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アニメ「坂道のアポロン」
小玉ユキさん原作の「坂道のアポロン」のアニメです
原作をアニメ化した作品は メディアが違うにもかかわらず、どうしても原作と比べられてしまいます
はっきり言って 僕もこのアニメは原作と比べると薄っぺらだと思います
尺の関係もあり かなり端折っているんですよね~
大学でのお話は僅か・・・しかもエンディングはまったく別物ときている!!
ですがこの分を差し引いても 去年見たアニメの中では僕のベスト3に入る作品の一つでした
では、何が良かったのかと言えば・・・それは全編に流れる楽曲の数々
(OP曲もED曲も実にいい!!)
この作品は「ジャズ」メインで構成されています
「ジャズ」は敷居が高いからなぁ~って、思われるかも知れませんが
この作品で演奏されるナンバーは、超に超が付くほどのスタンダードナンバーばかり
タイトルを聞いただけでは分からなくても 曲を聴いただけで「知っている知っている!」と
言われるほどの名曲ばかりです
主な登場人物
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西見薫
ピアノ担当
クラシックピアノだったがジャズピアノに夢中になってしまいます
成績優秀!秀才です
おでこを出すと「ビルエバンス」にそっくりな神経質タイプですが
意外や意外!律ちゃんにグイグイいきますw
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川渕千太郎
ドラム担当
ハーフだからか、体躯がっちり、札付きの不良なんだけど、弟妹、子供達が大好き!
意外とナイーブで女子に対してまるっきりダメダメ
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迎律子
歌うシーンはあるものの ジャズボーカルじゃないんですよね~
これだけ音楽環境に恵まれているのになぜ?って思っていました、なぜ一歩引いているのか?
このエピソードもお話の中で出てきます、リアルにありそうなお話やね~
律ちゃんの九州弁がめっちゃカワイイ!!「うまかとよ」う~んたまんないっス!
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桂木淳一
トランペット担当
大学生、優秀かつ弁が立つうえにマスクが甘くて歌声も甘くてウマイ!
女子ならイチコロってことで、ある女性と・・・
千太郎や薫の憧れの兄貴!っていう存在です
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迎勉
コントラバス担当
律ちゃんのお父さんで レコード店店主
そのレコード店の地下でメンバーは練習します
原作でお父さんの若い頃の短編があるのですが この物語がいいんですよね~
フミちゃんって、律ちゃんのお母さん?ですよね
簡単なストーリー
時代は1960年代半ば、横須賀から父の仕事の関係で
長崎の佐世保に転向して来た西見薫はそこで出合った川渕千太郎と
「ジャズ」をきっかけに言葉を交わすようになり友情を育んでいきます
時にはケンカをすることもあったり、心がすれ違ってしまって言葉を交わすことがなくなったりと・・・
しかし「ジャズ」を通じて分かり合えた二人の絆は苦難を乗り越え、より深まっていきます
友情は一生続くものだと思ってた二人だが・・・
印象に残ったシーン(ネタバレしないように書いています)
千太郎が小枝をスティック代わりに 軽快にたたきながら学校へと向かうシーン
最後に小枝が ポキッと折れる・・・
このシーンはこれから始まる物語を暗示しているかのようで好きですね~
こうゆう演出は大好きです
(原作では無いシーンです)
薫が離れ離れになっていた母親と再会した後、母と別れるときの列車でのシーン
ここで「バードランドの子守唄」が流れるのですが、胸が締め付けられますね~
「バードランドの子守唄」って悲しい曲じゃないのに なぜか切なくなりました・・・なんでだろう?
原作もそうだけど やっぱ一番はこれだろうなぁ~
文化祭でのシーン 千太郎とのセッション!
「My Favorite Things」(わたしのお気にいり)サウンドオブミュージックで有名ですね
「Someday My Prince Will Come」(いつか王子様が)
そして
「Moanin’」へと続きます
この3曲の演奏はもう 鳥肌たちました!!高校生レベルじゃねぇ~~(当たり前なんだけどw)
めっちゃ感動でした
この時、律ちゃんが「仲良くケンカしながら、帰ってきたみたい」という台詞があるのですが
この台詞、懐かしいです!
「トムとジェリー」のOP曲の歌詞ですね~
こうゆう使い方うまいよなぁ~
千太郎がある事でロックバンドのドラムを担当することになるのですが・・・
一人でドラムの練習している時のシーン まるでベンチャーズのようなドラムをたたきます!
時代は違うのですが・・・「ハワイ ファイブ オー」みたいや~!!
思わず「ユーチューブ」でベンチャーズ探したらあるわあるわ おっちゃんバンドw
懐かしいわ~~~ベンチャーズ!
後記
大学編と本編で描ききれなかった物語を加えて、この作品 完全版にしてくれないかなぁ~
薫と淳一のセッション!曲は「チェロキー」ペットならやっぱこの曲やね~
薫の母がサラ並のハスキーな声で歌う「バードランドの子守唄」など
いいシーンがあるんですよね~
あ~~~もったいないわ・・・
どちらもご存知ない方は 始めにアニメを見てから原作を読んでください 原作がより鮮明になります
原作しかご存知ないかたはアニメを見るともう一度原作が読みたくなって またハマル!(僕はこのタイプ)
アニメしかご存じない方は ゼヒ原作を読むのをお勧めします!
もっと深い人間関係や心の動きが感じられますよ!
でわ!
坂道のアポロンのお話、以前もうかがって気になっていた作品です。
私はアニメを見てから原作を読みたいと思います。
私の中では絆創膏を貼ったドラムの方が印象に残っていました。
みちマルさんが鳥肌が立ったというシーン、早く見てみたいです~
紹介しただけで、どのキャラがいいか
見極められるとは!!
さすがです!
主人公は西見薫なんですが、どちらかというと
川渕千太郎サイドから読んだほうがいいかも!
波乱万丈の千太郎らしい終わり方です!
彼は神の寵愛を受けて生まれてきたと思われますが
同時に試練も受け 乗り越えて
立派な大人へと成長していきますよ
ご覧になられたら ゼヒ感想をお聞かせください