なかなか曲を選べなかったがどっちにしても音源がないとどうしようもないのでとにかく何かC Dを買うことにした。
悩んだすえ買ったのは「ドナト」。
このC Dにはこの前紹介した「Melodia de Corazon」も入っている。
自分のお金で初めて買ったタンゴのC Dは「エドガルド・ドナト」でした。
なんか知んないけどちょっとドキドキ。
とりあえず音源を手に入れた。 「Sinsabor」
覚えこまねば。
朝から晩まで聴きまくる。
&
昔よく一緒にミロンガに行ったフランス人のカロリンがマッサージの学校が夏休みでヒマだっていうので、Kumitaが着くまでの3日間、2人で練習することにした。
カロリンは身長が170近くある。
踊り方も完全直立ではあるが深いアブラッソの密着クローズ、動きの小さなミロンゲーラだ。
Kumitaとはかなり違う。
でもそんなことは関係ない。
練習相手がいるだけでもありがたい。
相手がどんなスタイルだろうと(合図型は除く)リード出来るのがモデルノダンサーの万能たる所以である。
じっさい彼女のような完全直立クローズタイプはオレの得意パターンでもある。
彼女も何曲か音源 を持っていたので選曲がてらとにかく鏡を見て、外から見て格好のいいアブラッソの形と姿勢の矯正を重要視した。
なんせ「ヒョロイ」もんで見栄えのする形を研究しなくては、、、
腕の位置は胴体部分さえ出来ていればリードに影響はない。
普段ミロンガで踊るときは相手の女の子のアブラッソの形に合わせるが今回は実用性よりも見た目 を重視するべきだろう。
オレの体型で見た目のいい腕の位置とアブラッソの形は、、、、
じっさいには3日で出来たのは姿勢矯正と選曲だけだった。
しかしカロリンとの練習で気付いたことがある。
オレは踊りながらオープンやクローズ、V字、ペチョ・イ・ペチョなどそのときどきの状況に応じて組み変えるタイプだ。
ミロンガで色んな女の子と踊っていると直立系でも
「なぜかこの子はオープンには切り替えにくいな」
と思う子がいる。
実際そういう子はオープンやサロン系は苦手なことが多い。
「なんでぢゃろ?」
と思ってふと気付いた。
ひとつの理由は、、、
いつもペチョ・イ・ペチョ(正面組み)で組んでいるとコンタクトポイントが多い。
基本的に相手のエネルギーをそのコンタクトポイント全面から受けているため、そのコンタクトポイントが減る、もしくはなくなると不安に感じてしまうのでそれが動きに表れるのだ。
そういう心理的要因とは別に、発見したのは「肩」である。
まぁ、考えれば当たり前のことなんだが。
もともと前傾のミロンゲーロ・スタイルは当然のことながら、
ウルキサ・スタイルに代表されるような直立系でもペチョ・イ・ペチョを崩さないようなタイプの踊りでは男性軸の完全なヒーロ(ヒーロ・コンプレト)や180度のオーチョなどは物理的に不可能だ。
そういういわゆるサロン系などの踊りで使うようなことをしたい時にはコンタクトポイントを移動しなくてはいけない。
つまり真正面で組んでいたのを胸を回転させて接触面を胸の右側や左側に移動させるわけである。
ここで意識するのがコンタクトのない側(外側)の「肩」である。
「肩」を開くことによって男性のアブラッソ内で胸を回転しやすくなる。
この動きが出来る女性(サロン・タイプ)は、いつも真正面に男性を探しているわけではないのでオープンでも問題なく踊れる。
(オーチョやヒーロはもちろん女性のバックサカーダなど女性一人での回転量の多いピボットはこのシステムで機能している)
しかし普通、トラディショナルなミロンガに踊りに行くとだいたいの男性はペチョ・イ・ペチョを崩さないタイプか、V字でもアブラッソの形を変えずにリードしてくることが多い。
実際多くのミロンガでは人が多いので、オープンどころかサロン系で使うヒーロ・コンプレトなどのような大きな動きでさえ効率的ではないのだ。ていうかジャマ。
そういう理由から女性もいつもアブラッソの形を変えないようしている人がいるというわけだ。
(つねに真正面を維持しようとする=「肩」が開かない=2人の距離が一定)
こういう女性はたしかにオープンにはしにくいし、高角度のピボットは苦手だが、2人のアブラッソの形を維持するエネルギーが強いのでコネクションも強く安定していて気持ちが良い。
もともと前傾のミロンゲーロ・スタイルならアブラッソの形を変えることはないし、ウルキサなどの直立系でも基本的に正面を崩さない踊りなら「肩」を開けなくてもまったく問題ない。
(実際には微妙にコンタクトポイントは微妙に動く。
が、サロン系などのように胸が回転することはない)
サロン系やオープンなど高角度のピボットが入る踊りをしたい女性はコンタクトポイントの移動の仕方を考えよう。
これは どちらも一長一短。 いいも悪いもない。
「どういう踊り方が好きか?」
というだけ。
実際オレはどっちのタイプの女性も好きだ。
悩んだすえ買ったのは「ドナト」。
このC Dにはこの前紹介した「Melodia de Corazon」も入っている。
自分のお金で初めて買ったタンゴのC Dは「エドガルド・ドナト」でした。
なんか知んないけどちょっとドキドキ。
とりあえず音源を手に入れた。 「Sinsabor」
覚えこまねば。
朝から晩まで聴きまくる。
&
昔よく一緒にミロンガに行ったフランス人のカロリンがマッサージの学校が夏休みでヒマだっていうので、Kumitaが着くまでの3日間、2人で練習することにした。
カロリンは身長が170近くある。
踊り方も完全直立ではあるが深いアブラッソの密着クローズ、動きの小さなミロンゲーラだ。
Kumitaとはかなり違う。
でもそんなことは関係ない。
練習相手がいるだけでもありがたい。
相手がどんなスタイルだろうと(合図型は除く)リード出来るのがモデルノダンサーの万能たる所以である。
じっさい彼女のような完全直立クローズタイプはオレの得意パターンでもある。
彼女も何曲か音源 を持っていたので選曲がてらとにかく鏡を見て、外から見て格好のいいアブラッソの形と姿勢の矯正を重要視した。
なんせ「ヒョロイ」もんで見栄えのする形を研究しなくては、、、
腕の位置は胴体部分さえ出来ていればリードに影響はない。
普段ミロンガで踊るときは相手の女の子のアブラッソの形に合わせるが今回は実用性よりも見た目 を重視するべきだろう。
オレの体型で見た目のいい腕の位置とアブラッソの形は、、、、
じっさいには3日で出来たのは姿勢矯正と選曲だけだった。
しかしカロリンとの練習で気付いたことがある。
オレは踊りながらオープンやクローズ、V字、ペチョ・イ・ペチョなどそのときどきの状況に応じて組み変えるタイプだ。
ミロンガで色んな女の子と踊っていると直立系でも
「なぜかこの子はオープンには切り替えにくいな」
と思う子がいる。
実際そういう子はオープンやサロン系は苦手なことが多い。
「なんでぢゃろ?」
と思ってふと気付いた。
ひとつの理由は、、、
いつもペチョ・イ・ペチョ(正面組み)で組んでいるとコンタクトポイントが多い。
基本的に相手のエネルギーをそのコンタクトポイント全面から受けているため、そのコンタクトポイントが減る、もしくはなくなると不安に感じてしまうのでそれが動きに表れるのだ。
そういう心理的要因とは別に、発見したのは「肩」である。
まぁ、考えれば当たり前のことなんだが。
もともと前傾のミロンゲーロ・スタイルは当然のことながら、
ウルキサ・スタイルに代表されるような直立系でもペチョ・イ・ペチョを崩さないようなタイプの踊りでは男性軸の完全なヒーロ(ヒーロ・コンプレト)や180度のオーチョなどは物理的に不可能だ。
そういういわゆるサロン系などの踊りで使うようなことをしたい時にはコンタクトポイントを移動しなくてはいけない。
つまり真正面で組んでいたのを胸を回転させて接触面を胸の右側や左側に移動させるわけである。
ここで意識するのがコンタクトのない側(外側)の「肩」である。
「肩」を開くことによって男性のアブラッソ内で胸を回転しやすくなる。
この動きが出来る女性(サロン・タイプ)は、いつも真正面に男性を探しているわけではないのでオープンでも問題なく踊れる。
(オーチョやヒーロはもちろん女性のバックサカーダなど女性一人での回転量の多いピボットはこのシステムで機能している)
しかし普通、トラディショナルなミロンガに踊りに行くとだいたいの男性はペチョ・イ・ペチョを崩さないタイプか、V字でもアブラッソの形を変えずにリードしてくることが多い。
実際多くのミロンガでは人が多いので、オープンどころかサロン系で使うヒーロ・コンプレトなどのような大きな動きでさえ効率的ではないのだ。ていうかジャマ。
そういう理由から女性もいつもアブラッソの形を変えないようしている人がいるというわけだ。
(つねに真正面を維持しようとする=「肩」が開かない=2人の距離が一定)
こういう女性はたしかにオープンにはしにくいし、高角度のピボットは苦手だが、2人のアブラッソの形を維持するエネルギーが強いのでコネクションも強く安定していて気持ちが良い。
もともと前傾のミロンゲーロ・スタイルならアブラッソの形を変えることはないし、ウルキサなどの直立系でも基本的に正面を崩さない踊りなら「肩」を開けなくてもまったく問題ない。
(実際には微妙にコンタクトポイントは微妙に動く。
が、サロン系などのように胸が回転することはない)
サロン系やオープンなど高角度のピボットが入る踊りをしたい女性はコンタクトポイントの移動の仕方を考えよう。
これは どちらも一長一短。 いいも悪いもない。
「どういう踊り方が好きか?」
というだけ。
実際オレはどっちのタイプの女性も好きだ。