PSNで7700万人分の個人情報流出の疑い「クレカの引き落とし履歴等を定期的に確認されることを推奨」

2011年04月27日 | 団長は断腸の思い
ようやくソニーからプレスリリースが出され、大規模な個人情報の流出が
テレビのニュース等で大々的に取り上げられました。画像はNHKニュース。


→PlayStation®Network/Qriocityをご利用の皆様へのお詫びとお願い(ソニーのリリース)



被害者は全世界で7700万人分に及び、個人情報の流出としては史上最大の規模となる模様。
流出してしまったものはもう仕方ないとして、我々ユーザーが一番気になるのはクレカ情報なんだけど・・




今のところ流出の痕跡はないが、完全には否定できないという見解のようだ。
その上で、リリース内にて「クレジットカードの引き落とし履歴等を定期的に確認されることを推奨」しています。

誰が一番悪いかっていえば、もちろん「外部要因」ってことになるんだけど、
ソニーのセキュリティやその後の対応についての風当たりはかなり強いみたいで。

→ソニー、経営に打撃 情報流出「史上最悪の恐れ」-「なぜ発表に1週間」利用者に怒りの声(日経)

“PSNは21日から運用停止とし、「障害が発生した」と説明していたため、今回の発表を受けて、利用者から怒りの声が上がっている。同社の掲示板には「なぜ発表に1週間もかかったのか?」などの書き込みが殺到している。”

→史上最大級の個人情報流出、ソニーにとって大きなつまずきに(ITmedia)

“このニュースはユーザーを激怒させている。「もし私のクレジットカード情報を危うくしたのであれば、もう二度とPSNにカード情報は登録しない」と、PSNブログのコメント欄にKorbei83というユーザーが書き込んでいる。「情報流出の件をユーザーに明らかにするまでにこれほど時間がかかった事実が嘆かわしい。恥を知れ」”

一方、ソニーに対して同情的な記事もあります。

→プレステ情報流出:「ハッカー集団とトラブル」専門家分析(毎日jp)

“不確かな情報を出すと逆に混乱する。被害の拡大防止のためにネットワークを遮断したのは正しい対応だったのではないか”
“日本の企業が狙われたのは初めてだが、ハッカー集団は互いにどこの国の誰か知らずに同じ対象を攻撃する。ターゲットは広がる一方、指導者はおらず取り締まりは難しい”


ひとつ言えることは、震災や原発問題じゃないけど、今はこの未曾有の事態を収束させることが先決で
“オールPSNユーザー”としてベクトルを合わせ、ソニーに協力できることは協力していくことじゃないかしら。
いずれセキュリティの観点から責任を追求すべきときがくるかもシレンけど、少なくとも今はそのときじゃーない。

さて、各種報道によると、PSN復旧は一週間程度と言われています。
PSN停止から一週間と考えると、ギリギリでGW前に復旧・・という可能性も。

がんばれ、PSN復旧スタッフ!


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