宝塚宙組『シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-』 ~サー・アーサー・コナン・ドイルの著したキャラクターに拠る~
の予習として。
シャーロック・ホームズのシリーズは読んでいて、ベーカー街221Bにも行ったことあるんだけど、だいぶ前のことだからね。
わかりやすい。
↓太字は私的書き込み
★★★★★
「初歩からのシャーロック・ホームズ」
北原尚彦 作家・ホームズ研究家
中公新書ラクレ
第1章 初めてのシャーロック・ホームズ
・そもそもシャーロック・ホームズとは何者なのか
・原作はどの順番で読めばいいのか
“刊行順”
“『緋色の研究』『四つの署名』『シャーロック・ホームズの冒険』『シャーロック・ホームズの回想』『バスカヴィル家の犬』『シャーロック・ホームズの生還』『恐怖の谷』『シャーロック・ホームズ最後の挨拶』『シャーロック・ホームズの事件簿』”
“一冊読んでみたい”場合
“『シャーロック・ホームズの冒険』”
“シリーズがどう始まったか、ホームズとワトソンがどう知り合ったのかなどを知っておきたい”場合
“『緋色の研究』の第1章「シャーロック・ホームズ君との出会い」から、第3章「ローリストン・ガーデンズの怪事件 」で事件の依頼が来る辺りまで読み、そこで一旦本を閉じて、それから『シャーロック・ホームズの冒険』を読む、という方法だ。『冒険』を読んでホームズを気に入れば、『緋色の研究』に戻って、続きを読めばいい。”
『ここだけは順番を間違えないでほしい、という作品がある。『シャーロック・ホームズの回想』のラストの「最後の事件」と、『シャーロック・ホームズの生還』の最初の「空き家の冒険」”
・原作の多数ある邦訳からどれを選べばよいのか
“初めてホームズを読むならば、前期の新潮社文庫・光文社文庫・創元推理文庫・河出文庫”
児童向け“講談社青い鳥文庫版”
第2章 華麗なる登場人物たち
・天才的な観察眼と洞察力をもつ探偵ーシャーロック・ホームズ
“ベイカー街221B”
身長“約183センチ”←真風涼帆で上演したくなる。笑
“1 文学の知識 ゼロ
2 哲学の知識 ゼロ
3 天文学の知識 ゼロ
4 政治学の知識 きわめて薄弱 。
5 植物学の知識 さまざま ベラドンナ、アヘン、その他有毒植物一般にはくわしいが、園芸についてはまったく無知。
6 地質学の知識 限られてはいるが、非常に実用的。一見しただけでただちに各種の土壌を識別できる。たとえば、散歩のあとズボンについた泥はねを見て、その色と粘土から、ロンドンのどの地区の土か指摘したことがある。”
7 科学の知識 深遠
8解剖学の知識 正解だが体系的ではない。
9 通俗文学の知識 幅広い。今世紀に起きたすべての凶悪犯罪事件に精通しているらしい。
10 ヴァイオリンの演奏に長けている。
11 棒術、ボクシング、剣術の達人。
12 イギリスの法律に関する実用的な知識が豊富。”←【後日追記】歌ってた!笑
・ホームズの真の友 ワトスン博士
“メアリー・モースタン嬢と婚約”
・ベイカー街221Bの大家 ハドスン夫人
“年齢や容姿に関する記述が一切書かれていない”←年配かと思っていて、遥羽ららのラストにどうなの?と思っていたが、ありなのね。
・ロンドン警視庁のベテラン レストレード警部
“週に3、4回もホームズを訪ねてきていた”
“小柄で”←和希そらだ。
・シャーロック以上の頭脳を持つ兄 マイクロフト・ホームズ
“英国政府で会計の仕事をしている。表向きは下級役人だが、実際には英国の政策全般を調整”
“「ブルース・パーティントン型設計書」”
“英国政府が密かに開発していた潜水艦の設計書が盗まれる。そのため、マイクロフトがシャーロックに協力を要請”
・犯罪界のナポレオン モリアーティ教授
“背がものすごく高い”←芹香斗亜に配役するね
“射撃の名手セバスチャン・モラン大佐。またフレッド・ポーロックというチンピラもいるが、この男は暗号でホームズに情報を漏らしていた”
第3章 ホームズが活躍した「舞台」(時代と地理)
・大英帝国の絶頂期 ヴィクトリア時代
“室内で射撃練習をして壁に「V.R.」という文字を弾痕で刻んだというが、これはヴィクトリア女王のことを指す「ヴィクトリア・レジャイナ(Victoria Regina)」の略号である”←【後日追記】やってたね。笑
・霧にガス灯の浮かぶ帝都ロンドン
・『四つの署名』のランチ艇デッドヒート テムズ河
“テムズ河は高低差が少ないタメ、ロンドンは河口から70キロメートルほども距離があったにもかかわらすま、潮の干満の影響を受けた”
・貴族と貧民 ボヘミア王とベイカー街イレギュラーズ
・同時代の有名人 オスカー・ワイルド、切り裂きジャック
・同時代の文学 ドラキュラ、ジキル
・海の向こうから来るもの アメリカ、アジア
第4章 「聖典」紹介
・『緋色の研究』
・『四つの署名』
・『シャーロック・ホームズの冒険』
“「ボヘミアの醜聞」”“ボヘミア王はかつて、元オペラ歌手アイリーン・アドラーと恋仲にあったが、現在スカンジナヴィアの王女との結婚を控えており、アイリーンと一緒に撮影した写真を彼女のもとから取り戻して欲しいというのだった。”
・『シャーロック・ホームズの回想』
・『バスカヴィル家の犬』
・『シャーロック・ホームズの生還』
・『恐怖の谷』
・『シャーロック・ホームズ最後の挨拶』
・『シャーロック・ホームズの事件簿』
・経外典(アポクリファ)
・語られざる事件
第5章 真の作者アーサー・コナン・ドイル
・医者を目指し、やがて作家へ
・ホームズの大成功
・一番書きたかった歴史小説ほか、広い分野での活躍
“彼の騎士道好みは、プランタジネット家ね血を引くという母からの影響”
“彼の歴史小説のジャンルにおける代表作はと問われれば「白衣の騎士団」”
“特にSFの世界においては、大きな足跡を残している。『失われた世界』”
“怪奇小説”“医学テーマ”“海洋小説”“クリケットをテーマ”“ボクシング小説”“狐狩りをテーマ”“家庭小説”“自伝的小説”
・犯罪捜査や心霊学など多様な活動
第6章 次に進むべき道
・ほかの作家が書いた続篇“パスティーシュ”
・バラエティー豊かな“パロディ”
・より深く知るための“研究書”
・シャーロッキアン、そしてシャーロッキアン団体
第7章 メディアミックス、して未来へ
・映画&ドラマ
・BBC『SHERLOCK シャーロックの功績』
・マンガの世界のホームズ
・ボードゲーム、PCゲーム、ソーシャルゲーム
・インターネット、SNSでの情報収集・交流