
アナログ人間であり、記録好きのメガヒヨ。
日記代わりとして家計簿を長いことつけている。
ふと気づいたら20冊目になっていた。
愛用しているのは、「手帳の高橋」こと高橋書店さんのプチ家計簿No.33,34。
A6サイズで小さく、シンプルなデザインなのがいい。値段も830円と、お手頃。
見開きは一週間単位。
項目が食費、日用品、衣服、趣味、交際、医療と大まかでブランクの項目が多いのも使いやすい。
記入例。記念すべき、メガヒヨ2000年1月最初の週の記録。
バーゲンもあったせいか、被服費10万越えのスタートダッシュをかましている。
お正月最中の1月2日に205円のうどんを買ったというのも気になるが…(笑)
この頃は実家住まいをしており、食費は買い食い程度しかかかっていなかった。
そしてそして。
このプチ家計簿シリーズから離れられないのに、もう一つ大きな理由が存在する。
冒頭に家計簿の使い方のページがあり、20代女性会社員と思わしき人物の記入例が記載されている。
これは毎年微妙にマイナーチェンジされているのだ。メガヒヨはこれをチェックするのを密かなお楽しみとしている。
まずは2000年分。
支出の欄に今は懐かしポケットベルなんてある。
でも2000年頃といえば、PHSさえも過ぎてみんな携帯電話じゃなかったかな?
だいぶとんで2012年版。
謎のOL嬢はポケットベルから携帯電話に持ち替えた模様。
家賃も61,000円から70,000円に値上がりしている。
一方美容費が19,694円から3,570円に大幅減額している!!(たまたまヘアサロンに行かなかった月かもしれないが。)
あと1月25日の予定が「スノーボードin苗場」といった90年代風の書き方から、「スノボ苗場」とシンプルな表現に変わっている。
とはいえアクティビティ、目的地ともに90年代のかおりは消えていないが。
こちらは翌年の2013年版。
発行されたのは2012年秋、尾を引いたリーマンショックや震災の影響で不景気が続いていた頃。
前年版にあったボーナスの文字が消えている。
雇用形態の多様化により、色んな立場の方々への配慮であろうか。記入例はひっそりと6月に変更している。
最後に最新の2019年版。
2013年版と大差がない様に見える。
かろうじて言うなら、MTGとDAIGOさんみたいな書き方をしていたのをミーティングと普通に戻した位だろうか。
気になるのは、2000年から2019年まで謎OL嬢の手取り給与額が変わらなかったこと。
ずーっと221,000円なのである。
若い女性という設定が変わらないというのもあるだろうけど、世界に逆行し続けていた日本のデフレ経済というのもあるよなぁと思うのであった。
相変わらず裏側から突っつくようなメガヒヨレビューだったけど、家計簿をつけてみたい人にはかなりおすすめ!!
書店で様々な家計簿を見るけど、やっぱり高橋書店さんのこのシリーズを買ってしまうな。
唯一の難点はクレジットカード利用控えの欄が小さすぎること。これは時代に合わせて変えてほしい。
デジタルもいいけど、紙に記入すると様々な角度で見直すことが出来るからね。
ところで記録していても怖くて見返せない数字がある。
それは今までにかかったブロードウェイ関連費用・・・。
ちょっとした不動産なら買える位の額だよね。
でもそれは生きていくのに必要だった経費。
What I Did For Loveなのであった。
![]() |
高橋 家計簿 2019年 A6 プチ家計簿 ピンク No.34 (2019年1月始まり) |
高橋書店 |
(ファルセットのレポを読みに来ました)
ちゃんと家計簿つけてるなんて偉いです。
いまは一人暮らしだから必要なんでしょうが、うちはいつもどんぶり勘定(笑)。貯金もしていますが、you can't take it with youの感覚ですね。
ところでこの架空のOLの手取りのお給料が22万円ってひじょーにショックなんですが、この人も一人暮らしなんですよね?いまどき家賃が都心で7万円って存在するんでしょうか?家賃もデフレ?私の住んでる地方都市でも700ドルではアパートは借りれません。ルームメイトとアパートを借りるって感じになりますね。この手取りで貯金はできるのかしら?それとも手取りだから天引きでたっぷり貯金してるといいなー(笑)。
このOLさんの年齢は分かりませんが、20代半ばだとしたらまだいい方かも知れませんよ。
手取り22万だと額面27,8万は必要です。
大卒初任給の額面が平均22万円ですから、若い人の平均以上ですね。
家賃は都心は分かりませんが、大田区などならその予算でありそうです。
それにしても日本は本当に貧しい国になってしまいましたね。
安い賃金でまじめに働く→常に節約と、一見いい様な悪循環でデフレ脱却は難しそうです。
いやいや私が働いていた時短大卒でしたが30年以上も前で18万ぐらいだったような気がします。(30年前だからもう記憶が定かでないのかも、実家に確認したい!)
日本の大学の学費はアメリカに比べるとすごく安いから借金してまで大学卒業する人少ないからそのぐらいでも大丈夫なのかな?アメリカha
66-88%の学生が教育ローンで大学卒業するありさまなので、とてもじゃないけどその初任給ではやっていけません。でもアメリカはセールス業以外はボーナスがでないので、日本の年間のお給料を12か月で割ると多少差が縮まるのかもしれませんね(そうであってほしい)。
自分の初任給を調べてみましたが、90年代前半短大卒で額面16万円ほどでした。手取りで14万位ですね。
大卒の同期は少しだけ高かったと思いますので、この失われた20+α年を経ても今とそう変わらない感じです。
ソニーさんが優秀な新卒に対しては相当の額を支払うことを示唆したと報道でありましたが、それでも人材は日本から流出してしまいそうですね。
クワストさんが某所で見せて下さった大学の寮の写真は自分にとっては衝撃でした。
この間寮の仕事をしたばかりで、日本からすると城かホグワーツかって目を疑ってしまいました。
授業料もそれなりの額をお支払いするのでしょうね。
優秀な方は返済不要の奨学金があると聞くので、大学の門戸は日本より開かれていそうですが。