『夏のジオラマ』 2011-07-04 18:18:35 | 本の話・読書感想 『夏のジオラマ』 小路幸也 著 (集英社みらい文庫) 小路さんのこれまでの作品の中で、どちらかというと小学校高学年~中学生くらい向けの作品といえば、『キサトア』と『僕たちの旅の話をしよう』、もうちょっと年齢層が上がるけど『そこへ届くのは僕たちの声』や『わたしとトムおじさん』も女子中学生くらいなら楽しめると思います。でも基本、大人の読者を意識した展開というかそういうことにはかわりなく。 ところがこの新作は、真っ向子ども達勝負! 子ども達が楽しめるように、そしてちょっと立ち止まって考えることもできるように、小路さんらしい目配りの効いた、完全ジュブナイル。見た目は大人、中身はお子ちゃまのワタクシも子どものつもりで読みました(笑) 過激な描写も男女の痴情のもつれもなく(おい)、夏休みに友達と思いっきり遊びたくなること間違いなしvの爽やか~なお話でした。 . . . 本文を読む