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「ミッドナイト詩人、クレージーなエッセイをさわやかに綴る」

詩人、俳人、時遊人が、居眠りしながら真剣に書き綴る。
世の中の奇人・変人に警告する「直ちに悔いを改めよ!」

ある現場での会話

2008-07-31 05:25:40 | 現場での話

 

私は、現在一級建築士で設計や現場監理の仕事をしている。

昔は大工職人でした、一級技能士・建築大工指導員の資格を持っている。

 

大工をやめた頃の話です。

私と、同年代の大工と、若い大工と3人での会話です。

 

私   「和室の天井はこうしてやったほうがきれいに納まる」

若い大工「あっ、そうか。今まで気がつかなかった」

 

私   「天井の回り縁の仕口を加工して、足場に上がる前に天井材を木取ったほうが良い」

    「足場に上がると一気に作業が進む」

若い大工「足場に上がったら、そのまま天井を張り上げる。無駄がなくなった。ありがとう」

 

     そばで聞いていた大工は、若い大工がちょっといなくなったときこう言った。

 

大 工 「時遊人、そう簡単に技術を教えたら本人のためにならない」

私   「いや、違う。昔は他人の技術は盗んで覚えろといった」

    「今の若い連中には教えてやらないと技術を習得できない」

大 工 「自分の持っている技術をすべて教えたら、時遊人の上になるだろう」

    「そうなると時遊人の仕事が減る、今後不利になるだろう」

私   「そんなことはない、彼が私に追いつくには時間が必要だ」

    「彼が勉強しているあいだに、私も先に進んでいる、追いつかれるとは思わない」

 

     そして、続けた。

 

私   「彼にはりっぱな大工になってもらいたい」

    「逆に追いついてきてもらいたい、私は追いつかれないように先に進む」

    「だが、彼はあなたを確実に追い越すだろう」

 

    その後、大工は私と一言も口を利かなくなった。

 

    みなさんは、この会話どう思いますか? 私が間違っていますか?

 


物忘れ

2008-05-27 01:54:08 | 現場での話

先日、土曜日の朝のことである。

 

事務所と現場は道路をはさんだ反対側にある。

 

事務所から現場に出かけた。

だが、何しにきたのか思い出せない。


そこで、もう一度事務所を出るところから再現したら、

思い出すだろうと思って、とりあえず事務所に戻った。


そしたら、事務所へ何をしに来たのか忘れてしまった。

そこで、今度は自宅までもどれば思い出すかも知れない。

 

と思い自宅に引き返したら、現場から電話が入った。

そうだ思い出した、電話のことだった。

 

これは陽気のせいだ、けっして私が変なのではない。

 

みなさん、物忘れはありませんか?

また、忘れ物したことありませんか?

 


咽から“グローブ” ?

2008-05-02 23:59:59 | 現場での話

 

どの現場でもそうなのだが、安全協議会という名の飲み会がある。

先日も現場でその会を行ったばかりだった。

が、今日は会社の安全協議会があった。

プログラムを見て、参加を断念した。

安全祈願の御祓い後、安全大会があって、会社の今年度の説明後、

一流料亭で懇親会である。(←ここには行きたい)

参加したかったが、

先日からの腰痛で長時間座っていられないのだ。

せめて、最後の飲み会だけでもと思ったが参加を中止した。

 

ぎっくり腰5日目なので、

咽から“グローブ”がでるほど残念だった。

   (この表現は飲兵衛には理解できるだろう)

今朝(2日)出かけには、飲み会があるからと言って来たが、

現場に着てからすぐ不参加の電話を入れた。

精神的に均衡を保つため、飲み会は必要不可欠なのだ

   (↑本当にその意味があるのか?)

が身体的理由だと納得することにした。

 

考えてみれば、前向きなのか後向きなのか、よくわからない一日だった。