ITエンジニアの九十九折(新)

これまで経験したことや考えを思いつくままに綴って行こうと開設しました。マラソンをするように長く続けて行くつもりです。

134.名ばかり管理職が広がった(869字)

2008-04-19 | Management&Economics
昨年を表す漢字は、偽装の「偽」ということでしたが、それに通じるようなことが、今年になって相次いで明るみに出て来ました。

主に小売販売店や飲食店の店長が管理職として位置づけられながらも、パートやアルバイト社員の労務管理を任され、さらには自身も彼らと同様の仕事をさせられ、会社からは残業代の支払いを受けずに長時間労働を強いられていた実態が、訴訟や企業の方針転換等によりわかりました。

官側が想定している管理職とは、次の三点を満たすことが必要だということです。

1)経営陣と一体となった立場である
2)管理職としてふさわしい待遇を受けている
3)出退勤に自ら裁量を持っている

さて、この要件を自分に当てはめてみるとどうでしょう。

1)は一体となった立場とは必ずしも言い切れませんし、3)は勤怠登録をさせられており、裁量があると言えるのでしょうか?
そして、2)は確固とした基準がない限り、何がふさわしいかを論じることが難しいですね。仮に年収が社内の上位20%に入ることとしましょうか。

そうすると、1勝1敗1分となりそうです。
何か中途半端な状態に置かれているのではないかという気がしてきました。

先日、日経新聞の朝刊でこの件に関するアンケート調査が出ていましたが、回答者の6割が、自身が名ばかり管理職に相当するのではと答えているようでした。

また、NHKでもスペシャル番組でルポを報道していました。

こうしてみると、意外にも世の中に多くの名目だけの管理職が生み出され、中途半端な待遇の下、現業や長時間労働を強いられているという実態が浮かび上がります。

人件費、特に残業代抑制が主たる要因なのでしょうか。
こんな有様では、職場が活気を帯び、みんなが生き生きと仕事をすることは到底望めませんね。

解決策は、管理職(役職)以外で処遇をなすことと、生産性を向上させる施策を継続して打つことが考えられます。どちらも、小手先では有効策を打ち出すことはできません。
面倒なことを先送りせず、粘り強く取り組み、上積みする努力が企業側に求められるのだと思います。
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