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紅葉の談山神社を訪ねて

2009-11-30 | ハイキング
親しい友人達で作っている「奈良を歩こう会」に参加して11月28日に
奈良・桜井にある談山神社の紅葉狩りを今年もしました。

1週間ほど遅かったようで紅葉は見頃をやや過ぎていましたが、それでも
たいへん美しい境内の紅葉を見ることができました。











十三重塔 木造の塔では世界に唯一








          

この神社は、大化の改新の秘策を練ったところとしても有名です。

645年3月、飛鳥法興寺の蹴鞠会(けまりえ)にて中大兄皇子
(天智天皇)と中臣鎌子(後の藤原鎌足)が出会い親交を結び、
その年の5月、藤原鎌足と中大兄皇子が、多武峰に登り藤の花
の下にて大化の改新の秘策を談合したことから以後この地は談山
(かたらいやま)と呼ばれ、談山神社の社号の起こりとなっています。

その秘策を練った談山の御相談所という石碑があるところにも登りました。







御破裂山登山道




御破裂山から二上山、畝傍山を臨む


神社正面の小高い丘より300mmレンズで撮影





夕方、奈良市内に戻り奈良公園前の奈良県文化会館前の紅葉と
奈良県庁が屋上を一般に開放しており、そこからの興福寺五重塔
と東大寺を写しました。



奈良県庁玄関にいる「せんとくん」







今年はこれで紅葉の見納めにします。よく出かけました。

京都・洛西 鈴虫寺と紅葉狩り

2009-11-23 | ハイキング
11月22日に趣味人倶楽部の関西野歩き隊の「京都・洛西 鈴虫寺と紅葉狩り」
に参加しました。

午後からは天気予報の通り雨になりましたが、それでも綺麗な紅葉を楽しめました。

特に「あだし野 念仏寺」の紅葉が雨でしっとりしていてたいへん美しかったのでかなり
多く撮影しました。

松尾大社 → 鈴虫寺 → あだし野 念仏寺 へと散策しました。

松尾大社

大宝元年(701年)の創祀。秦忌寸都理が、松尾山大杉谷の磐座の神霊を勧請
したとの事で、大山咋神と市杵島姫命の二神が祀られています。
又、「酒の神」として有名で、各地に、松尾神社として勧請されています。
本殿(重要文化財)は「松尾造り」と呼ばれる珍しい建築で、天文十一年(1542年)
に改築されたもの。






妙徳山・華厳寺 (鈴虫寺)

このお寺は秋だけでなく、四季を通じて鈴虫の音色を聞くことが出来るように鈴虫を飼育
していることから「鈴虫寺」の名で親しまれていますが、正式な名称は妙徳山 華厳寺。 

参拝客をお堂に集めて行われる住職の説法は堅苦しいお話しではなく笑いを誘う
楽しいもので殆ど幸福地蔵へのお参りに関するもの。

わらじを履いたお地蔵様に願い事を一つと住所を告げて拝むと自宅に来てくれ願い事を
かなえてくださるとのお話しでした。

たいへん人気のあるお寺で多くの若い女性がお参りしていました。
拝観するのに約1時間待ちました。行列の出来るお寺です。







三角形になっているたいへんめずらしい竹です。










落柿舎

元禄の俳人、向井去来(むかいきょらい)の遺跡。
庭に柿の木四十本あり、その柿の実が一夜のうちにほとんど落ちつくした。
・・・それが落柿舎の名の由来と書かれています。




あだしの 念仏寺

化野の地にお寺が建立されたのは、約千百年前、弘法大師が、五智山如来寺を
開創しその後、法然上人の常念仏道場となり現在は、華西山東漸院念仏寺と称し
浄土宗に属しています。

「あだしの」は「化野」と書きます。「あだし」とは、はかない・むなしいとの意味で、
「化」の字は「生」が化して「死」となり、この世に再び生まれ化る事や、極楽浄土
に往来する願いなどを意図しています。

この地は古来より葬送の地で、初めは風葬でしたが、後世土葬となり人々が石仏
を置き永遠の別離を悲しんだ所。

境内にある多くの石仏・石塔はあだしの一帯に葬られた人々のお墓。
何百年という歳月を経て無縁仏となっています。






小さな石仏





















今回、驚いたのは鈴虫寺に拝観するのに約1時間行列で待った事と
雨にもかかわらず嵐山の凄い人だった事です。

でも、綺麗な紅葉が見れた事に満足した一日でした。

奈良天理ウォーキングフェスタ2009 に参加

2009-11-15 | ハイキング
11月14日に奈良県天理市が主催した「てんりウォーキングフェスタ2009」
に1人で行ってきました。

朝は小雨状態で開催が危ぶまれましたが、「山頂からの景色を見たいコース」
だけが中止となっただけで他のコースは予定通り開催となりましたので参加しま
した。

「しっかり山の辺を歩きたいコース 約21Km」
「ぼちぼち山の辺を歩きたいコース 約12Km」
「家族で歩くぞコース 8Km」

の3コースがあり「ぼちぼち山の辺を歩きたいコース 約12Km」を選びました。

道順は、JR桜井線長柄駅をスタートして

大和神社(おおやまとじんじゃ) → 黒塚古墳 → 崇神天皇陵(すじんてんのうりょう) 

→ 天理市トレイルセンター → 長岳寺 → 衾田陵(ふすまだりょう) → 

夜都伎神社(やとぎじんじゃ) → 乗鞍山公園 → 天理観光農園 → 

内山永久寺跡 → 石上神宮(いそのかみじんぐう) → 稲田酒造(酒蔵見学)

→ 最終の天理駅前でゴールでした。
 

最初の大和神社(おおやまとじんじゃ)

古来より朝廷から篤い崇敬を受け897年には神階における頂点である正一位に昇っている神社。
戦艦大和が守護神としてこの神社の御分霊を祀っていたことでも有名な神社です。


塚古墳(黒塚古墳展示館)

午前中は小雨がやんだもののかなりの曇り空でした。


崇神天皇陵(すじんてんのうりょう)

大和朝廷の創始者・第10代天皇、崇神天皇陵(すじんてんのうりょう)
史跡櫛山古墳(めずらしい双方中円墳)が隣接しています。とても静かなところ。


高野山真言宗 長岳寺
天長元年(824)淳和天皇の勅願により弘法大師が大和神社の神宮寺として創建した古刹。

我が国最古の鐘楼門








長岳寺の「血天井伝説」

「戦国時代にこのお寺の東方にある竜王山に大和の豪族十市氏が山城を築いていた。
ある時、その山城が松永彈正に攻められ、長岳寺でも戦乱となり、斬られた十市方の武将が
血だらけになって縁側から本堂に逃げ込み息絶えた。その武将の血の足跡が付いた縁側の
板を天井に張替えています」と説明があります。写真をよく見てください。足跡があります。


長岳寺の阿弥陀如来と観世音菩薩、多聞天・増長天の仏像、地獄絵図は見応えあり。


衾田陵(ふすまだりょう)
大和古墳群の北部にある全長約23mの古墳です。
継体天皇の皇后、手白香皇女(たしらかのひめみこ)の陵墓とされています。



古墳群のあるところは広大な柿畑(山)とみかん畑がありのどかな景色でした。


夜都伎神社(やとぎじんじゃ)
別名「春日神社」と呼ばれ、奈良市にある春日神社と同じ四神を祀っています。


乗鞍山公園

乗鞍山公園付近の紅葉です。たいへん綺麗でした。


石上神宮(いそのかみじんぐう)
この神社の宝物で七支刀(ななつさやのたち)は、西暦369年頃に百済王が倭王に献じたもの
ではないかと云われています。・・・普段は公開されてません。





石上神宮で綺麗な尾長鶏を見ました。ちがう種類の鶏もいます。
大きな声で鳴いて、参拝客をもてなしているようです。


JR桜井線長柄駅前で受付、ガイドブックとバッジを受取った後は
各自が曲がり角などに設置している矢印の標識を見て歩いていく
と各目的地に着き道に迷う事なくゴールまで辿れる仕組みでした。

昼食や休憩も自由なのでゆっくり歩けるのもよかったです。

又、各目的地にはボランティアの人がいてその場所の説明もしてくれ
親切で良い企画でした。

私は10時少し前にJR長柄駅に着き、写真を撮りながら歩きましたの
でコース途中とゴールで開催された各イベントには間に合わなかった
のが残念でした。

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天理観光農園でふるまわれた つきたて の「あわもち」を食べ損ねました。
「あわもちを食べると必ず恋人に会える」という言い伝えがこの地方にあり、
食べ損ねた私は一生恋人に会えないのかなぁと いい歳 をして悔やんでおります。
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お昼から晴れてきれいな景色と古墳群を見てお寺や神社にお参りして結構
充実したハイキングになりました。

休憩も含めて約6時間歩きました。疲れましたが充実した一日でした。

正倉院展~春日大社~元興寺~ならまち~新薬師寺

2009-11-14 | 古寺散策

11月12日、奈良国立博物館で開催されている正倉院展に行きました。

平成天皇即位20年記念にて無料となった日なので8時40分頃に着きましたが、
既に45分待ちでした。

天平時代の聖武天皇の御遺愛品と光明皇后自身の筆跡を伝える楽毅論等貴重な
宝物がたくさん展示されており、その綺麗な事に驚きました。

1300年前の昔のものがよくこんなに良い状態で保存されている事自体に感動
しました。

「金銀花盤」や「紫檀木画槽琵琶」など精巧な造りと綺麗なデザインの工芸品は
見事でした。


                     紫檀木画槽琵琶(表・裏)



         平螺鈿背円鏡                漆背金銀平脱八角鏡



                        金銀花盤



奈良国立博物館の庭





展示品を見て博物館の庭の紅葉を撮影し興福寺に向かいましたが、予定していた
阿修羅像の拝観が2時間待ちとなっていたため諦めました。

その後、奈良公園・春日大社・元興寺・ならまち、そして新薬師寺に足を運びました。


奈良公園の鹿




興福寺の五重塔を背景にした紅葉




春日大社植物園前の紅葉




春日大社






鷺池・浮見堂



鷺池の紅葉



大乗院庭園




元興寺本堂




元興寺境内にある石仏




ならまち






新薬師寺






国宝の塑像、伐折羅(ばさら)大将




新薬師寺の十二神将のその豪壮な姿も感動ものでした。




最近、仏像に興味を持つようになりました。

若い頃はまったくそんな事がなかったのに不思議です。

正倉院展を見学してそして奈良公園周辺をよく歩いた1日でした。