Jazz & Bossa , 美術館巡り , 古都散策 and many more !

大好きなジャズ&ボッサ、そして美術館巡りと古都を散策などなど。

♪ 縁は異なもの

2013-11-30 | Jazz Vocal

星の数ほどサイトがあるのに私のブログを見てもらっている。

すごい「縁」を感じます。ありがたい事です。

人のつながりは不思議ですね。地域、学校、職場、趣味の会、旅行、

友達の友達など、今までまったく知らなかった人にあるきっかけで

知り合いになる。現在ではインターネットを通じて知り合う事も出来ます。

本当にすごい世の中になって来ました。

もちろん、何もせず受け身でただ待っているだけでは、縁は起きにくい

ものなんですが・・

 

ジャズのスタンダード曲に

「What A Difference A Day Made」と云う名曲があります。

日本語のタイトルは「縁は異なもの」とうまくつけられています。 

この曲は、歌ではダイナ・ワシントンが決定盤となっています。

R&Bやブルース、そしてジャズをとても巧く歌いこなすシンガーです。

私は、あまりこの人の声と歌い方を好みませんが、ソウルフルで

パワフルな歌は、すごく巧いと思います。

 

What a Difference A Day Made -- Dinah Washington

 

ロックシンガーのロッド・スチワートは最近、スタンダードナンバーを

たくさん歌っていて、この曲も録音しています。

Rod Stewart - What A Difference A Day Made

 

では、「What A Difference A Day Made」について、

1934年
作詞・作曲  Maria Grever (マリア・グレヴェル)
英語歌詞   Stanley Adams(スタンリー・アダムス) 

メキシコ人のマリア・グレヴェルが作った曲で、スタンリー・アダムスが

英語の詩をつけた事により、たくさんのシンガーに歌われました。映画で

使われた事もありました。1959年にダイナ・ワシントンが歌ってヒットし、

グラミー賞を受賞しています。

現在でも、たくさんのアーティストにより歌われたり演奏されたりしています。 

 

<歌詞> 

What a difference a day made

Twenty four little hours

Brought the sun and the flowers

Where there used to be rain

My yesterday was blue dear

Today I’m part of you dear

My lonely nights are thru, dear

Since you said you are mine


What a difference a day makes

There’s a rainbow before me

Skies above can’t be stormy

Since that moment of bliss, that thrilling kiss

It’s heaven when you find

Romance on your menu

What a difference a day made

And the difference is you 

 

<和訳>

たった1日でなんて違いだろう。ほんの24時間すぎただけなのに

それまで雨つづきだったところに 日差しが戻り、花は咲き乱れる  

昨日まで何もいい事がなかったのに、今日はもうあなたと二人

私の孤独な夜は終わった。「君は僕のものだよ」 って言ってくれたから

私の前には虹が広がっている 空は高く 嵐が起こることもない

息が止まるような あの口づけをされた瞬間から 突然まわりが天国になった

1日という時間が、こんなにも人生を変えてしまった!

私の人生を変えてしまったのは、あなた・・・

 

※私も動画をアップしました。海外の女優さんの写真を集めました。

  私の下手な歌を辛抱して聴いてもらうために、せめて映像は美人で。

   美女とご縁がありますように(笑) 

The Beautiful Actress - " What a difference a day made "


♪ Someone To Wach Over Me

2013-11-24 | Jazz Vocal

スタンダード曲、「私を見守ってくれる誰か」邦題(やさしき伴侶を)

1926年
作詞:アイラ・ガーシュウィン
作曲:ジョージ・ガーシュウィン

<歌詞>

There's somebody I'm longing to see.
I hope that he turns out to be someone who'll watch over me.

I'm a little lamb who's lost in the wood.
I know I could always be good to one who'll watch over me.

Although he may not be the man some girls think of as handsome.
To my heart he carries the key.

Won't you tell him please to put on some speed.
Follow my lead, oh, how I need someone to watch over me. 

<和訳>

私が会いたいと想い続けている人がいる
その人は、いつも私を見守ってくれる人だといいなぁ
私は森の中で迷子になってしまった子羊
でも私を見守ってくれる彼の前でなら
いつだって素敵な私でいられる

女の子たちが騒ぎ立てるほどハンサムな人では                                                                               ないかもしれないけど
その人こそ私の心を開く鍵をにぎっている

ねえ誰かその人に「もっと急いで」って言ってくれないかなぁ
そして「私のお願いを聞いて」って伝えてほしい
あぁ、どうしても私には必要なの
いつも私を見守ってくれる人が、とても必要なの 

 

♪ ♪♪ ♪♪  ♪ ♪♪ ♪♪  ♪ ♪♪ ♪♪  ♪ ♪♪ ♪♪      

 

見守ってくれる人を待つロマンチックな女心の歌ですね。 

アイラとジョージのガーシュイン兄弟による1926年の楽曲ですが、

現在も、映画やミュージカル、そしてCMにとよく使われている

永遠のスタンダード曲です。 

元々は、ガーシュイン兄弟がミュージカル「Oh,Kay(オー、ケイ!)」

のために書いた曲で、アメリカのミュージカルに初出演したイギリスの

ミュージカル女優のガートルード・ローレンスが、このミュージカルの

中で歌い、大ヒットしました。このミュージカルは256回も公演された

そうです。

 

私は、この曲を高校生の時にジャズのレコードで聴いて知っていましたが、

テレビの洋画番組で放映されたドリス・ディとフランク・シナトラが共演

した1954年の「Young At Heart」でシナトラが歌っているのが印象に残り

その後、この曲を歌っているジャズヴォーカルのレコードを集めました。

チェット・ベイカー、クリス・コナー、リー・ワイリー、サラ・ヴォーン、

エラ・フィッツジュラルド、リンダ・ロンシュタットなど、多くの人に歌い

継がれている永遠のスタンダード・ナンバーです。

現在も、若手のジャズシンガーも歌っており、ガーシュイン兄弟が作曲

してから既に87年も経過するのに愛され続けている曲なんです。

 

では、映像を紹介します。 

映画「Young At Heart」で歌っているフランク・シナトラです。 

Frank Sinatra - Someone to Watch Over Me

 

この映画では、ドリス・ディとシナトラがデュエットして歌うシーンもあります。

You, My Love - Frank Sinatra and Doris Day

 

 

2004年のレネー・オルステッドの録音でデビューアルバムのためのプロモーション

ビデオ。現在24歳になり大活躍している彼女ですが、撮影時の彼女は15歳でした。

発音にクセがなくとても綺麗な声です。

Renee Olstead - Someone To Watch Over Me

 

 

※私も動画をアップしました。

映画「Young At Heart」のスティール写真とドリス・ディの写真をスライドしています。

歌っているのは、私なのでスルーしてもらってもいいです(笑) 

Someone To Watch Over Me

Doris Day & Frank Sinatra from " Young At Heart "


♪ 恋をしているみたい !

2013-11-17 | Jazz Vocal

いい歳をして何を日記に書いてるのと笑われそうですね。

私が誰かに恋をしているのではありません。私の大好きな曲のタイトルなんです。 

Almost Like Being In Love という曲で、現在ではJAZZのスタンダードとして、                        

大変有名で多くのアーティストに演奏されたり歌われています。 

ジュディ・ガーランド、ジョー・スタッフォード、ペギー・リー、ビック・ダモン、

フランク・シナトラ、ナット・キング・コール、ローズマリー・クルーニー、                                 

ディーン・マーティン、シャーリー・バッシーなど多くのシンガーが歌っています。

Dean Martin - Almost Like Being In Love

 

そして、最近では、ローラ・フィジー、そしてナタリー・コールが録音してヒットさせています。

Laura Fygi - Almost Like Being in Love

 

1947年初演ブロードウェイ・ミュージカル「Brigadoon (ブリガドゥーン)」で使われた曲で、

1954年に映画化され、映画の中でジーン・ケリーが歌って知られるようになりました。

ブリガドゥーンとは、スコットランドの奥深くに100年に1日だけ霧の中から蘇える幻の村。

そこへ訪れたアメリカ男性が、タイムスリップして現れた美しい乙女に恋をしてしまうという

ストーリーです。

 

曲名 : Almost Like Being In Love
作詞 : Alan Jay Lerner (アラン・ジェイ・ラーナー)
作曲 : Frederick Loewe (フレデリック・ロー)

<歌詞>

What a day this has been
What a rare mood I'm in
Why, it's almost like being in love


There's a smile on my face
For the whole human race
Why, it's almost like being in love


All the music of life seems to be
Like a bell that is ringing for me

And from the way that I feel
When that bell starts to peal

I would swear I was falling
I could swear I was falling
It's almost like being in love

 

<和訳>

なんて一日だったんだろう
なんて特別な気分なんだろう
なんだろう、まるで恋をしているみたい

この世の全ての人に思わず笑顔になってしまう
なんだろう まるで恋をしているよう

全ての音楽が私のために鳴り響く鐘のように思える

その鐘が鳴り始めるとき 私の中に響くこの感覚
心が奪われたのは間違いない 恋に落ちたみたい

 

※私も動画をアップしました。この曲を歌ったグレートなアーティストの写真をたくさん集めました。

 歌っているのは、私です。昨年、生演奏でぶっつけのジャムセッションで録音しました。

Almost Like Being in Love - Jam session

 


イーディー・ゴーメ 【My Favorite Artist Vol.8】

2013-11-10 | Jazz Vocal

イーディー・ゴーメ (Eydie Gorme) が2013年8月10日、病気の

ためラスベガスの病院で死去された。

 

私は、彼女の伸びのある声が大好きで、しかもジャズアレンジの曲を

歌ってもすごく巧いので彼女のレコードをたくさん集めました。

 

彼女が1963年にレコーディングしたアルバム、『Blame It on the Bossa Nova』

の同タイトル曲が大ヒットし、全米レコード協会がゴールドディスクに認定しました。

 

          

 

『Blame It on the Bossa Nova』をスペイン語で歌っています。

 

又、同アルバムに収録されたブラジルのボサ・ノヴァ曲 "Recado" に英語の歌を

つけた『The Gift』もヒットし、現在ではジャズのスタンダードナンバーとしてもよく

演奏されています。スペイン語が得意だったので、トリオ・ロス・パンチョスとの共演

などで、『ある恋の物語』や『キエン・セラ』などのスペイン語の歌もたくさん録音して

います。

スペイン語圏でも『Amor』(1964年)などが大ヒットしました。

 

           

 

1995年、ソングライターズ・ホール・オブ・フェイム (Songwriters Hall of Fame)に

夫のスティーブ・ローレンス (Steve Lawrence) と共に、殿堂入りを果たしています。

1928年8月16日、トルコ系とイタリア系の両親のもとにニューヨーク市ブロンクス区で

生まれました。

高校卒業後に、国際連合の機関で通訳の仕事に従事していましたが、歌手活動も開始し、

1953年にトーク番組のオーディションに合格したのをきっかけにブレーク。同番組で

歌手のスティーブ・ローレンスと出会い、5年間共演した後、1957年に結婚。

 

 

2人の男の子に恵まれ、とても仲の良いおしどり夫婦として有名で、夫とのラスベガスでの

華やかなショーや2人のテレビ番組の話は語り草となっています。 

夫の従軍中、ソロで活動を行い、夫の除隊後に夫婦での活動を再開。途中、息子の死

という不幸に見舞われましたが、1年後にはツアーを再開し、もう1人の息子のデビッドも

ピアノでツアーに参加しました。夫婦でのツアーは2000年代まで続きました。

 

           

 

彼女は、夫や息子の他、多くの家族に見守られて息を引き取りました。

 

スティーブ・ローレンスは「イーディーとは55年以上の間、ステージでも私生活でもいつも

一緒だった。彼女には一目惚れだったが、彼女の歌声を聞いてより一層好きになった」と

述べ、「世界は偉大なポップス歌手を失った」と付け加えました。

 

※私も動画をアップしました。レコードジャケットと彼女の写真をスライドにしました。

  曲は、『The Gift』 歌っているのは、私です。昨年ジャズクラブで録音しました。

 


♪ As Time Goes By

2013-11-07 | Jazz Vocal

~映画、カサブランカで歌われた永遠の名曲 "As Time Goes By"~ 

 

1941年12月、まだドイツ軍に占領されないフランス領モロッコの都

カサブランカは、ナチスから逃れて、中立国ポルトガルのリスボンを

経由し、アメリカへ亡命するために通過しなければならない寄港地で

あった。

この町にアメリカ人のリック(ハンフリー・ボガード)が経営している

ナイト・クラブ「カフェ・アメリカン」は、それら亡命者たちの溜り場

だった。

リックは、パリがナチスに陥落する前に理由を告げずに去った恋人

イルザ・ラント(イングリット・バーグマン)に彼のナイト・クラブで

偶然の再会をする。二人のパリでの思い出の曲『As Time Goes By』

をサム (ドゥリー・ウイルソン) が演奏しているのをリックが気づき

やめさてしまう。ピアノを弾いて歌ってとサムにリクエストしたのは

イルザであった。 

Play it Sam, Play "As Time Goes By".. Ingrid Bergman, Humphrey Bogart

  

※私も動画をアップしました。

美しいイングリット・バーグマンのスティール写真を集めました。

演奏は、昨年ジャズライブのお店で録音したもので歌っているのは私です。

超下手ッピな歌です・・・バーグマンが気の毒(笑) 

Ingrid Bergman - Casablanca "As Time Goes By"

 

"As Time Goes By"

1931年 作詞・作曲/ ハーマン・ハプフェルド(Herman Hupfeld)

You must remember this,

A kiss is still a kiss

A sigh is just a sigh

The fundamental things apply

As time goes by

And when two lovers woo, they still say “I love you”

On that you can rely

No matter what the future brings

As time goes by


Moonlight and love songs never out of date

Hearts full of passion, jealousy and hate

Women needs man and man must have his mate

That no one can deny


It’s still the same old story,

A fight for love and glory

A case of do or die

The world will always welcome lovers

As time goes by


《日本語訳》  

原曲にはヴァースがありますが、省略しています。

意味が通じるように言い換えているところがあります。



<和訳>

これだけは忘れないでほしい

キスといえば キスをすることだし

吐息といえば ため息をつくこと

いくら時が流れようとも

そういうものは何も変わらない

 

恋人たちは今でも愛を伝えるときは、やはり

「愛している」とささやくから、信じていい

この先何があろうとも  いくら時が流れようとも

月明かりもラブソングも 決して時代遅れにはならないし

恋人たちの心は、

いつでも情熱と、嫉妬や憎しみでいっぱいだし

女は頼れる男を求めているし

男にはいつもそばにいてくれる伴侶が必要

そんなことは誰も否定できない

 

いつの時代も同じ事の繰り返し

愛と名誉のために命を賭けて戦っても

恋する者たちを世界は優しく受け入れる

いくら時が流れようとも


ボサノバ・ギターの練習

2013-11-02 | Bossa Nova

足を怪我してから、勤務先と自宅の往復だけで、殆ど外出していない。 

休日は自宅にこもって時間をもてあましていては、もったいないと思い

ボサノバ・ギターの練習をしている。

 

ボサ・ノバは1950年代にブラジルのリオ・デ・ジャネイロで生まれた音楽で、

ジャズとブラジルの音楽であるサンバやショーロ、特にサンバ・カンサゥン

などと融合させて創作した音楽と一般的に言われている。

 

ボサ・ノバはポルトガル語なので、ボッサ・ノーヴァと発音するのが

ネイティブに近いらしい。

 

Bossa = 傾向、Nova =新たな起こり つまり新しい傾向や流れと云う

意味になる。当時、それまでのブラジル音楽とは一線を画していたので

「新しい音楽」としての一大ムーブメントを起こした。新しいブラジル

の音楽としてボサノバが広まったが、そのほかにも新しい音楽として

MPB(ムジカ・ポプラール・ブラジレイラ)などもある。

 

しかし、現在は本場のリオ・デ・ジャネイロではボサ・ノバは衰退して

あまり聴くことが出来ない。フランスや日本では根強いファンが多く

よく演奏しているが。

 

ボサノバを生み出したアーティストは、アントニオ・カルロス・ジョビン

(トム・ジョビンとも呼ばれている)、ジョアン・ジルベルト、ナラ・レオン、

ルイス・ボンファ、ヴィニシウス・ヂ・モライス、カルロス・リラなどなど。

有名なボサ・ノバの曲はトム・ジョビンが作曲したものが多い。

 

ジョアン・ジルベルトが幾日もバスルームに閉じこもってギターを弾き試行

錯誤の末、それまでにないスタイルのギター奏法を編み出すことに成功し、

ボサノバを創造したとも云われている。ジョアン・ジルベルトのギター奏法

は変奏的なジャズや抑制された曲調のサンバであるサンバ・カンサゥン、

バイーア州周辺で発展したバチーダというギター奏法を取り入れている。

 

ナラ・レオンが友人を頻繁に自宅に招いてパーティをして演奏し、

そこで生まれた音楽がボサ・ノハだという人もいる。 

 

Nara Leão - Meditação

 

ジャズのサックス奏者スタン・ゲッツとジョアン・ジルベルト、トム・ジョビン、

当時、ジョアン・ジルベルトの妻であったアストラッド・ジルベルトが

ヴァーブ・レーベルに吹込みしたアルバム「Getz/Gilberto」の収録曲

「イパネマの娘」が世界中で爆発的にヒットしてボサ・ノバ音楽を広めた。 

 

Andy Williams and Antonio Carlos Jobim - 「The Girl From Ipanema」

トム・ジョビンがアンディ・ウィリアムスのTVショーにゲスト出演して歌っている貴重な映像。 

 

最初のボサ・ノバの曲と言われているのが、トム・ジョビンが作曲し

ヴィニシウス・ジ・モラエスが作詞した Chega de Saudade。

(シェガ・ジ・サウダージ、邦題:想いあふれて 英語のタイトルはNo More Blues)

演奏するのがたいへんむつかしく長らくレコード化できなかったとトム・ジョビンが

語っているが、ジョアン・ジルベルトと知り合い、ジョアン・ジルベルトがとても巧く

ギターの弾き語りだけでChega de Saudadeを歌ったのでトム・ジョビンは

すぐにレコーディングの準備をしたと。

 

Joao Gilberto - 「Chega de saudade

ジョアン・ジルベルトが娘のベベウ・ジルベルトと歌っている貴重な映像。

 

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高校生の頃からずっとボサ・ノバをギターで弾き語りしたいと思い続けて、

ウン十年(笑) 未だに、まったくと云ってよい程、巧く弾けない。

 

レッスン受けないと無理だよと友人は言うので試しにギター教室(ジャズギター

専科)に少しだけ通った。楽譜の読み方、音楽理論ばかりでなかなか実際の

弾き方を教えてくれないので、途中でやめてしまった。

 

結局、レコードやCDを聴いて教則本を読んで弾いているが、なかなかプロが

弾いているようにはならない。

 

単にコードを押えて、リズムをとればいいと早合点してしまいがちだが、実は

通常のコードフォームではボサ・ノバの雰囲気がでない。

 

たとえば、ドミソの和音はCコードだが、ボサ・ノバでは、これをドソシミの

CM7やドミラのC6など不協和音にならない音をプラスする。

 

A7(♭13) など、フォークソングやロックなどでは使わないコードも頻繁

に使われている。

 

なので、ギターの弦を押える指の位置を覚えるのがむつかしく、それを覚えても、

スムースに動かすのにかなりの練習を必要とする。

 

「バチーダ」と呼ばれる奏法は、右手の親指でベース音、その他の指で和音を弾く。

(右手の小指は基本的に使わない)

 

シンコペーションも大事。そして、コードを押えたまま弾いていては単調になり、

少し浮かせたり強く押えたりして音に強弱をつけたりもしなければならない。

 

コードを覚えたら、次はリズム。(基本は4/4拍子で2小節でリズムを取る)

まずは、一番わかりやすいリズムパターンは、タン・タン・ド・ターン ・ タン・タン・ド・ターン

このリズムは高校時代にマスターした。

そして、少しむつかしいリズムで、タン・タン・ド・タン・ターン・タン・ド・ターン
(真ん中のターンは小節をまたぐ)

まだある。

タン・タン・ド・タン・タン・タン・タ・ドン・タン(5つ目のタンは小節をまたぐ)

タン・タン・ド・タン・ドン・タン・タ・ドン・タン(5つ目のドンは小節をまたぐ)

小節をまたぐ音がちょっと「つまづいた」ようなリズムになり、これをシンコペーションと

ボサノバでは呼ばれている。 

このあたりのリズムは何度も弾かないと覚えられない。 

オフビート(アフタービート)のリズム感(小節内の弱拍にアクセントを置く。4/4拍子の場合、

通常一拍と三拍にアクセントを置くが、これを二拍、四拍に置く)は日本人には、先天的に

備わっていないと音楽雑誌で書いてあったが、本当にこの感覚をつかむのに苦労する。

これらのリズムパターンを曲によってはアップ・テンポやスロー・テンポで弾かなければならない。

 

ボサ・ノバの映像を見てリズムの感覚を身に付けようっと・・・・

小野リサ & 渡辺貞夫 -「So Danco Samba」

 

ジャズ演奏、Charlie Byrd -「Wave」

 

Nova -「Insensatez("How Insensitive")

 

Andrea Motis & Joan Chamorro Grup -「Desafinado」

スペインの新星、アンドレア・モティス。まだハイ・ティーンだが、

トランペットやサックスも演奏する。彼女のヴォーカルがとてもキュート。