高視聴率を記録した朝の連続テレビ小説「カーネーション」の一場面。ヒロインを尾野真千子さんが演じた＝ＮＨＫ提供
３月３１日に終了したＮＨＫ連続テレビ小説「カーネーション」の平均視聴率が関西地区で１９・６％（関東１９・１％）だったことが、ビデオリサーチ社の調べでわかった。
過去１０年では、２００２年の「まんてん」の２０・１％に次ぐ高さ。最高視聴率は１月２３日の２２・７％（関東は同２８日の２５・０％）、最終回は１９・０％（同２３・３％）だった。
世界的なファッションデザイナー・コシノ３姉妹の母で、０６年に９２歳で亡くなった小篠綾子さんをモデルにした「小原糸子」の一代記。従来の清く正しいヒロイン像とは異なり、威勢が良くて少々短気、時に啖呵(たんか)を切る糸子の青春期から壮年期までを、尾野真千子さんが生き生きと演じ、「朝から元気をもらえる」と人気を集めた。
ドラマの進行に合わせてＮＨＫには多くの反響も。成人した姉妹役の女優３人と尾野さんの実年齢が変わらないために「親子に見えない」、尾野さんから夏木マリさんへの交代当初には「交代しないでほしかった」などの声があったという。
（2012年4月2日18時07分
読売新聞）
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