めご の ひとりごと

ほぼ ひとりごと と おぼえがき

エリザベート20周年記念コンサートつづき

2012-10-27 | えりざ

マヤ・ハクフォートが18年も演じてきた『エリザベート』のエリザベート役は、これが最後ということで行ってきました。
私がウィーンで『エリザベート』を観た時のエリザベートも彼女でした。(トートはアド・クルージンガ)
ウィーンで観た時は、絶世の美女エリザベートという感じはあまりなくて、力強い感じで、ちょっと違うかなと思った。
初演のCDのピア・ドゥーヴェスの歌声を聴き、舞台写真を見て、歌も容姿もぴったりだと思っていたので。
2007年の来日公演(大阪)を観に行ったら、またエリザベートが彼女で、10年以上も演じていたのかと驚いたっけ。
そして今回はエリザベートの少女時代はさすがに身体が重くて無理だな~と感じたものの(実年齢アラフィフだもんね)、歌は確実だし、エリザベートが乗り移ったかのような演技力で、安定感があり、だてに18年も演じてきてないなと。

マテ・カマラスはウィーン版の猛獣系トートと、東宝系のトートの中間の役作りって感じでした。

ルカス・ベルマンが何年たってもマイヤーリンクで自殺しそうなルドルフのままのキャラクターなのもびっくり。

ルキーニのキッチュで字幕がでなくて故障?と思ったら♪清く正しく美しく~♪
あっ日本語だったのねとベタに騙される私・・・・・・・・。

字幕を読んでいると舞台鑑賞に集中できなくて勿体ないなと。
脳内日本語変換できるくらい予習(?)しているから、字幕を読む必要はなかったが。
でもドイツ語直訳の歌詞はキリスト教的であり哲学的で、このミュージカルが深みを増す。
プログラムの訳詞は必読!

マテ・カマラス以外(子ルドルフは棚の上ね)手に汗を握ることもなく、どっぷり『エリザベート』の世界にはまれる歌唱力と演技力うらやましい。
東宝もこれくらいでお願いしたい。

そしてオーケストラが舞台に上がっているのもあるけど、上手く聴こえる。
宝塚もこれくらいでお願いしたい。
きちんと不協和音や対旋律が聴こえると、このミュージカルの音楽の良さが引き立つ。

初日のカーテンコールはマテ・カマラスが日本語で、マヤ・ハクフォートがドイツ語。
その後マテとルカスで『闇が広がる』をドイツ語と日本語で・・・さらに闇が広がり(笑)、マテ指揮で客席も(マテに指揮させちゃだめだって、東宝の時言ったじゃないかw)

客席前方に案内されて入ってきたグループが宝塚関係だな~と思ってみていたら、翌日の花總まりと白羽ゆりのブログに観に行ったと載っていた・・・やっぱり。

 

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