Jazz & Bossa , 美術館巡り , 古都散策 and many more !

大好きなジャズ&ボッサ、そして美術館巡りと古都を散策などなど。

♪ あなたのそばに

2013-12-19 | Jazz Vocal

足を怪我し、外出できなく退屈なので、近頃は、録音してある自分の歌を You Tube に

アップロードしたりして過ごしています。 

足が治れば、ドンドン外出して散策や美術館、ジャズライブ巡りなどをしたく思っています。 

それまでにギターの練習して何曲かマスターしょうと頑張ってますが.........どうかなぁ 

 

さて、今日は又々、You Tube に自分の歌をアップロードしました。 

スターダストで有名なホーギー・カーマイケルが作曲した「The nearness of you」です。

歌詞もロマンチックで、しっとりとスローなテンポで演奏される事が多く、素晴らしい曲です。

でも、この曲は、むつかしいです。発音が悪いのも、声量がないのもバレバレ(笑) 

歌詞に出てくる「pale moon」にちなんで、美しい青白く輝く月とアーティストの画像を使用しました。 

The nearness of you  -  Fantastic pale moon

 

ジャズ・ウクレレの第一人者、ベニー・チャンのライブ演奏。すごく巧く聴き惚れてしまいました

Nearness of You - Live at The Palace Theater (June 25, 2010)

Ukulele: Benny Chong Bass: Byron Yasui 

 

 

「The nearness of you」と云う曲について調べました。

魅惑のスタンダード曲という言葉がぴったりの曲ですが、たいへん昔の曲で、

ホーギー・カーマイケルが作曲したのは1937年と言われています。

オフィシャルには、1940年にネッド・ワシントンが歌詞を付け、ホーギー・カーマイケルとの

2人の名義で出版ライセンスを取得した事になっています。

この曲は、グレン・ミラー オーケストラの演奏で広く知られるようになりました。

その後、たくさんのアーティストに歌われたり演奏されたりして、スタンダード曲になりました。

最近では、ノラ・ジョーンズが吹込みしコンサートでもよく歌っています。

 

<歌詞>

It’s not the pale moon that excites me
That thrills and delights me
Oh, no it’s just a nearness of you

It isn’t your sweet conversation
That brings this sensation
Oh, no it’s just a nearness of you


When you in my arms
And I feel you so close to me
All my widest dreams come true


I need no soft lights to enchant me
If you’ll only grant me
The right to hold you ever so tight
And to feel in the night the nearness of you

 

<和訳> 

私をドキドキさせているのは、青白く輝く月ではない

あぁ、まさか!

すごく恋しく思っている あなた のそばにいるとは !

 

私をこんなに優しい気持ちにさせてくれるのは

あなた の かわいい おしゃべりだけじゃない

あぁ、確かに

今、私は あなた のそばにいるんだ

 

あなたが私の腕の中にいると

息が詰まるような感じで全ての夢が叶いそう
 

もしも あなたが、私だけを受け入れてくれるのなら

私は、あなたをきつく抱きしめて離さない

そして一晩中、あなたのそばにいる幸せをかみしめたい

 

では、最後にノラ・ジョーンズで

Norah Jones - The Nearness Of You.


♪ あなたはしっかり私のもの

2013-12-15 | Jazz Vocal

コール・ポーター(Cole Porter、1891年6月9日~1964年10月15日)は、

ミュージカルや映画の楽曲を手掛け、たいへん多くのスタンダード・ナンバーを

残した偉大なコンポーザーです。 

 

コール・ポーターの曲といえば 『Night and Day』、『Begin The Beguine』、

『You’d be so nice to come home to』、『Love For Sale』、『So In Love』、

『What Is This Thing Called Love』 など、ものすごく多くの名曲があります。

 

それらの中で、日本語の曲名『あなたはしっかり私のもの』

(オリジナル・タイトル『I’VE GOT YOU UNDER MY SKIN』)

は1936年のMGMミュージカル映画「踊るアメリカ艦隊」

(オリジナル・タイトル:Born to Dance)のためにコール・ポーターが作詞・作曲

した曲で、フランク・シナトラがネルソン・リドルのアレンジで歌って大ヒットさせました。

この曲は私の大好きな曲の一つでカラオケでもよく歌っていますが、やはりアマチュア

の私には、かなりむつかしい曲です。 

 

※昨年、ジャズ・ライブハウスでリハーサルなしの生バンド・セッションで

  歌った時の録音です。私の超下手ッピな歌なのでスルーしてもらっても

  いいです(笑) 

 

フランク・シナトラのレアな写真をスライドしています。

I've Got You Under My Skin  " Frank Sinatra - Rare Photo " 

 

では、フランク・シナトラで

Frank Sinatra - "Got You Under My Skin" (Concert Collection)

  

<歌詞> 

I’ve got you under my skin

I have got you deep in the heart of me

So deep in my heart, you’re really a part of me

I’ve got you under my skin


I tried so not to give in

I said to myself “This affair never will go so well”

But why should I try to resist when, daring, I know so well

I’ve got you under my skin


I’d sacrifice anything, come what might,

For the sake of having you near

In spite of a warning voice that comes in the night

And repeats in my ear

“Don’t you know, little fool, you never can win

Use your mentality, wake up to reality”

But each time I do, just the thought of you

Makes me stop before I begin

‘Cause I’ve got you under my skin


<和訳> 

I’ve got you under my skin は、直訳すれば、『私の肌の下にあなたを取り込んだ』と

なりますが、「You get under my skin」という慣用句は、「もどかしい」気持ちの表現と、

英語では誰かを好きになるという感情を「むずがゆさ」という皮膚感覚でとらえることがあり、

つまり、これらから考えると、あなたが心の奥まで入りこんでしまって、「私はあなたにメロメロ

になってしまった」という表現が近いと思います。

 

あなたをしっかりと私の肌の中に取り込んでしまった

私の心に深くあなたが入り込んでしまった

まるであなたが私の心に宿って私の体の一部になったみたいに

しっかりとあなたを私のものにしてしまった

 

誘惑に負けないように頑張ってみた

「この恋は絶対にうまくいきっこない」と自分に言い聞かせて

でも、どうしてそんな風に我慢しなくてはならないのか?

あなたが、もう私の中に入り込んでいるのがわかっているのに



あなたと一緒にいられるのなら、どんな犠牲を払ってもいい

どんな困難も乗り越えてみせる

でも、夜になると何度も何度もこんな警告の声が聞こえる

「バカだなあ、君には無理な恋だよ頭をひやして、現実を見てごらん」

その声の通りにしょう、あきらめようと思っても

あなたを思うだけでまた恋に引き戻されてしまう

だってあなたは私の一部になってしまったから



 

最後にもう一人、今度は女性で。

イケメン・トランペッター、クリス・ボッティのコンサートでゲスト出演した

キャサリン・マクフィーのライブ映像です。

Chirs Botti & with Katharin McPhee  - I've Got You Under my Skin

Boston's Symphony Hall, on September, 2008.


♪ 貴方にそっくり

2013-12-07 | Jazz Vocal

足を怪我して外出できない退屈な日々が続いているので、部屋の片付けを始めた。

まずは、たくさん集めたレコードをジャンルごとに棚に入れようと・・・

以前もしたのだが、次から次に買ってしまうので整理が追い付かなく、

又、新たに買い求めたレコードはまず聴いてから、ジャンル分けした棚に入れないと         

聴くのを忘れてしまうから。CDで復刻されていないレコード・アルバムやどうしても

オリジナルの初期盤をほしいので、未だにレコードを入手している。

ジャズ、ボッサ、シャンソン、ポップス、ロック、アメリカンフォーク、カントリー、

クラシックなどと大まかにジャンル分けして棚に収納している。

随分以前に数えたきりで今は何枚あるか数えてなかったので、数えてみょうと

したが、時間の無駄のように思ったので数えるのをやめ、好きなアーティストの

レコードを聴いてしまった。レコードの片付けは後日に(笑) 

 

                

 

                 

 

アニタ・オディのレコードで Exactly like you を聴いて、自分で録音していたのを思い出した。 

Exactly like you - Rare Female Jazz Vocal Records

所有している女性ジャズヴォーカルの入手困難な希少盤のジャケットを撮影。

歌っているのは、下手ッピな「私」(笑)

              

 

Exactly like you  (日本語のタイトル : 貴方にそっくり)

Words by Dorothy Fields  

Music by Jimmy McHugh 

1930年にドロシー&ジミーの名コンビが作曲し、ガートルード・ローレンスが歌いヒットしました。

軽快なスウィング・ナンバーにアレンジした、ベニー・グッドマンやカウント・ベイシーの録音が有名。

女性の想いを歌にしていますので、女性シンガーの録音もたくさんあります。

ずっと心のなかに理想の恋人を想っていて、初めてピッタリ合う相手を見つけたときの

ときめきを歌にしたものです。

 

<歌詞>

I know why I've waited know why I've been blue

Prayed each night for someone exactly like you

Why should we spend money on a show or two

No one does those love scenes exactly like you

 

You make me feel so grand

I wanna hand the world to you

You seem to understand each foolish little scheme

I'm scheming, dream I'm dreaming

I know why my mother taught me to be true

She meant me for someone exactly like you 

Exactly like you. Exactly like you.  Exactly like you 

 

<和訳>

待っていたかいがあったわ

なぜずっと落ち込んでいたのかも分かった

毎晩お祈りをしていたの

あなたのような人を想いながら

 

なぜ人はお金を払ってまでして

ショーなんかに行くのかしら?

そこではあなたみたいには

ラブ・シーンを演じてないのに

 

あなたはとっても素敵な気分にしてくれる

あなたに全てを捧げたい

分かって欲しい

愚かでちっぽけな私の夢を

いつも思い描いてることを

ママがいつも言っていたことは

このことなのね、いま分かった

「夢はかならずかなう」って

それはあなたのことだったのね

 

では、ダイアナ・クラールの最高の歌と演奏を聴いてください。

すごくフェイクしています。

Diana Krall - Exactly Like You (Live In Rio) 

            


♪ 縁は異なもの

2013-11-30 | Jazz Vocal

星の数ほどサイトがあるのに私のブログを見てもらっている。

すごい「縁」を感じます。ありがたい事です。

人のつながりは不思議ですね。地域、学校、職場、趣味の会、旅行、

友達の友達など、今までまったく知らなかった人にあるきっかけで

知り合いになる。現在ではインターネットを通じて知り合う事も出来ます。

本当にすごい世の中になって来ました。

もちろん、何もせず受け身でただ待っているだけでは、縁は起きにくい

ものなんですが・・

 

ジャズのスタンダード曲に

「What A Difference A Day Made」と云う名曲があります。

日本語のタイトルは「縁は異なもの」とうまくつけられています。 

この曲は、歌ではダイナ・ワシントンが決定盤となっています。

R&Bやブルース、そしてジャズをとても巧く歌いこなすシンガーです。

私は、あまりこの人の声と歌い方を好みませんが、ソウルフルで

パワフルな歌は、すごく巧いと思います。

 

What a Difference A Day Made -- Dinah Washington

 

ロックシンガーのロッド・スチワートは最近、スタンダードナンバーを

たくさん歌っていて、この曲も録音しています。

Rod Stewart - What A Difference A Day Made

 

では、「What A Difference A Day Made」について、

1934年
作詞・作曲  Maria Grever (マリア・グレヴェル)
英語歌詞   Stanley Adams(スタンリー・アダムス) 

メキシコ人のマリア・グレヴェルが作った曲で、スタンリー・アダムスが

英語の詩をつけた事により、たくさんのシンガーに歌われました。映画で

使われた事もありました。1959年にダイナ・ワシントンが歌ってヒットし、

グラミー賞を受賞しています。

現在でも、たくさんのアーティストにより歌われたり演奏されたりしています。 

 

<歌詞> 

What a difference a day made

Twenty four little hours

Brought the sun and the flowers

Where there used to be rain

My yesterday was blue dear

Today I’m part of you dear

My lonely nights are thru, dear

Since you said you are mine


What a difference a day makes

There’s a rainbow before me

Skies above can’t be stormy

Since that moment of bliss, that thrilling kiss

It’s heaven when you find

Romance on your menu

What a difference a day made

And the difference is you 

 

<和訳>

たった1日でなんて違いだろう。ほんの24時間すぎただけなのに

それまで雨つづきだったところに 日差しが戻り、花は咲き乱れる  

昨日まで何もいい事がなかったのに、今日はもうあなたと二人

私の孤独な夜は終わった。「君は僕のものだよ」 って言ってくれたから

私の前には虹が広がっている 空は高く 嵐が起こることもない

息が止まるような あの口づけをされた瞬間から 突然まわりが天国になった

1日という時間が、こんなにも人生を変えてしまった!

私の人生を変えてしまったのは、あなた・・・

 

※私も動画をアップしました。海外の女優さんの写真を集めました。

  私の下手な歌を辛抱して聴いてもらうために、せめて映像は美人で。

   美女とご縁がありますように(笑) 

The Beautiful Actress - " What a difference a day made "


♪ Someone To Wach Over Me

2013-11-24 | Jazz Vocal

スタンダード曲、「私を見守ってくれる誰か」邦題(やさしき伴侶を)

1926年
作詞:アイラ・ガーシュウィン
作曲:ジョージ・ガーシュウィン

<歌詞>

There's somebody I'm longing to see.
I hope that he turns out to be someone who'll watch over me.

I'm a little lamb who's lost in the wood.
I know I could always be good to one who'll watch over me.

Although he may not be the man some girls think of as handsome.
To my heart he carries the key.

Won't you tell him please to put on some speed.
Follow my lead, oh, how I need someone to watch over me. 

<和訳>

私が会いたいと想い続けている人がいる
その人は、いつも私を見守ってくれる人だといいなぁ
私は森の中で迷子になってしまった子羊
でも私を見守ってくれる彼の前でなら
いつだって素敵な私でいられる

女の子たちが騒ぎ立てるほどハンサムな人では                                                                               ないかもしれないけど
その人こそ私の心を開く鍵をにぎっている

ねえ誰かその人に「もっと急いで」って言ってくれないかなぁ
そして「私のお願いを聞いて」って伝えてほしい
あぁ、どうしても私には必要なの
いつも私を見守ってくれる人が、とても必要なの 

 

♪ ♪♪ ♪♪  ♪ ♪♪ ♪♪  ♪ ♪♪ ♪♪  ♪ ♪♪ ♪♪      

 

見守ってくれる人を待つロマンチックな女心の歌ですね。 

アイラとジョージのガーシュイン兄弟による1926年の楽曲ですが、

現在も、映画やミュージカル、そしてCMにとよく使われている

永遠のスタンダード曲です。 

元々は、ガーシュイン兄弟がミュージカル「Oh,Kay(オー、ケイ!)」

のために書いた曲で、アメリカのミュージカルに初出演したイギリスの

ミュージカル女優のガートルード・ローレンスが、このミュージカルの

中で歌い、大ヒットしました。このミュージカルは256回も公演された

そうです。

 

私は、この曲を高校生の時にジャズのレコードで聴いて知っていましたが、

テレビの洋画番組で放映されたドリス・ディとフランク・シナトラが共演

した1954年の「Young At Heart」でシナトラが歌っているのが印象に残り

その後、この曲を歌っているジャズヴォーカルのレコードを集めました。

チェット・ベイカー、クリス・コナー、リー・ワイリー、サラ・ヴォーン、

エラ・フィッツジュラルド、リンダ・ロンシュタットなど、多くの人に歌い

継がれている永遠のスタンダード・ナンバーです。

現在も、若手のジャズシンガーも歌っており、ガーシュイン兄弟が作曲

してから既に87年も経過するのに愛され続けている曲なんです。

 

では、映像を紹介します。 

映画「Young At Heart」で歌っているフランク・シナトラです。 

Frank Sinatra - Someone to Watch Over Me

 

この映画では、ドリス・ディとシナトラがデュエットして歌うシーンもあります。

You, My Love - Frank Sinatra and Doris Day

 

 

2004年のレネー・オルステッドの録音でデビューアルバムのためのプロモーション

ビデオ。現在24歳になり大活躍している彼女ですが、撮影時の彼女は15歳でした。

発音にクセがなくとても綺麗な声です。

Renee Olstead - Someone To Watch Over Me

 

 

※私も動画をアップしました。

映画「Young At Heart」のスティール写真とドリス・ディの写真をスライドしています。

歌っているのは、私なのでスルーしてもらってもいいです(笑) 

Someone To Watch Over Me

Doris Day & Frank Sinatra from " Young At Heart "


♪ 恋をしているみたい !

2013-11-17 | Jazz Vocal

いい歳をして何を日記に書いてるのと笑われそうですね。

私が誰かに恋をしているのではありません。私の大好きな曲のタイトルなんです。 

Almost Like Being In Love という曲で、現在ではJAZZのスタンダードとして、                        

大変有名で多くのアーティストに演奏されたり歌われています。 

ジュディ・ガーランド、ジョー・スタッフォード、ペギー・リー、ビック・ダモン、

フランク・シナトラ、ナット・キング・コール、ローズマリー・クルーニー、                                 

ディーン・マーティン、シャーリー・バッシーなど多くのシンガーが歌っています。

Dean Martin - Almost Like Being In Love

 

そして、最近では、ローラ・フィジー、そしてナタリー・コールが録音してヒットさせています。

Laura Fygi - Almost Like Being in Love

 

1947年初演ブロードウェイ・ミュージカル「Brigadoon (ブリガドゥーン)」で使われた曲で、

1954年に映画化され、映画の中でジーン・ケリーが歌って知られるようになりました。

ブリガドゥーンとは、スコットランドの奥深くに100年に1日だけ霧の中から蘇える幻の村。

そこへ訪れたアメリカ男性が、タイムスリップして現れた美しい乙女に恋をしてしまうという

ストーリーです。

 

曲名 : Almost Like Being In Love
作詞 : Alan Jay Lerner (アラン・ジェイ・ラーナー)
作曲 : Frederick Loewe (フレデリック・ロー)

<歌詞>

What a day this has been
What a rare mood I'm in
Why, it's almost like being in love


There's a smile on my face
For the whole human race
Why, it's almost like being in love


All the music of life seems to be
Like a bell that is ringing for me

And from the way that I feel
When that bell starts to peal

I would swear I was falling
I could swear I was falling
It's almost like being in love

 

<和訳>

なんて一日だったんだろう
なんて特別な気分なんだろう
なんだろう、まるで恋をしているみたい

この世の全ての人に思わず笑顔になってしまう
なんだろう まるで恋をしているよう

全ての音楽が私のために鳴り響く鐘のように思える

その鐘が鳴り始めるとき 私の中に響くこの感覚
心が奪われたのは間違いない 恋に落ちたみたい

 

※私も動画をアップしました。この曲を歌ったグレートなアーティストの写真をたくさん集めました。

 歌っているのは、私です。昨年、生演奏でぶっつけのジャムセッションで録音しました。

Almost Like Being in Love - Jam session

 


イーディー・ゴーメ 【My Favorite Artist Vol.8】

2013-11-10 | Jazz Vocal

イーディー・ゴーメ (Eydie Gorme) が2013年8月10日、病気の

ためラスベガスの病院で死去された。

 

私は、彼女の伸びのある声が大好きで、しかもジャズアレンジの曲を

歌ってもすごく巧いので彼女のレコードをたくさん集めました。

 

彼女が1963年にレコーディングしたアルバム、『Blame It on the Bossa Nova』

の同タイトル曲が大ヒットし、全米レコード協会がゴールドディスクに認定しました。

 

          

 

『Blame It on the Bossa Nova』をスペイン語で歌っています。

 

又、同アルバムに収録されたブラジルのボサ・ノヴァ曲 "Recado" に英語の歌を

つけた『The Gift』もヒットし、現在ではジャズのスタンダードナンバーとしてもよく

演奏されています。スペイン語が得意だったので、トリオ・ロス・パンチョスとの共演

などで、『ある恋の物語』や『キエン・セラ』などのスペイン語の歌もたくさん録音して

います。

スペイン語圏でも『Amor』(1964年)などが大ヒットしました。

 

           

 

1995年、ソングライターズ・ホール・オブ・フェイム (Songwriters Hall of Fame)に

夫のスティーブ・ローレンス (Steve Lawrence) と共に、殿堂入りを果たしています。

1928年8月16日、トルコ系とイタリア系の両親のもとにニューヨーク市ブロンクス区で

生まれました。

高校卒業後に、国際連合の機関で通訳の仕事に従事していましたが、歌手活動も開始し、

1953年にトーク番組のオーディションに合格したのをきっかけにブレーク。同番組で

歌手のスティーブ・ローレンスと出会い、5年間共演した後、1957年に結婚。

 

 

2人の男の子に恵まれ、とても仲の良いおしどり夫婦として有名で、夫とのラスベガスでの

華やかなショーや2人のテレビ番組の話は語り草となっています。 

夫の従軍中、ソロで活動を行い、夫の除隊後に夫婦での活動を再開。途中、息子の死

という不幸に見舞われましたが、1年後にはツアーを再開し、もう1人の息子のデビッドも

ピアノでツアーに参加しました。夫婦でのツアーは2000年代まで続きました。

 

           

 

彼女は、夫や息子の他、多くの家族に見守られて息を引き取りました。

 

スティーブ・ローレンスは「イーディーとは55年以上の間、ステージでも私生活でもいつも

一緒だった。彼女には一目惚れだったが、彼女の歌声を聞いてより一層好きになった」と

述べ、「世界は偉大なポップス歌手を失った」と付け加えました。

 

※私も動画をアップしました。レコードジャケットと彼女の写真をスライドにしました。

  曲は、『The Gift』 歌っているのは、私です。昨年ジャズクラブで録音しました。

 


♪ As Time Goes By

2013-11-07 | Jazz Vocal

~映画、カサブランカで歌われた永遠の名曲 "As Time Goes By"~ 

 

1941年12月、まだドイツ軍に占領されないフランス領モロッコの都

カサブランカは、ナチスから逃れて、中立国ポルトガルのリスボンを

経由し、アメリカへ亡命するために通過しなければならない寄港地で

あった。

この町にアメリカ人のリック(ハンフリー・ボガード)が経営している

ナイト・クラブ「カフェ・アメリカン」は、それら亡命者たちの溜り場

だった。

リックは、パリがナチスに陥落する前に理由を告げずに去った恋人

イルザ・ラント(イングリット・バーグマン)に彼のナイト・クラブで

偶然の再会をする。二人のパリでの思い出の曲『As Time Goes By』

をサム (ドゥリー・ウイルソン) が演奏しているのをリックが気づき

やめさてしまう。ピアノを弾いて歌ってとサムにリクエストしたのは

イルザであった。 

Play it Sam, Play "As Time Goes By".. Ingrid Bergman, Humphrey Bogart

  

※私も動画をアップしました。

美しいイングリット・バーグマンのスティール写真を集めました。

演奏は、昨年ジャズライブのお店で録音したもので歌っているのは私です。

超下手ッピな歌です・・・バーグマンが気の毒(笑) 

Ingrid Bergman - Casablanca "As Time Goes By"

 

"As Time Goes By"

1931年 作詞・作曲/ ハーマン・ハプフェルド(Herman Hupfeld)

You must remember this,

A kiss is still a kiss

A sigh is just a sigh

The fundamental things apply

As time goes by

And when two lovers woo, they still say “I love you”

On that you can rely

No matter what the future brings

As time goes by


Moonlight and love songs never out of date

Hearts full of passion, jealousy and hate

Women needs man and man must have his mate

That no one can deny


It’s still the same old story,

A fight for love and glory

A case of do or die

The world will always welcome lovers

As time goes by


《日本語訳》  

原曲にはヴァースがありますが、省略しています。

意味が通じるように言い換えているところがあります。



<和訳>

これだけは忘れないでほしい

キスといえば キスをすることだし

吐息といえば ため息をつくこと

いくら時が流れようとも

そういうものは何も変わらない

 

恋人たちは今でも愛を伝えるときは、やはり

「愛している」とささやくから、信じていい

この先何があろうとも  いくら時が流れようとも

月明かりもラブソングも 決して時代遅れにはならないし

恋人たちの心は、

いつでも情熱と、嫉妬や憎しみでいっぱいだし

女は頼れる男を求めているし

男にはいつもそばにいてくれる伴侶が必要

そんなことは誰も否定できない

 

いつの時代も同じ事の繰り返し

愛と名誉のために命を賭けて戦っても

恋する者たちを世界は優しく受け入れる

いくら時が流れようとも


Jazz も巧い Maria Muldaur 【My Favorite Artist Vol.5】

2013-10-12 | Jazz Vocal

足を怪我し、3連休は自宅でゆっくり静養しようと思い、今日はレコードとCDを午前中から

ずっと聴いていました。

大好きなジャズやボサ・ノバを聴いていましたが、若い頃から大好きなマリア・マルタ゜ー

のアルバムも3枚ほど続けて聴きました。

60年代後半に登場し70年代に「Midnight at the Oasis 」で大ブレイクしたシンガーで

オールド・タイミーな曲、カントリー、ブルース、ゴスペルやジャズなどもたいへん巧く

表現できるグレートなヴォーカリストです。

Maria Muldaur -Midnight at the Oasis


日本では単にロック歌手、海外では、ウッドストック・サウンドというジャンルで分類される事も

ありますが、マリア・マルダーの才能はそんな狭いものではありません。

私は、大学生の頃にロスアンゼルスのライブハウスで彼女のステージを見ました。

なんと、5m位の真近で見れ、美ししい彼女が歌う姿にすっかり魅了されてしまった

のを昨日のように鮮明に覚えています。

来日公演にも、もちろん駆けつけました。当時は彼女のレコードが発売されるとすぐに購入し、

日本で発売されないレコードは輸入盤専門店に頼んで入手したほどです。

現在も彼女のCDを収集しており、ほぼコンプリートに揃えています。

でも、やはり若い頃の録音がいいと思うのは、夢中になった当時の事が忘れられないせい

かもしれません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・私は特に彼女が歌う「Lover Man」をとても気に入っています。

※動画を作成しました。

"Lover Man" Maria Muldaur


彼女がジャズに取組んだ作品としては、Sweet And Slow が有名です。CDで再発売されています。

Seldon Powell(ts)、Kenny Barron(p)、Michael Moore(b)、Ben Riley(dm)

などジャズ界の錚々たるアーティストが参加しています。

洋楽をお好きな人にぜひ聴いてほしいアーティストです。


モニカ・ゼタールンド 【My Favorite Artist Vol.1】

2013-08-04 | Jazz Vocal

これから時々、ジャズや絵画などの大好きなアーティストに
ついて、自分の記録として書いていこうと思っています。
まずはジャズをお好きな人なら、よくご存知のスウェーデン
の女優でありジャズシンガーでもあったモニカ・ゼタールンド
について書いてみました。

彼女の父親はアコーディオン奏者で、しかも熱心なジャズ
ファンでした。
幼い頃から、父が所有していたビリー・ホリデイやエラ・フィ
ッツジェラルドなどのレコードを聞きこみ、それらの歌詞を
記憶していったと本人が云っています。

ジャズヴォーカリストとしてのキャリアは華々しく、
ルイ・アームストロング、ナット・コール、ビル・エヴァンス、
スタン・ゲッツ、そしてクインシー・ジョーンズといった錚々
たるメンバーと仕事を共にしています。

ジャズだけではなく、彼女はスウェーデンのコメディ・デュ
オ、ハッセ・オ・ターゲとも仕事をするようになりました。
このコメディ・デュオは1960~70年代にスウェーデンで最
も成功したコメディアンで、彼らとの共演により、彼女は役
者のキャリアも積みました。

又、彼女はナイトクラブ等でのレヴューショーや映画など
に数多く出演しています。出演した作品の中には、彼女が
主題歌も手掛けた映画などもあります。

このように数多くの映画や舞台に出演していますし、
レコード吹込みもたくさんあります。

しかし、この人の晩年はとても可哀相で、ひどい脊柱側
彎症を患い車椅子の生活を余儀なくされました。
そして、2005年5月12日、ストックホルムにある自宅アパ
ートがベッドでの喫煙が原因とされる不幸きわまりない
火災により彼女は67歳でこの世を去りました。

私が、モニカ・ゼタールンドの声に接したのは、
ビル・エヴァンスと共演したレコード・アルバム
「Walz For Debby」を聴いたのが最初でした。

【映像】
この映像は、モニカとビル・エヴァンス・トリオがTV出演
の際に行ったリハーサル映像だと云われています。

Monica Zetterlund with Bill Evans Trio "Waltz for Debby"
Monica Zetterlund(vo) , Bill Evans(p) , Eddie Gomez(b) ,
Alex Riel(ds) Recorded in Copenhagen Oct. 1966



このレコード・アルバムは、全世界で何度となく復刻されて
います。又、ジャケット・デザインを替えて本国でも再発
されています。

「Walz For Debby」という曲はビル・エヴァンスが、当時
2歳で幼かった兄の娘デビイに捧げた曲です。
このアルバムでは、モニカが作詞しスウェーデン語で歌っ
ており「Monicas vals(モニカのワルツ)」と曲名を替えて
います。

私は、このLPレコードをスウェーデン・フィリプスのオリジ
ナル盤(ファースト・プレス) と、同じくスウェーデン・フィリ
プスで再発されジャケット・デザインを替えたセカンド盤も
入手しております。CDもファースト・プレス盤では未収録で
あった曲を追加したものも入手しています。

このオリジナル盤はついては、状態の良いものを入手する
まで何枚か購入しております。
現在手元にあるものは、10 年ほど前でしたが状態がすごく
いいです。

オリジナル・レコードとCDと聴き比べましたが、音質は
雲泥の差があります。
オリジナル・レコードは重厚で暖かみのある音色そして、
非常に繊細な微音まで再生してくれます。
CDでは、聴こえなかったモニカの息づかい、エヴァンス
の静かなピアノの音まで見事に再現します。 

 

「Walz For Debby」Sweden Philips 08222PL
オリジナル・レコード(ファースト・プレス盤)です。

 

          スウェーデン・フィリプスで再発されジャケット・デザインを替えたセカンド盤

        

 

         

               このレコードは、ビル・エヴァンス トリオとのライブ盤です。

 その他のアルバムでも「Walz For Debby」を吹き込んでいるレコードがあり、それらも入手しています。

    
 

モニカの貴重な写真を貼り付けました。

かなりの北欧美人です。

 

     

             

               左に写っているのは、ジョン・コルトレーンです。    

    

 

 

                       ルイ・アームストロングと

         

 

 

以下は、所有しているレコードの一部です。

      

 

  

 

 


冷や汗 ! Live performance ?

2013-03-03 | Jazz Vocal

今月始めの仕事帰りに、あるアーティストの
ライブになぜか、私がギター弾き語りで数曲
歌ってしまいました。

若い頃のバンド仲間がセミ・プロで仕事して
いて、今では年賀状の付き合いだけになって
いたのですが、年賀状で「ギターの練習再開
したよ」と知らせたら、今年始めに久しぶり
に飲み会に誘われ、ライブに一緒に出ない ?
と、しつこく誘われ逃げられなくなりました。

わずかな練習期間約2ヶ月後になんと無謀にも。
どうしょう・・どうしょう 困ったなぁと不安
いっぱい。

でも、こうなったら どうにでもなれーって事で
超下手ッピなギター弾いて歌っちゃいました。
お客さん帰っちゃうだろうなぁと思いつつ。

5曲は一人でギター弾き語り。
他の曲はピアノ・トリオ
(ピアノ、ベース、ドラムス)
が一緒に演奏してくれたので助かりました。

私が演奏して歌える超数少ないレパートリー
から、数曲。
(殆どスタンダードとボサ・ノバです)

~As Time Goes By~

~The Gift (Recado Bossa Nova) ~

~Les Parapluies de Cherbourg (シェルブールの雨傘)~

~Smile~

~The Shadow Of Your Smile~

~Yesterday~

~Michelle~

~The Nearness of you~

そして、友人が歌うのにギターで参加して、~Wave~を

自分が弾くギターだけで歌う場合は、間奏の時に
うまくリズムが取れなくて・・・むつかしいです。
やはり、ピアノ・トリオがついてくれたら演奏し
やすいです。

トチってばかり 冷や汗の連続。
でも、うまくごまかせたかもしれない。
お客さんは気づいてない様子でした~(笑)

狭いライブハウスなので約30人くらいのお客さん
に近くからじっと見られるのは、つらい。
目を合わせないように必死でした。
喉がカラカラ。なぜ、こんな目に・・・

寿命が縮みました。
長生きできないかも。

もうコリゴリ。

ふぅ~疲れた。
終わった後のビールが美味しかった !!

もちろんノーギャラ、飲食代払いました アハ~


Live at Beehive 4th, Nov. 2012

2012-11-04 | Jazz Vocal

大阪・京橋にあるジャズのライブハウス、Beehive で土日にアマチュアの

ジャムセッションが行われており、今日、セッションに参加してきました。

そのライブハウスのホスト・ミュージッシャンは、ピアノの女性とベースの男性

だけで、アマチュア(と言ってもセミ・プロみたいな人ばかり)の人がドラムやギター

を弾いていました。私は、ヴォーカルで参加して約4時間楽しみました。

いつも歌っている曲ですが、4曲歌わせて頂きました。

一曲だけ、他の人が大きく写っているので非公開にしています。

 

I'll Wait For You (Les Parapluies de Cherbourg)

 

The Gift! (Recado Bossa Nova)

 

As Time Goes By


♪ The Gift ! (Recado Bossa Nova) ♪

2011-11-21 | Jazz Vocal

昨日、ジャズやボッサ・ノヴァなどを生バンドで歌うイベントに参加しました。

私は、軽快なテンポのボッサアレンジのThe Gift ! (Recado Bossa Nova)と

ジャズアレンジの「シェルブールの雨傘」を歌いました。

The Gift ! は生バンドで歌うのは初めてでした。

歌うのに一番気になったのは、英語の発音でした。

歌詞の

velvet glove
ベルベットグローブと発音してしまいそうでしたが、
ベルベ-グラブがネイティブに近くベルベットの
「ット」は殆ど聞こえないです。
グローブは日本語です。グラブが正しいです。

April wine
ネイティブではエイプロワイン。

lluminates
日本人ならイルミネイツと読みますが、イルーマネイツ   
がネイティブに近いです。

Shangrila
シャングリラではなくシャーングラーがネイティブな
発音のようです。

イーディ・ゴーメのレコードを何度も聴いてネイティブな
発音に近づけようとしました。

参考までに、歌詞も

No strings have pearls in a velvet glove
The thing I long for is the gift of love

No ring of gold but a dream to unfold
When all the stars have flown and we’re alone

The gift of love is a precious thing
A touch of magic on a day in spring
The golden dream every dreamer pursues
Remember darling never refuse the gift of love

(Repeat)
For love can be a melody that lingers
Or slip like April wine right through your fingers

So kiss me sweet till our secret star
lluminates the way to Shangrila
Whatever fate may befall all I know
Is that the gift of love is the greatest gift of all
・・・What a ball ・・・That’s all

この曲は1959年にアメリカ在住のブラジル人の二人が作りました。

作詞/ルイス・アントニオ
作曲/ジジャルマ・フェレイラ

ブラジル語で「RECADO」というのは、「手紙、伝言、便り」などを意味する言葉です。

ブラジル人のルイス・アントニオの詞では、「別れるのが運命だったんだ」と未練心

を歌った歌詞でしたが、後年に英語でポール・フランスィス・ウェブスターが全く異なる

歌詞を付けました。



【和訳】・・・意味が通じるように訳してます。完全ではありません。

ビロードの手袋に落ちた真珠を
繋ぎ止める糸はいらない

私が心から望んでいるもの それは 
愛という贈り物だけ

金の指輪もいらない、ただ夢さえあればいい
全ての星が失われ、二人が取り残されても

愛とは、何よりもかけがえのない贈り物

それはまるで、春の日の奇跡を起こす魔術のワザのよう。

人々が皆、追い求める黄金の夢のよう。

だから覚えておいてほしい
愛という贈り物を決して拒まないってことを

愛は、心にずっと響き続けるメロディにもなるし
指の間からこぼれ落ちて失くしてしまう四月のワイン
のようにもなる

だからお願い 
私にやさしくキスしてほしい 

私たちの秘密という名の星が二人だけの楽園への
道を照らし出してくれる日まで

どんな運命がこの先待ち受けていようとも
私は知っている 

いかなる贈り物よりも 
愛が最も尊いものであるということを...

 

たくさんのアーティストが演奏している曲ですが、
私はイーディ・ゴーメが歌っているのが、一番好きです。 

 

 

 

イーディ・ゴーメが歌って、訳詩が出て、しかもダイアナ王妃
のたくさんの画像が映る動画を見つけましたので紹介します。 

 


~All of me~ 最高にスウィングした日

2011-08-31 | Jazz Vocal

All of me・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ジャズをあまり聴かない人でも、聴いた事があるよって
よく言われる有名な曲ですが、1931年に作られた古い
曲です。
現在でもよく演奏され、レコーディングもされています。
永遠のスタンダード曲ですね。
早いテンポの演奏はたいへん乗りがよくスウィングして
爽快です。

先日、ピアノトリオで歌伴してもらい歌いましたが最高でした。


1931年
作詞/セイモア・スィモンズ Seymour Simons
作曲/ジェラルド・マークス Gerald Marks

♪♪ ♪ ♪♪ ♪ ♪♪ ♪ ♪♪ ♪ ♪♪ ♪ ♪♪  

All of me, why not take all of me

Can’t you see, I’m no good without you

Take my lips, I want to lose them

Take my arms, I’ll never use them


Your goodbye left me with eyes that cry

How can I go on dear without you

You took the part that once was my heart

So why not take all of me


訳詩


私のすべてをなぜ奪ってくれないの?
あなたがいないとダメだってこと
わかっているでしょ?

あなたにキス出来ない唇なんて
もういらないから持って行って!

あなたを抱きしめられない腕なんて
用はないから、持って行って!

あなたがサヨナラって出て行ってしまってから
私の目は涙でいっぱい!

これからあなたなしで、一体どうやって
生きていけばいいの?

私の心をあなたは持って行ってしまった
なぜ、私のすべてを奪ってくれないの?

♪♪ ♪ ♪♪ ♪ ♪♪ ♪ ♪♪ ♪ ♪♪ ♪ ♪♪ 

トーチ・ソング(torch song) つまり、失恋の歌ですね。

今回は元々女性の立場から作られた歌詞なので、あえて男性側
に置き換えませんでした。

ヴァースもありますが、あまり歌われませんので省略しました。

このすごい失恋の歌を軽快な4ビートで歌うとは・・・


映像を紹介します。

私は、この演奏すごく気に入ってます。カントリーで、
迫力あるノリノリの演奏です。
ヴォーカルの女性は、ドーン・シアーズでバンド名は、
The Time Jumpers です。



 

Michael Buble - All Of Me (LIVE)
マイケル・ブーブレ たいへんかっこいいです。最高!

 


My Favorite Jazz Album “Anita Sings The Most”

2011-03-23 | Jazz Vocal

Anita O'Day(Vo)・・・・・Anita Sings The Most

Rhythm Section
Oscar Peterson(p), Herb Ellis(g), Ray Brown(b), 
Milt Holland(ds), John Pool(ds)

USA. Verve MG V-8259 mono  
Deep Groove Trumpeter Label Original 

SIDE 1
1.'S Wonderful 
 ~ They Can't Take That Away From Me
2.Tenderly
3.Old Devil Moon
4.Love Me Or Leave Me
5.We'll Be Together Again

SIDE 2
1.Stella By Starlight
2.Taking A Chance On Love
3.Them There Eyes
4.I've Got The World On A String
5.You Turned the Tables On Me
6.Bewitched

このアルバムとの出会いは、高校生の時。クラスメイトが
オスカー・ピーターソンのレコードをたくさん集めていて、
このアルバムをある日聴かせてくれたのが最初です。
すごくカッコいいと感じました。
当時は、ロックやアメリカン・フォークばかり聴いていたが、
こんなにスウィングして自分でも歌いたくなるほどのジャズ
ヴォーカルは聴いた事がなかったです。
ピーターソンのピアノも抜群です。

もちろんさっそく日本の再発レコードを入手しました。学校から帰宅
すると同時に毎日、何度も何度も聴いたものです。
フェイクする細かなフレーズも歌えるようになったと同時になんて
ジャズヴォーカルって粋でアメリカそのものの雰囲気なんだろうと
思いました。アメリカに行きたいとさえ思いました。
そして、貯金してアメリカで実際にアニタ・オディを聴いてみよう、
逢ってみようと思いアルバイトしました。

ついに大学4年の時に、ニューヨークのジャズ・クラブで
アニタ・オディのステージを見ました。
言葉も出ないほど感激しました。しかも、休憩の時にアニタ・オディや
バックのメンバーが私の席に来てくれて色々話をしてくれました。
日本人なの。東京・大阪 ? 若いわねぇ。学生なの。
ジャズ好きなのと。彼女に Anita Sings The Most のアルバムが
大好きですと云うとすごく喜んでくれて2回目のステージではこの
アルバムに収録されている「'S Wonderful」と「Stella By Starlight」
など数曲を打ち合わせもなく歌ってくれました。
バックのピアノ・トリオも彼女も最高でした。

ニューヨークで彼女のオリジナル・レコードを探しましたが見つかりません
でした。
大学4年の時には、オリジナル・レコードは入手していませんでしたが、
彼女のアルバムはほとんど手にいれていました。
就職して、どうしてもオリジナル・レコードがほしくなり探しましたがダメ
でした。

運良く2回目のアメリカ旅行の際、大学の体育館で行われていた
レコードコンベンションに遭遇しました。
他のほしかったオリジナル・レコードもざくざく。ここ掘れワンワン
状態で手荷物では持ち帰れないほどの収穫を得ました。
そうしてこのアルバムのオリジナル・レコードを入手できたのです。

日本で再発されたレコードやCDと聴き比べを何度もしましたが、
ヴァーブ独特の音質は当然オリジナル盤が最高。
日本盤やCDは変に高音と低音が強調されヴァーブ独特の
音質が死んでしまっており聴くに耐えないです。

高校生の時に日本盤を喜んで聴いていたのはなんだったん
だろうと思うほどでした。

以上とりとめのないお話で読む価値がない日記ですが、
我慢して読んでいただいた事に感謝します。

※オリジナル・レコード(オリジナル盤)とは、一番最初に販売された
  生産国の物で、いわゆる初版もの。ファースト・プレス盤とも
  呼ばれています。
  現在、状態のよいものはすごく高額で取引されています。
  当時のアメリカのレコードは、ジャケットも分厚く、レコード盤も
  かなり厚みがあり重いです。


    

 

    



(ご参考)
You Tube でこのレコードの曲を聴ける映像がありました。
(映像のレコードジャケットはオリジナルのものではありません)

's Wonderful-They Can't Take That Away from Me


こちらの映像は、有名な映画「真夏の夜のジャズ」からの映像です。

 "Sweet Georgia Brown" and "Tea for Two" at Newport Jazz festival in 1958.