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Jazz & Bossa , 美術館巡り , 古都散策 and many more !

大好きなジャズ&ボッサ、そして美術館巡りと古都を散策などなど。

Les parapluies de Cherbourg シェルブールの雨傘

2013-05-17 | 映画

「シェルブールの雨傘」をフランス語で歌うカラオケを見つけ
最近、練習していますので、この映画と曲について日記を書きました。

そして、昨夜、DVDの「シェルブールの雨傘」をまた見てしまいました。

毎月見ていると思います。

高校時代(もちろんリアルタイムな封切ではなく)に観たとても印象深い映画です。

セリフを全てミッシェル・ルグランのたいへん美しい楽曲で歌っているミュージカルで、
初めて見た時は、映画と音楽が大好きな私には、たいへんに感動したものです。

物語はフランスの港町シェルブールが舞台で1957年11月から1963年のクリスマスまでの
ギー(ニーノ・カステルヌオーヴォ)とジュヌヴィエーヴ(カトリーヌ・ドヌーヴ・・・当時19歳と云われています)の悲しい物語です。

熱い恋愛中で幸せの絶頂だった二人でしたが、ギーに召集令状が届きアルジェリアの
独立戦争に出征してしまい、二人の人生が大きく変わっていくのです。しかもジュヌヴィエーヴは
ギーの子供を生むのです。・・・・・理解ある宝石商の男性がそれをわかっていながらどうしても
ジュヌヴィエーヴをお嫁さんにほしい・・・ジュヌヴィエーヴの母親の努力がそうさせた。

監督のジャック・ドゥミと音楽のルグランは、この映画を制作したときは30歳代の前半でした。

1964年のカンヌ映画祭グランプリ他多数の受賞をしています。

私はこの映画にはかなりの思い入れがあり、DVDの他にVHSのビデオが2本、レーザー・ディスク、
オリジナル盤のサウンド・トラック・レコード、そして輸入盤のCDを持っております。

なぜVHSのビデオが2本あるのかと云いますと、1本は英語の字幕が出るアメリカ製なのです。
フランス映画ですから英語圏の人は字幕は当然英語な訳ですが、アメリカでこれを見つけた時
は感激でした。

又レコードも1枚ものはアメリカ盤、2枚組のフランス・オリジナル盤も探し当てて入手したほどです。
もちろんこの映画のパンフレットも入手しております。

主題歌は名曲でスタンダードになっいて他の曲も素晴らしいです。

この映画が忘れられずもう50回は見ていると思います。

こんなに何度も見た・これからも見る映画はなく異常かもしれません。

でも結構自分と同じ人が多くいるのを最近インターネットでブログや
個人のホームページを見て知りました。

たぶん来月も見ると思います。 

映画で歌っているのは、主演のカトリーヌ・ドヌーブと
ニーノ・カステルヌオーヴォですが、実際は吹き替えです。
カトリーヌ・ドヌーブの歌は、ダニエル・リカーリ、
ニーノ・カステルヌオーヴォの歌は、ジョゼ・バステルです。

作詞は、ジャック・ドゥミ(この映画の監督)

作曲は、ミシェル・ルグラン


フランス語のオリジナル歌詞

Depuis quelques jours je vis dans le silence
Des quatres murs de mon amour
Depuis ton deart l'ombre de ton absence
Me poursuit chaque nuit et me fuit chaque jour
Je ne vois plus personne j'ai fait le vide autour de moi
Je ne comprends plus rien parce que je ne suis rien sans toi
J'ai renonce a tout parce que je n'ai plus d'illusions
De notre amour ecoute la chanson

Non je ne pourrai jamais vivre sans toi
Je ne pourrai pas, ne pars pas, j'en mourrai
Un instant sans toi et je n'existe pas
Oh mon amour ne me quitte pas
Mon amour je t'attendrai toute ma vie
Reste pres de moi reviens je t'en supplie
J'ai besoin de toi je veux vivre pour toi
Oh mon amour ne me quitte pas

Ils se sont separes sur le quai d'un gare
Ils se sont eloignes dans un dernier regard
Oh je t'aim' ne me quitte pas.

訳詩

閉じこもり 沈黙の日々を過ごす
あなたが去ってから あなたの影が
毎晩私を追いかけ 昼には私から逃げてゆく
もう誰も私の目には映らない 一人ぼっちの私
もう何も分らない あなたなしでは生きてゆけない
全てあきらめたわ もう私たちの愛の歌を聴くことは
夢なのだから

あなたなしではもう生きてゆけない 死んでしまうわ
あなたがいなくなればすぐに私もいなくなってしまうの
どうか行かないで いつまでも待っているわ
私のそばにいて お願い 戻ってきて
あなたが必要なの あなたのために生きてゆきたいの
どうか行かないで
愛しているわ 行かないで

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

英語では、タイトルが I'll Wait For You となってます。

If it takes forever I will wait for you
For a thousand summers I will wait for you
Till you're back beside me, till I'm holding you
Till I hear you sigh here in my arms

Anywhere you wander, anywhere you go
Everyday remember how I love you so
In your heart believe what in my heart I know
That forever more I'll wait for you

The clock will tick away the hours one by one
And then the time will come when all the waiting's done
The time when you return and find me here and run
Straight to my waiting arms

If it takes forever I will wait for you
For a thousand summers I will wait for you
Till you're here beside me, till I'm touching you
And forever more I'll wait for you

The clock will tick away the hours one by one
And then the time will come when all the waiting's done
The time when you return and find me here and run
Straight to my waiting arms
Till you're here beside me, till I'm touching you
And forever more I'll wait for you

私が気に入っている映像を紹介します。

まずは映画から、
この映像でダニエル・リカーリとジョゼ・バステルの
フルコーラスを聴く事ができます。


作曲したミシェル・ルグランが実の姉
クリスティーヌ・ルグランと歌っている映像です。


ミシェル・ルグランとナナ・ムスクーリが
デュエットしています。


そして、ついでに私の映像も



-PS-

この画像は、映画で使われた傘屋のお店です。
現在の写真です。(今から約10年前に撮影しました)
パッチワークのお店になっていました。
映画の時に使われた看板は残ってました。


 

この人が、ドヌーブの歌の吹き替えした、ダニエル・リカーリです。

 

 

         


名画「めぐり逢い」を見て感動の涙

2009-10-20 | 映画


私の大好きな映画「めぐり逢い」を昨日久しぶりに見て感動しました。

たぶん中学生時代に淀川長治氏が解説をしていたテレビの「日曜洋画劇場」
で初めて見て以来現在までもう10回以上は見ていますが、その度に感動し
ます。

ビデオはかなり以前にBSでノーカット版が放送されたので録画していました。

でも一度でいいから映画館で見たいです(一生無理かもしれませんが)


「めぐり逢い」 アメリカ 20世紀フォックス 1957年作品
(原題 : An Affair to Remember)

主演 : デボラ・カー(テリー)、ケイリー・グラント(ニッキー)

監督 : レオ・マッケリー

主題歌 : An Affair to Remember
映画の始まるキャスト紹介の映像時にはヴィック・ダモンが歌い、
映画の中で2度デボラ・カーが歌いますが、『王様と私』でも
吹き替えをしたマーニ・ニクソンが吹き替えで歌っています。

1939年のシャルル・ボワイエとアイリーン・ダンの主演で撮った第一作
「Love Affair」をリメイクした映画。
(1994年にもウォーレン・ビューティ、アネット・ベニングが主演した
リメイク作品があります。トム・ハンクス、メグ・ライアンでもストーリー
を真似た映画があります)

(物語)
プレイボーイで世界的に有名なニッキー(ケイリー・グラント)が婚約者の
いるアメリカへ船旅するが同じく乗り合わせたテリー(デボラ・カー)と出会う。
お互いにすでに婚約者がいながらも、二人は恋に落ちてしまう。

船旅の途中にニッキーの祖母を二人で訪ねる。テリーはニッキーが祖母を想う
優しさを見て世間の噂とは違うと感じる。又ニッキーが画家級の絵を描いて
いる事を知る。

(祖母と会うシーンがとても良いです。祖母が奏でるピアノでテリーが静かに
歌う主題歌は素晴らしい)

船旅を終え半年後の7月1日夜5時、エンパイア・ステイトビル102階
での再会を誓い合う。

しかし、約束の日時にニッキーはエンパイア・ステート・ビルの閉館まで
待ち続けるが、テリーは来ない。
テリーはそこに急ぐ途中で交通事故に遭ってしまい車椅子での生活を余儀
なくされることなる。

ニッキーの重荷になると思ったテリーはその後もニッキーとの再会を諦める。

失意に暮れるニッキーが画家としての生活を始めるがなかなか絵が売れず
看板書きの仕事などをしていた数ヶ月たったある日、画商から「自動車事故
で体が不自由になった女性が、ニッキーの描いた女性の肖像画
(テリーがニッキーの祖母の礼拝堂でマリア様を見てお祈りしている絵)を
欲しがっているが、お金が無くて買えない」と聞き、その絵をその女性に
贈った。・・・この時は、再会していない。

その後、婚約者の誘いでバレーを観劇した劇場でニッキーはテリーに逢うが、
彼女の足の不自由に気づかず怒りの感情のまま何も話しせず別れてしまう。

クリスマスの日、電話帳で探しあてた住所に尋ねやっとテリーと再会し祖母
のショールを贈る。

そして別れ際にテリーの部屋に自分の絵があるのを見て、全てを知る。
(このラストシーンは何度見ても感動して泣いてしまいます)

主題歌もたいへん美しいメロディで、この映画を見るとジーンとします。

前半の船中のシーンはラブコメディ・タッチでユーモラスで笑ってしまう
場面が多いですが、後半のニューヨークからのシーンは正に感動する
ラブストーリーです。

アクションや暴力描写の多い現在の洋画に比べ、この映画は純粋な
大人の恋の物語ですね。


You Tube の映像です。これはダイジェストで見られるからいいです。

めぐり逢い(1957) / An Affair to Remember



※デボラ・カーのなんと美しい事 !

            


名画「慕情」に感動

2009-10-15 | 映画




昨夜は久しぶりに「慕情」をビデオで観ました。何十年振りでしょうか。

ラスト・シーンで感動のあまり泣いてしまいました。
(私は若い時から感動すると泣いてしまう涙腺の弱い人間なんです)

アメリカ映画『慕情』(原題:Love Is a Many Splendored Thing )

ベルギー人と中国人の血を引く女医ハン・スーインの自伝をもとに
映画化されました。
映画ではハン・スーインは英国人と中国人の混血となっています。
名女優ジェニファー・ジョーンズが演じました。

サミー・フェインが作曲した主題歌は映画音楽史上の名作と言われ
ています。第28回アカデミー賞の受賞作品です。

監督 : ヘンリー・キング
脚本 : ジョン・パトリック
音楽 : アルフレッド・ニューマン
公開 : 1955年8月18日(アメリカ) 日本での公開は同年11月22日

恋人だった従軍記者のマーク・エリオット(ウィリアム・ホールデンが演じた)
が帰らぬ人となり香港の丘でマークの面影を偲ぶシーンは泣かされます。

とてもいい映画です。

私の母親がリアル・タイムで封切上映を見て感動しナット・キング・コールが
歌う主題歌「Love Is a Many Splendored Thing」をよく聴いていました。
(映画ではナット・キング・コールは歌っていません)

私は中学生の頃にリバイバルでこの映画を見て感動し忘れられず
ビデオを持っています。 ・・・DVDも購入するつもりです。

カラオケでもよく主題歌の「Love Is a Many Splendored Thing」
を歌います。この曲を歌うと年配の方に大受けします。

実は母親のもっているナット・キング・コールの「慕情」が収録
されているLPを聴いて洋楽に目覚めその後ジャズやボサ・ノバも
聴くようになりました。

私にとっては音楽の知識を広めてくれた思い出のある映画であり
主題歌です。

You Tube にアンディ・ウイリアムスが歌い・映画のシーンを重ねた映像
があります。 (いい映像です)

"Love is a many splendored thing"(慕情)

ナット・キング・コール本人が歌っている映像はないです。残念。

そしてこの映画のいい場面をつなげた映像・・・これは実にいい !
慕情(1955) / Love is a Many Splendored Thing


※ジェニファー・ジョーンズ・・・たいへん美しく演技力のある女優さんでした。


感動した映画 「追憶(73年)」 The way we were

2008-06-08 | 映画
私にとってかけがえのない映画。青春時代に見た映画でこれほど
印象深くいつまでも鮮明に記憶している作品はありません。

バーブラ・ストライサンド、ロバート・レッドフォード主演の
The way we were ・・・邦題「追憶」です。

この映画を日本で見て、翌月に初めてアメリカ旅行しましたが、1ヶ月間
の旅行の間にアメリカのどの町に行っても主題歌が流れていた事を思い出
します。

主題歌はたいへんにヒットしバーブラ・ストライサンド自身も大好きな曲
と自ら云っています。

この映画は、激動の時代を生きた男女の愛の物語でシドニー・ポラック監督
の名作です。

大学のキャンパスで政治活動に熱中するケイティ(バーブラ・ストライサンド)
と優等生のハベル(ロバート・レッドフォード)が出会う。

二人には思想の違いがあるが、なぜか惹かれあう。
第二次世界大戦中に二人は再会し、愛し合い結婚。

やがてハベルは映画脚本家となるが、ハリウッド赤狩りの中、ケイティは
反マッカーシズム運動をすすめるが、ハベルは自分の創作能力に限界を感
じ始め…そして二人に破局が訪れる。

離婚後の再会シーンはとても泣かせてくれました。

ストライサンドが歌う主題歌は、今も歌い継がれるスタンダード・ナンバー
ですね。


You Tube でこの主題歌をバーブラ・ストライサンドがライブで歌って
いるのが、たくさんあります。その中で私が一番いいと思ったのをひとつ
紹介します。

ちなみにバーブラ・ストライサンドはまだ来日していない大物アーティスト
の1人です。・・・・早く来てほしい。お歳を召さないうちに・・・・・

Barbra Streisand - The way we were (Live)