メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

エイリアン展…モシモシ、応答ネガイマス。

2008年03月31日 | メガヒヨの日々つれづれ
メガヒヨはいい歳こいて何が怖いかって、宇宙人がとても怖い。
子供の頃から宇宙人に誘拐されて実験モルモットちゃんにされるのを恐れ続けている。

実を言うとニューヨークに初めて一人旅したときも、治安がどうこうより宇宙人に遭ってしまう方が怖かった。
なんせロズウェルと地続きなのだから、日本より宇宙人に遭う確立は高いに決まっている。

一方、この自分の弱点を克服しようと努力し続けている面もある。
子供の頃には恐れつつ、UFO大辞典も読んだし、矢追純一の特番も観た。
今でも年末の「ビートたけしの超常現象」は欠かさず観る。

さて、この度日本科学未来館で「エイリアン展」が開催されるというのでポスターの宇宙人にびびりながら観に行った。
この企画展は、世界の科学者が最新の研究成果にもとづいてエイリアンの存在の可能性を追求しているものである。

この展示の結論は、「地球外生命はかなりの確立で有。だけど地球に来ているのはナンセンス。」というものに行き着く。
会場は4つのゾーンに別れていて、
1.空想としてのエイリアン
2.科学としてのエイリアン
3.エイリアンの世界
4.エイリアンとの交信
とテーマに沿って観覧客のエイリアン観を揺さぶるものになっている。

ゾーン1の「空想としてのエイリアン」は、我々が有史以来、心の根底にある恐怖を空想上の生物(悪魔、ドラゴンなど)に置き換えていたものが現代ではエイリアンになっていることを説明する展示。
子供の頃から何で宇宙人がこんなに怖かったのかよく分かった。
メガヒヨは前世では妖怪を恐れる小市民だったに違いない。

ゾーン2の「科学としてのエイリアン」は地球上の過酷な環境に生きる生物の標本や模型を展示して、宇宙に住むエイリアンの姿を想像させる。
さらに太陽系にある惑星・衛星にエイリアンが住む可能性を検証する。
ここでは他の天体はとても遠いので、宇宙船に乗ってエイリアンが地球に来るのはほぼ不可能ということを示唆する。

ゾーン3の「エイリアンの世界」では世界の科学者がさまざまなデータに基づき、架空の惑星に住むエイリアンの姿や暮らし方を想像したものを展示していた。
宇宙は広いのだから、どこかの星にこの様な生物がいるのかもしれない。
展示されていたのは炭素で構成された地球上にもいそうな生物だったので、ちょっと安易ではないかと疑問に思った。
しかし科学者が語るには、生命というのはどこの土地であっても似たような方向に進化していくとのこと。
それを聞いてちょっとほっとした。

ゾーン4の「エイリアンとの交信」では、電波をつかっての交信について検証されていた。
有名な、1977年の「WOW!」と書かれた電波記録の展示もあった。
他にはボイジャーに載せたレコードの内容を聴けるコーナーも。
音楽(ジャズ)とか世界の挨拶を聴いたけど、そこに添えられた
「一番近い太陽系外の天体に着くのは4万年後です。その頃には地球上でもとっくにレコードプレーヤーは無くなっていることでしょう。」とのコメントが妙に冷めていると感じた。

最後には、会場のお子様達にまじって宇宙にメッセージを送った。
これは好きな記号4つと顔写真を送ることが出来るのだけど、選択出来る記号の中にはあきらかに喧嘩を売っているものも…(^-^;;
メガヒヨは小心者なので、ニコニコマークや、小鳥マークとか無難なものばかり選んだ。
変なものを選んでばかりに拉致に来られても困るものね。