昨日初日に行ってまいりました。
満員でしたわー。
しかしなーやっぱりオペラは舞台で観るものだなぁと痛感しました。
とはいえ、いつも観たい演目が上演されるわけじゃなし、来日公演、引越し公演ともなれば3万円以上もするのですからおいそれとも行けず。
ということで、名作をお手軽に観られる、名歌手の共演が観られるという点では良かったかなと思います。
が、オペラ歌手は俳優ではないので、舞台用の歌唱を画面で観るのは食傷してしまいますね、遠目ならいいんだけど。
あとビジュアルがやっぱり画面向けじゃないと言っては失礼なのですが。
女性はあんまりとんでも顔になるのを無意識に避けてるかな、という抑え目さが出て平板に見えるし、男性はがんばりすぎて恐いことになってるし、という差もありで。
まあ、そのあたりはもともとが映像用には変換できないに等しい素材を無理やり映画に押し込めてるので辛いね、というのをさっぴいて観ないと耐えられないでしょう。最後、というかエンドロールに何の音楽もかからず、延々文字だけが上がっていくのが変でした、メドレーにでもするかなんか、編集した音楽でもいいから流せばいいのに。葬式じゃないんだからさと思いさっさと立ってしまいましたよ。
監督がドキュメンタリー系の方らしく、かちかちな感じで、せっかく映像にしているわりに伸びやかさもないし、センスが無かったかなと思いました、ごめんね厳しくて。
音楽は言う事無し、プッチーニ節で濃厚に盛り上がります。
が、オペラとかバレエってどれもすごく人物造形が類型的で、特に主人公の男が救いようなく身勝手で単細胞なのには辟易。
わたしが一番好きなオペラは「カルメン」ですが、あれもカルメンがかっこいいから好きなので、男はバカばっかです。ホセの能天気というかその場限りの短絡思考ぶりには呆れるばかりだし(ミカエラ気の毒すぎだろおまえ)、エスカミーリョは脇役だからまいっかーだけど、オレ様で気取ってるだけだしね。
トラヴィアータのアルマンもアホだし、ヴィオレッタの気持ちも理解しようとせず。わがままアホボン。
今回のロドルフォもしかりですよ、なんかなー。もっと言い様があるだろー!ミミ可哀想すぎだろー!おまえそれでも詩人かよ!みたいな。
とはいえ、ミミも最初のところけっこう計算高い感じして、清純な乙女と思っていたわたしはガビンチョでしたが。まいっか。
そもそも目的はムゼッタ探しだったのですが、声も演技もいいが、なぜか東洋顔な人でした。 濃いイタリア顔を予想していたのでちょっと違うかなぁ。。
キャラとしては合ってた感じですが、ちょっとビッチに見えすぎか?
発表会で「ムゼッタのワルツ」を歌うので、場面の雰囲気を掴みたかった。
ムゼッタは奔放できゃあきゃあ系のキャラですが、本当は心優しくいい女、とはいえアリアではそこまで見えない、派手で自画自賛のオレ様歌ですが。
今一番人気の歌手を贅沢に配したオペラを映像で見せるという試みは買いますが、映画としての演出と技巧を凝らして欲しかったなぁと思います。
あーあと最後のミミ、路上で倒れてたというけど、上がほとんど下着状態みたいなキャミで、そらあーた寒いわよ。
部屋に運んであげたはいいが、みんな毛布か上着くらいかけてあげな?と、そこらへんのずっこけぶりも気になりました。ラストの演出もどうなんだかなあ。
ロマンチックさが感じられず。
これ、時代としては映画「ムーラン・ルージュ」と同じでしょう、あそこまでやれとは言わないが、あれくらい強烈にしても楽しめるんだから、もっときれいに作ったらよかったのに。
19世紀半ばくらいなら、オペラ座隆盛の頃かしらねー、ちょっと目を遠くに向けたらクリスティーヌもファントムもいたのかしらん、なんて余計なことまで考えてしまいました。
オペラ歌手ってやっぱりすごい、というかまあこれは後ロクだし切りながら撮影してるんだけども、普段はこれを通しでやってんだもんなあ。
一曲歌うのにも何度も酸素不足で目の前レッドアウトしそうになりながら演技もして何曲も歌いこなして、衣装つけてやってんだもんねえ。もちろんマイク無いし。すごすぎる。
ということで、やっぱり生、またはMETライブビューイングで観たいなぁ。
ふー。。。。でした。
満員でしたわー。
しかしなーやっぱりオペラは舞台で観るものだなぁと痛感しました。
とはいえ、いつも観たい演目が上演されるわけじゃなし、来日公演、引越し公演ともなれば3万円以上もするのですからおいそれとも行けず。
ということで、名作をお手軽に観られる、名歌手の共演が観られるという点では良かったかなと思います。
が、オペラ歌手は俳優ではないので、舞台用の歌唱を画面で観るのは食傷してしまいますね、遠目ならいいんだけど。
あとビジュアルがやっぱり画面向けじゃないと言っては失礼なのですが。
女性はあんまりとんでも顔になるのを無意識に避けてるかな、という抑え目さが出て平板に見えるし、男性はがんばりすぎて恐いことになってるし、という差もありで。
まあ、そのあたりはもともとが映像用には変換できないに等しい素材を無理やり映画に押し込めてるので辛いね、というのをさっぴいて観ないと耐えられないでしょう。最後、というかエンドロールに何の音楽もかからず、延々文字だけが上がっていくのが変でした、メドレーにでもするかなんか、編集した音楽でもいいから流せばいいのに。葬式じゃないんだからさと思いさっさと立ってしまいましたよ。
監督がドキュメンタリー系の方らしく、かちかちな感じで、せっかく映像にしているわりに伸びやかさもないし、センスが無かったかなと思いました、ごめんね厳しくて。
音楽は言う事無し、プッチーニ節で濃厚に盛り上がります。
が、オペラとかバレエってどれもすごく人物造形が類型的で、特に主人公の男が救いようなく身勝手で単細胞なのには辟易。
わたしが一番好きなオペラは「カルメン」ですが、あれもカルメンがかっこいいから好きなので、男はバカばっかです。ホセの能天気というかその場限りの短絡思考ぶりには呆れるばかりだし(ミカエラ気の毒すぎだろおまえ)、エスカミーリョは脇役だからまいっかーだけど、オレ様で気取ってるだけだしね。
トラヴィアータのアルマンもアホだし、ヴィオレッタの気持ちも理解しようとせず。わがままアホボン。
今回のロドルフォもしかりですよ、なんかなー。もっと言い様があるだろー!ミミ可哀想すぎだろー!おまえそれでも詩人かよ!みたいな。
とはいえ、ミミも最初のところけっこう計算高い感じして、清純な乙女と思っていたわたしはガビンチョでしたが。まいっか。
そもそも目的はムゼッタ探しだったのですが、声も演技もいいが、なぜか東洋顔な人でした。 濃いイタリア顔を予想していたのでちょっと違うかなぁ。。
キャラとしては合ってた感じですが、ちょっとビッチに見えすぎか?
発表会で「ムゼッタのワルツ」を歌うので、場面の雰囲気を掴みたかった。
ムゼッタは奔放できゃあきゃあ系のキャラですが、本当は心優しくいい女、とはいえアリアではそこまで見えない、派手で自画自賛のオレ様歌ですが。
今一番人気の歌手を贅沢に配したオペラを映像で見せるという試みは買いますが、映画としての演出と技巧を凝らして欲しかったなぁと思います。
あーあと最後のミミ、路上で倒れてたというけど、上がほとんど下着状態みたいなキャミで、そらあーた寒いわよ。
部屋に運んであげたはいいが、みんな毛布か上着くらいかけてあげな?と、そこらへんのずっこけぶりも気になりました。ラストの演出もどうなんだかなあ。
ロマンチックさが感じられず。
これ、時代としては映画「ムーラン・ルージュ」と同じでしょう、あそこまでやれとは言わないが、あれくらい強烈にしても楽しめるんだから、もっときれいに作ったらよかったのに。
19世紀半ばくらいなら、オペラ座隆盛の頃かしらねー、ちょっと目を遠くに向けたらクリスティーヌもファントムもいたのかしらん、なんて余計なことまで考えてしまいました。
オペラ歌手ってやっぱりすごい、というかまあこれは後ロクだし切りながら撮影してるんだけども、普段はこれを通しでやってんだもんなあ。
一曲歌うのにも何度も酸素不足で目の前レッドアウトしそうになりながら演技もして何曲も歌いこなして、衣装つけてやってんだもんねえ。もちろんマイク無いし。すごすぎる。
ということで、やっぱり生、またはMETライブビューイングで観たいなぁ。
ふー。。。。でした。