語ろう! 宝塚とかジョジョとかガッチャマンとか。

まさかのここに来てヅカオタ状態、日々叫んでおります、ほかにジョジョ、初代ガッチャマン等好きです。
管理人 Masayo

つうことで映画「ガッチャマン」そうとう厳しいけど。

2013-08-25 14:49:44 | Movie
もういいよってな感じになってますね。

しかしなあ、大人の事情満載の映画なのでねえ。
日テレは60周年記念として目玉映画を作りたい。
もとはフジテレものだったガッチャマンは、竜の子プロ→タツノコプロになって、資本関係とかタカラトミーの傘下なんだかしらないが、うまく回ってない感ありあり。
なんでそもそもフジテレものが日テレに移っちゃったんですかね。40年も経つと、権利も消滅するんけ?

で、なんか知らないけど「おはよう忍者隊ガッチャマン」が作られ。
日テレはガッチャマンは俺らの局のもの的アピールハンパなくなり。

昨年秋ごろにぁ実写版製作が発表になり。
開けてみるとさあ、監督はそもそも日テレに入社したという人で、映画もあれこれ作ってるけど日テレドラマの映画化とか多いし、そこらへんつながりでしょうね。

テレビ局が製作に入ると、まず放送網があるので宣伝めっちゃかけられる、キャストの顔出しも増えるし、PRにはもってこいだ。お金も持ってるし。
てことで作る。

そこにタツノコプロの人はいないのか、知的財産の保護とかってこととは違うんだろうけど、名前貸して、版権料とか入ればOKなんですかね。金だけか?
もっと思い入れはないのかね。
無いわな、今のタツノコプロにぁ。だって、そもそも「あの」サイアクパッケージ絵を「科学忍者隊ガッチャマン」のBDボックスに使いよる人たちですけん。

なので、権利料でなんとかお金出来る的なとこで、あとはどうでもいいっすよってことなんじゃあないの?
だからヘンテコ映画が出来ちゃうんだよ。

VFXがんばりました、5人です、ガッチャマンって名前ついてます、メカも出ます、あとは世界観とかなんとかかんとかキャラ設定も「あえて原作を離れる」ことで作りましたて。

と、やたら監督が強気だから、何を言ってもセンスずれまくってるわけで、怒る気力も無かったよ試写でも。
だって、リスペクトが無いもん。自分はオリジナル世代でファンだった、でも自分の作るものはオリジナルとは違う、これが今のだって言われてもさあ。
クラウズだって全然ガッチャマンじゃなくてええやんですけど、あっちはまだ違うものですと宣言しつつ若干のリスペクトもある?かな?で独自な味が出てるんでいいんだけどさ、百歩譲って。

まあ、映画については試写の時の感想を生ぬるく書いたんで、もういいや。

ただ、アメコミの映画化は、作品へのリスペクト、そして作品を支えている多くのファンへのリスペクトがあると思う。
大失敗な「デアデビル」とか「スポーン」とかもあるにせよ。なので、やっぱり全部が大成功でもなんでもないんだが、それでもね、成功してる作品たちは押さえてるもんツボを。
比較的その中で自由な演出が出来たのがバットマンなのかね。バートン監督のあの独特さが許されてたわけだし、でも調子こいたシュマッカー監督は大コケ。
その後ノーラン監督版が出来た。
いろんな色合いがあるのがバットマンだね。

スパイダーマンだってライミ版まだまだ健在っぽいのに、リメイクするってようわからんが売れてるのよねえ新版も。一方で、安定株だったはずのスーパーマンはリメイクがコケてしまい、それでもまた今度はスナイダー監督版で作るのね。ほかにアイアンマンとかキャプテンアメリカとかもあるけど、いずれも原作ありきだから客を呼びやすいっていう構図に変わりは無い。いまやハリウッドだってリメイク、リブート、とにかくもともとあるネタで食いつなぐ日々よね。

なんてことはあるが。

監督はおもちゃもらってお金もらって遊びたい放題やりたいようになっちゃうものよ、そこを製作側が正しく導かないとさ。金出す口出す、正しく出すってね。
衣装はみんな黒にしろだの、鳥は忘れただの、恋愛話にしようだの、監督のズレまくった感覚多々ありで、衣装の色以外は全部とおってるしさ。

そのズレを判らないのがねぇ、センスが変だよっていうのを判らないのがそもそも大問題なんだけどさ、個人攻撃するつもりはないけど。
以前三池監督(ヤッターマン実写)が、ガッチャマン作るのはものすごく敷居高いよみたいな話をされてたそうですが、ヤッターマン観てないけど、そうだろうね。
感覚だけで作れる甘いもんじゃないんだよっていうことよね。オリジナルのスピリットも掬い上げていかないと。ヤッターマンは良かったのかな?

オリジナル観なくていいっていうのとかは、ままある話。舞台の映画化とかも、知らないなら色付けたくないから観ないままでいてくれとか言われることもあるそうで。

キャストは殆どの人がオリジナルを観ないままだったそうで、それもどうなんだろう。監督の言うことはみんな素直に聞くだろうけどさ。
鈴木さんは研究したって。えらいぞ。
まぁでも、ジョーにせよジュンにせよハーフ系の役の人は研究しようがないわな。ぷっ。

しかしなぜに、衣装はみんな黒くって、ほんとバットマン病だよね監督。
バットマンは一人だし、もともとが黒い設定じゃん。ガッチャマンはハイセンスな色使いが素晴らしいキャラクター設定になっていることすら判らないのか?それでよく原作好きとか、どこが好きなの?
と、逆に訊きたいよね。

でも、わたくしは「これは別ものだ」と試写会でも、その前からも脳をリセットして何とか観ましたよ。
とはいえ、やっぱり「ヘタクソ」な映画でした、とほほほ。それは実写版だからとかじゃなく、そもそもが下手っぴぃなんだろうな。

吉田竜夫さんは天国から見ていらっしゃるでしょうか。
夭逝されてしまって、スピリットがもう残っていないに等しい現状、後を継ぐ志も、もう時代が変わってしまったので続かないのでしょうかねぇ。

おはよう、実写版、クラウズと変わり種ばかりがクローズアップされてしまう、単なるネタ元であってはいけない「科学忍者隊ガッチャマン」なのだ。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。