入れ替えてもどっちでもいいんです。読むのは生きがいですし。
11歳から小説を書いてるんですが、ものを書くのは好きなので、読むことと書くことは一致してるんです。
小説家になった人って、、いつ小説家になろうと思ったかって、決まってないんですよね。
最近話題の田中将大さん、七年間で百数十億円の契約とか、あとサッカー選手がイタリアで活躍とか。そういう人たちは、11歳のときには既にプロ野球選手になろうとかJリーガーになろうとか、早い段階から、既に夢を持ってたはずですよね。まあ、中学高校時代にそう思った人も中にはいるでしょうけど。
作家の場合。
大学のときに一所懸命書いてデビューした人もいれば、定年退職してから書いてデビューした人もいるし、専業主婦だった人がコンテストに応募してデビューということもあります。
そして私みたいな人もいる、子供の頃から作家になりたかった。
11歳の時にシャーロック・ホームズを読んで面白いなあ、と思って。
作文書くの、好きでした。
そもそも、本が好きで、絵本やおもちゃを読んで幼稚園で芽生えて、お話を作りたいと思った。
皆さん、生まれて初めて覚えた出版社ってどこですか?
たぶん、小学館ですよね?小学一年生とかで。あと、学研、児童向けでいうとポプラ社、少年マガジンから講談社というのも。
私は光文社でした。カッパノベルスとか出してて。
幼稚園のときに私が見たのが鉄腕アトムや鉄人28号。アニメ初期の頃で、動きがカクカクしてたんですよね。
で、アトムとか鉄人28号とか、原作があるんですよね。アニメよりも原作の方が面白いし、エッセンスが詰まってるんです。
A4の単行本をお小遣い貯めて、買ってました。
新刊が出るという情報を知って、本屋さんに行ったら「発売は明日」と言われて幼稚園の子やから呆然と立ち尽くしてたのを、今でも覚えてます。
マンガを読んで、アトムとか28号の別バージョンを考えてた記憶があるんです。
少年マガジンも、小学生のときに。でも漢字が読めないんですよね、まだ。それでもその漢字を想像して読むとか。
(続きます)
ランチして、図書館どこー?と迷いながら(苦笑)なんとか到着。市立図書館というわりに、なぜ研究室とかめっちゃくちゃ立派できれいな施設があるんだろう。とにかく綺麗なホールでした。木の香りがさわやかで天井が高くてピアノリサイタルもできる図書館……。
一時間半の講演でしたが、また長くなりそうなので、いくつかに分けますねー。
ホールでお馴染みkujiraさんともこんにちは。
壇上にはマイクもスタンバイおっけい。
参加者は女性が多かったことは多かったですが、サイン会とかに比べると男性も多め。図書館のイベントだからかな。
そして時間。お待ちかねの有栖川先生の登場ですー!88888888
主催者の図書館の、副館長さんかな、申し込みしたときの予約受付完了メールにお名前があったから…、で有栖川先生のご紹介がありまして。
いよいよ有栖川先生が壇上に上がられました。
お天気もよくないなかをたくさんのかたにお越しいただいてありがとうございます。
もっとこじんまりしたイベントかと思ってたんですけどね(苦笑)
今日は、一時間お話しさせてもらって、のこり30分を質疑応答というかたちで皆さんからの質問にお答えしていこうと思います。
で、その質疑応答でいつも聞かれることを先にお話ししますけど。
「なぜ、そのお名前なんですか?名前の由来はなんですか?」と言われるんですけどこのペンネームについて。たいしたことじゃないんですけどね。
さっき紹介していただいたなかにもありましたように、私は京都の同志社に行って推理小説研究会というところに入って、でもそんなたいしたことはしてないんですよ、同好の士で本の感想を言い合ったり、本の貸し借りをしたり、休みのときにはボウリング行こうかーとボウリングに行ったり、年に一回雑誌を作って小説を書いたり書評や批評をしたり遊びをしたりして。
で、先輩方が雑誌にペンネームで投稿して、じゃあ自分も何かペンネームを、と考えたときに、同志社の向かいに京都御所がありまして、御苑ですかね、広い苑内に御所があるという。
で、まわりには昔、貴族のお屋敷が立ち並んでたんですよね、近衛とか九条とか。そんな中に有栖川宮邸跡、というのがありまして、川とか有栖川駅とか地名にはなってるんです、で、まあ京都の学校に通ってる記念に、と思って有栖川にしようかと。
次に下の名前ですが、何つけても合わないんですよね。で、いっそ有栖川有栖にしようと。不思議の国のアリスのような。不思議の国のアリス、好きですしね。つくりものみたいで。
推理小説はつくりもの、拵えものです。よく拵えたな、という。
29歳で本を出すときに、それ(学生時代に考えたペンネーム)でいいんじゃないか、と編集部長さんに言われて、使うことにしたんです。
今日の講演の、「読む喜び、書く楽しみ」ですが、「読む楽しみ、書く喜び」と入れ替えてもどっちでもいいんです。読むのは生きがいですし。
11歳から小説を書いてるんですが、ものを書くのは好きなので、読むことと書くことは一致してるんです。
小説家になった人って、、いつ小説家になろうと思ったかって、決まってないんですよね。
最近話題の田中将大さん、七年間で百数十億円の契約とか、あとサッカー選手がイタリアで活躍とか。そういう人たちは、11歳のときには既にプロ野球選手になろうとかJリーガーになろうとか、早い段階から、既に夢を持ってたはずですよね。まあ、中学高校時代にそう思った人も中にはいるでしょうけど。
作家の場合。
大学のときに一所懸命書いてデビューした人もいれば、定年退職してから書いてデビューした人もいるし、専業主婦だった人がコンテストに応募してデビューということもあります。
そして私みたいな人もいる、子供の頃から作家になりたかった。
11歳の時にシャーロック・ホームズを読んで面白いなあ、と思って。
作文書くの、好きでした。
そもそも、本が好きで、絵本やおもちゃを読んで幼稚園で芽生えて、お話を作りたいと思った。
皆さん、生まれて初めて覚えた出版社ってどこですか?
たぶん、小学館ですよね?小学一年生とかで。あと、学研、児童向けでいうとポプラ社、少年マガジンから講談社というのも。
私は光文社でした。カッパノベルスとか出してて。
幼稚園のときに私が見たのが鉄腕アトムや鉄人28号。アニメ初期の頃で、動きがカクカクしてたんですよね。
で、アトムとか鉄人28号とか、原作があるんですよね。アニメよりも原作の方が面白いし、エッセンスが詰まってるんです。
A4の単行本をお小遣い貯めて、買ってました。
新刊が出るという情報を知って、本屋さんに行ったら「発売は明日」と言われて幼稚園の子やから呆然と立ち尽くしてたのを、今でも覚えてます。
マンガを読んで、アトムとか28号の別バージョンを考えてた記憶があるんです。
少年マガジンも、小学生のときに。でも漢字が読めないんですよね、まだ。それでもその漢字を想像して読むとか。
(続きます)