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メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

タダより高いものはないってば!

2012年02月21日 | メガヒヨの日々つれづれ

それは小雪がちらつく寒い日のこと。
仕事を終え、自宅最寄り駅についたメガヒヨはバスに乗ろうと急ぎ足になっていた。

耳にはイヤホン。毎日持ち歩いているNickくんサイン入りのiPodで、その日は『THE BOOK OF MORMON』のキャストアルバムを聞いていた。

The Book of Mormon (Original Broadway Cast Recording)
Trey Parker,Robert Lopez,Matt Stone,Stephen Oremus,Josh Gad,Andrew Rannells,Nikki M. James,Cory O'Malley,Michael Potts,Lewis Cleale
Ghostlight


ちょうどクライマックスの『I BELIEVE』にさしかかったとき、黒っぽい服装に身を包んだ、白人の青少年二人組が目に入った。
何やらチラシを配っている。


「この二人組はもしかして、昨年のトニー賞受賞ミュージカルのモデルになった人達…!?」
普段配布物は受け取らない主義だけど、この時ばかりは受け取ってみた。
だってあのミュージカルを見てしまうと、ちょっとだけ「THIS BOOK WILL CHANGE YOUR LIFE」を読みたくなってしまう。
本当にあんなこと書いてあるのかってね


ところが受け取ったチラシは英会話教室のもの。

「な~んだ。2000年前にアメリカ大陸にたどりついたユダヤ人の話とか、惑星コロブのこととか語っているあの団体じゃなかったのか。」

と、少々がっかり。
でも最近英会話の勉強をしたいと思っていたメガヒヨ。
どんな教室だかと興味を引かれて、そのチラシを捨てずに読んでみた。

そしたら何と、「無料」の文字が!!
「…はぁ!?」

それでもって、よ~く下の部分を見てみると、やっぱり。
純アメリカ産預言者ジョセフ・スミスによる、あの宗教団体のものだった。

メガヒヨはモルモンのミッショナリーを見かけたのは本当に久しぶり。
一昔前はよく自転車で走り回っているのを見かけたものなんだけどね。
やっぱり活動時間は昼間なのかな。
規則第23条によると夜9時以降の外出って禁止って話だし。

そうそう、駅でチラシを配っていた二人組。
とても幼く見えたので、きっと高校を出たばかりなんだろなぁ。(ミッショナリーになるのは18歳から22歳まで。)
新入りだと、まずこういう仕事からやらされると思うし。

日本に赴任が決まったのっていつ頃だったんだろね。
震災前だったらミュージカルみたいに、
「Oh boy, Japan!」
「Land of soy sauce」
「And Mothra!」
ってはしゃいだかも知れないけれど、今ではそんなことないだろうしな~
親御さんも相当心配しているのかもね。
本人の意思で布教活動をしているとはいえ、赴任先は選べないって話だし。


ところでこの無料英会話教室。
タダほど高いものはないってことで、もちろん行くつもりはない。
あんなに規律が厳しい宗教、メガヒヨなんか一日足りとも信者にはなれないってば。
酒、コーヒー、お茶などの嗜好品はダメ、献金の目安として収入の10%が推奨ラインって、何の罰ゲームですか?って感じだもの。

でもエルダー達と話す機会があれば、一度聞いてみたいことがある。

「ミズーリ州ジャクソン郡にエデンの園があったということですが、本当ですか?」ってね!

こんなこと冷やかしで聞く現地人、相当いやがられるだろうな~(笑)

The Book of Mormon (Broadway) - "I Believe" [LIVE @ The 2011 Tony Awards)


誕生日カウントダウンDINNER

2012年02月20日 | メガヒヨの日々つれづれ

誕生日まであと少しという日。
メガヒヨは同じく2月生まれで同い年の同僚Iさんと、以前から気になっていた横浜・関内のレストランに行ってきた。

予約の時間まで余裕があったので、レストランの近くにあるキャンディショップ、Papabubble (パパブブレ)横浜店に寄った。

 
フルーツキャンディを購入。
一袋450円。
レジでお支払いのときに、出来たてキャンディをごちそうになった♪


色とりどりのフルーツ・キャンディ
可愛いだけでなくて、味も美味しい。絵柄通りの味がするんだよ。
直径は1センチも無いので食べやすいし。
口にしばらく含んでいると、サクサク噛めちゃうの。


さて。目当ての店はITALIAN DINING mizuki
神奈川県の中の「新橋」的な街である、関内では珍しいおしゃれなレストラン。
(写真はぐるなびから借用)

当日は「シェフにおまかせコース」(一人3,500円)をオーダー。
何が出てくるかドキドキって訳ではなく、黒板にその日のメニューが書いてあるよ♪


パンにはタルティーヌが添えられている。
グラスワインも色々選べて、お値段も600円から850円程度。


アミューズには苺とトマトとモッツアレラチーズ。可愛い!!


カルパッチョ。
会席料理のように、美味しいものを少しずつ。


生牡蠣♪ このソースが絶品だった!!


牡蠣がメニューにあることを気付かなかったIさん。
大好物だけれどアレルギーの危険性のあるソレをメガヒヨに譲ってくれちゃった…

そしてこの様子を遠巻きに見ていたウエイターさん。さりげなく彼女に苦手な食べ物を聞いてくれた。
このホスピタリティが、味と共にお店の人気の秘密なのね。


バーニャカウダ。お野菜が本当に瑞々しくて、目にも舌にも美味しい


ピッツア・マルゲリータ。
ピッツアとメニューで見ていて、出てきたものが思っていたものと違ってびっくり。
だけどこの生地が本当にモチモチしていて、病みつきになる感じ。


ツナとトマトソースのパスタ。
パスタの茹で加減は最高!!
ここら辺でかなりお腹がいっぱいに。


このタイミングで口直しのオレンジ・シャーベット。
よしっまだまだいけそう


メインのサーロイン・ステーキ。
(このお皿は二人でシェア)
少々タフだけれど、味が深い赤身肉。
なんたって、焼き加減がとても良かった。


デザートはクラシック・ショコラのフルーツ添え。
果物が苦手なIさんにはお店の方がスペシャルに、アイスとナッツ添えに変えて下さった。

料理が出されるタイミングもとても良く、落ち着いて食事を楽しむことが出来た。
本当に居心地がよくて、ついつい長居しちゃいそう(笑)

機会があれば何度でも訪れたいこのお店。
興味をもたれたメガヒヨフレンズの皆さん、声を掛けてね。
是非一緒に行きましょう
横浜まで来る価値は絶対あるから


メガヒヨのお正月2012

2012年01月03日 | メガヒヨの日々つれづれ

新年、明けましておめでとうございます!!
2012年が皆様にとって実り多いものになります様、心からお祈り申し上げます。

メガヒヨはNY旅行での幸せな気分いっぱいのまま、日本時間1月1日午前10:00国際日付変更線を越えた機上にてめでたく新年を迎えた。
日本はまだまだ不安な要素がいっぱいだけれど、毎日を大切にしつつ、自分が出来る限りのことをしていきたい。

 

てな訳で、帰国から一夜明けた1月2日。
毎年恒例、箱根駅伝を疾走する若者を応援にいったよ!

例年東京農業大学のブースで大根踊りをするのだけれど、今年は一歩遅れて大根が手に入らなかった。
このB'way帰りのメガヒヨの踊りを恐れての陰謀か(笑)
あ~あ。Nickくん張りのハイキックで青山ほとりを踊りたかったのにな~。

地団駄を踏んでいるうちに先導車が。

てな訳で今年は選手の皆さんの撮影に徹することにした。
クリックすると大きく表示されるよ♪

 ぶっちぎり一位の東洋大…。撮ろうと思ったら通り過ぎてた(笑)

 早稲田大。セコさんさえいなければ素直に応援したいんだけどな~。

 青学大。  駒沢大。東海大。中央大。

 山梨学院大。城西大。  国士舘大。

 順天堂大。  拓殖大。

 上武大。  東農大と中央学院大。 

 おつかれサマーのこの時点でのラスト、帝京大。

駅伝の応援から帰った後は、親戚宅に挨拶まわり。
それから1/2に誕生日を迎えた伯母を、入所している介護老人保健施設にお見舞いに行った。

施設のスタッフの方々はお正月も関係なく働いていて、本当に頭が下がる。
メガヒヨも今年は手助けを必要としている方々に貢献したい気持ちでいる。
ビジネス、ボランティア、どちらの方面でもね。
それにはまずどう動き出せばいいかな。

メガヒヨ母からは、施設へ歌の慰問に行くことを勧められているが、それは絶対に避けたいと考えている。
だって自分がお年寄りだとしたら、メガヒヨの歌なんてありがた迷惑以外の何物でもないもん。
自身、歌を歌わされるのは拷問にひとしいと感じているし。
使い走りとか、洗濯物たたみとか、もっと実務的なボランティアの募集ってないかな~。

さて。夜は宴会。
父、母、姉、義兄でテーブルを囲む。



なんかお正月だかクリスマスだか分からないメニューだけど、みんなで楽しくテーブルを囲めればそれでいいよね!
今年も元気で楽しく過ごせます様に!!

おまけ
家族の似顔絵をメモに書いたら、いつの間にかお義兄さんがカメラに撮ってた(笑)


2011年・歯科治療を通して気付いたこと

2011年12月25日 | メガヒヨの日々つれづれ

丈夫に出来ている私だけど、歯は弱点である。
体質的に虫歯になりやすく、子供の頃から歯医者に通う日々が続いている。

そのおかげでかなり銀歯が目立つようになってしまっていた。
なので2年ほど前から昨年にかけて、職場近くの審美歯科でそれらを保険外治療の白いクラウンに替える治療を受けていた。
その頃の様子がコレ
今から思えば、その時の自分の頭を叩いてやりたい。

後から分かったのだが、その歯医者はとんでもないヤブで、歯にずさんな治療を行い、かぶせものをして誤魔化していた。
ぱっと見の出来栄えさえ良ければいいとする、手抜きそのものの治療方針だった。
あげくの果てに私が遭った災難はこんな感じ
かみ合わせを考慮しない前歯の差し歯は装着してたった4か月ほどで、土台の歯も巻き込み折れてしまった。
歯医者は破損したコアのみ取り換え、セラミック部分はそのまま継続してつけ直した。

浅はかな私は当時、その修復代が無料だったことで、その歯医者を「良心的」と誤解してしまった。
本来なら、セラミック部分も作りなおさなくてはいけない程の過失なのに。

一度崩壊してしまった差し歯は作り変えないと歯肉部分に大変なダメージを与える。
しかもかみ合わせも全く見直していないのだから、再び折れてしまうのは時間の問題だった。

つけ直して半年後、普通に食事をしていた際にまたその差し歯は折れてしまった。
その際も再度コアを取り換え、セラミックをそのままつけ直すという修復が行われた。
この二度目の治療代は、こちらの負担となった。

さすがに呑気だった自分も異常さに気付く。
二度あるということは、三度目も必ずある。
このままその歯医者に通っていたらとんでもないことになると、今までの治療代を捨てる覚悟で転院を決めた。
信頼している同僚に相談したら、腕のいい歯医者さんを紹介してくれた。
それが今年の8月の終わり頃の話。

新しく通うことになったその歯医者さんは、職場からは電車に乗って数駅の場所。
衛生士さん達もきびきびと動き、前の歯医者みたいにだらしなくおしゃべりしている人なんていない。
そして治療はその院長先生一人で責任をもって行われていた。
前のところは雇われ医師が何人もいたのに。

初診の際、私は前歯だけ治すつもりで行ったのだが、とんでもない告知を受けた。
とにかく今までの治療があまりにも杜撰すぎるので、全面的にやりなおすことが必要だと。
結論からいうと、私は2本の歯を抜歯し、3連ブリッジを作成、5本の差し歯を作りなおすこととなった。

特に抜歯したのうち一本は、前の歯医者で神経を取る治療を失敗したものだった。
歯根には穴が空き、あと少しで上顎洞にまで影響が達するところまで来ていた。
残念ながら、その第二臼歯は欠損となってしまった。

これらの治療のピークが9月位のこと。
歯を失う恐怖で、お酒どころか食事もろくに喉を通らなかった。

前の歯医者に対する感情をコントロールするのも大変だった。
ずさんな治療方針の院長、神経の治療を失敗した女性歯科医師、この二人に会ったら自分は何をしでかすか分からない。
なのでその歯科医院の前はなるべく通らないことにした。
その代わりひたすら心の中で祈った。
「どうかあの歯科医院の上に隕石が落ちますように!」

でもその歯医者は某ビジネスホテルの2F部分にある。
隕石なんて落ちたら、関係ない人たちまで巻き添えになる。
しかも私は自慢ではないけれど、人並み外れて念が深いところがある。
ここまで恨みが強いと小惑星まで落としかねない(笑)
それはまずい、自分の身も危なくなる。穴二つとはこのことだ!

そんなこんなで悶々としていたのだが、ある日を境にストンと吹っ切れてしまった。

私が怒りを感じていたのは、前の歯医者の稚拙さではない。
何故なら、それは私自身の人生の問題ではないから。
質問しても投げやりな態度をしてくる歯科医師、おしゃべりばかりしている衛生士、会計間違いばかりしている受付…。
これだけではない、今までにいくつものマイナス要因を目にしていたはずだった。
なのに職場に近くて通院が楽だけの理由で、こんな歯医者に通い続けていた自分。
うすうす気付いていたのに、歯という再生しない大切な組織をそんな医療機関にゆだねてしまった己の危機意識の無さに憤っていたのだ。

このことに気づいてから、気分も落ち着いてきた。
現在の私は反省も含めて、するべきことはしている。
大変な目には遭ったけど、自分はそのことを克服しようと出来る限りの努力をしている。

翻って、前の歯医者がヤブなのは、その歯医者自身の問題。
私がどうこうしてあげられないし、その事について悩んであげる義理も無い。

そして12月。
治療もほぼ終了し、歯も安定した状態になった。
抜歯が危ぶまれた前歯もなんとか助かり、本当に救われた。

この騒動は悪いことばかりでも無かった。
虫歯への恐怖で、ほとんど間食を取らなくなった自分は体重が5kgも減った(笑)
今まではだらだらと食べ続けていることが多かったからね。
オーラル・ケアについてもさらに真剣に取り組むようになった。

とはいえ、この年齢で2本の歯を抜くというのは心に堪えた。
自分の体のパーツが失われるという喪失感は大きかった。

ただ、歯を含めボディそのものが期間限定ということを実感する良い機会となった。
つまりは人生の時間は有限ということ。
本当に当たり前のことなんだけど、今まで深く考えたことは無かった。

大げさかも知れないけれど、常に「メメント・モリ (汝の死を忘れることなかれ) 」という言葉が頭から離れなくなった。
この体を使っていられる、大切な人生の時間。
無駄にしたくないと心から思う。

歯を含めた体のメンテンナンスに気を遣いながら、今後はさらに有意義に過ごしたい。
今回の騒動では、友人知人、家族から大変励まされた。
来年は、まずその恩返しから出来ればと願っている。


メガヒヨ家、ネコ集会の会場にされる

2011年07月14日 | メガヒヨの日々つれづれ
朝から暑かった本日。

出勤前のメガヒヨとその両親はリビングで朝食を摂っていた。

窓からふと庭を見ると、ネコがやたら通り過ぎていく。
我が家はネコの抜け道になっているので、さして気にも留めなかった。

しかし父が何らかの気配を感じ、廊下をはさんだ客間に駆け入った。

新聞を振り回し、闖入者を追い出す父!!

なんとそこでは5,6匹の猫が集会を開いていたのだ。
通気のために開放していた玄関からこっそり入ってきた模様。

最後の一匹はなかなか出て行かずに手こずったが、なんとか全ての猫を追い払った。

白ネコかあさん一派がネコ集会を近辺で開いているのは知っていたけれど、まさか我が家が会場にされるとは思ってみなかった。
いや。ネコが好きとか嫌いの話ではなくて、彼女らはノミックス持ちだからね。

ちなみに客間は現在リノベーション中で、明日新しい畳が入るというタイミングだった。
集会が本日でつくづく良かったよ。
万一、畳を汚されでもしたら、責任者白ネコかあさんを三味線にしちゃったかも(笑)


次からは勝手に入らないでね♪
ご子息、ご令嬢にもくれぐれよろしゅう。

メガヒヨ、ゆだる

2011年07月11日 | メガヒヨの日々つれづれ
メガヒヨの勤務先は神奈川県ってことで、否応もなく東京電力管内。
電力15%削減の旗のもと、節電に励む毎日だ。

エアコンの室内設定温度は28度となっているが、あくまでそれは表示上の数値。
机で室温を測ってみたところ、29.7度を記録していた。
これじゃあ室内熱中症になっちゃうよ。

そんな訳で、仕事しながらこっそりチューチューアイスを摂取することにした。
体温を下げるには氷に限るもの。
これでだいぶ涼しくなるね。

ただオフィスでそんな駄菓子を口にするのはちょい気が引ける。
アイスをタオルで隠しながら食べることにした。

チューブに吸いつきながらふと思う。
これってアメリカ映画に出てくる、ウイスキー瓶を紙袋に隠しながら飲んでいる酔っ払いにそっくりじゃん!!

後ろめたさに冷や汗をかきつつ、メガヒヨの体感温度はぐんぐんと下がっていった。
それでもって、本日のノルマも無事達成することが出来たのであった。

メガヒヨが食べたおやつ『アイスガイ

徹底図解 人体のからくり

2011年07月09日 | メガヒヨの日々つれづれ
それはメガヒヨ16歳のときのこと。

全身麻酔を施す手術を受けたことがあった。
術後はかなりの苦痛を伴い、くじけそうになった。
しかしその時、痛みにのたうつ自分の体を、内側から冷静に観察することに目覚めてしまった。

それ以来。
体はどちら様からかの借り物であり、意識とは切り離されるものと勝手に解釈して生きてきた。

さてそれから時は経ち、メガヒヨも人間ドックの補助金がいただけるような年齢になった。

借り物だと意識しつつも、酷使してきたこの体。
きちんとメンテナンスしてあげねばなるまい。

まずは人体の仕組みをおさらいしてみようと、こんな本を買ってみた。


徹底図解 人体のからくり (宝島社文庫)
クリエーター情報なし
宝島社


本の冒頭はフルカラーで、体の解剖図が描かれている。
手足は筋肉の解剖図になってるよ。
ストレッチするときに見ると便利だね。

本章は内臓ひとつひとつの説明書。
よく勉強している方には物足りないかも知れないけれど、メガヒヨにはとても読み応えがあった。

とくに心を打たれたのは肝臓と腎臓だった。


肝臓は栄養分の分解と合成を数千種類も行い、それらを貯蔵。
また有害物質の分解と胆汁の生産なども一挙に行っている。
1分間に約1リットルもの血液が運び込まれ、それらを粛々と処理する。

メガヒヨは肝臓には本当にお世話になりっぱなし。
ほぼ毎晩の様に体に取り入れられるワインや日本酒、ビールなどを、次の日の朝までには

アルコール→アセトアルデヒド→酢酸→水と二酸化炭素

といった手順で分解してくれる。
メガヒヨが酔いつぶれてグーグー寝てても、文句も言わずに働いてくれているのだ。
感謝この上ない。
大事にする意味でも、週2回の休肝日はちゃんと取らなきゃね。


そして腎臓。
心臓から送り出された血液の約四分の一はここに送り込まれる。
その量は肝臓と同じく、1分間に約1リットル。
余分な水分・塩分・老廃物が取り除かれ、尿として排出される。
また腎臓では体を弱アルカリ性に保つ調節も行われている。

さらに血圧を上げたり下げたりする役割も果たしている。
送られてくる血液量の増減に応じて、レニン、プロスタグランジン、カリクレインなどの酵素を分泌する。

因数分解も出来ないメガヒヨ。その体内においてはこの様な制御が行われて、命が保たれているのだ。

こんな重要な臓器だから、万一に備えて二つも揃えているんだね。
いくらi-padが欲しくても、こりゃあ売っちゃだめだよ。


メガヒヨがアイロン掛けが嫌でウダウダしていても、内臓ちゃん達は健気にその役割を果たしている。
10分ごろ寝している間にも、心臓は約50リットルの血液を体内に送り続けているのだものね。

せめてこれを書き終わったら、するべき仕事は済ませなきゃ。
中の人として恥ずかしくない様に生きたいと思う次第なのであった。



メガヒヨ、アイロンのスイッチを点けるまで

2011年07月09日 | メガヒヨの日々つれづれ
メガヒヨはアイロン掛けが苦手である。
洗濯物を洗ったり、干したり、たたんだりするのは好きなのに、アイロン掛けは嫌いなのである。

だからって毎日着たものをクリーニング店にすべて持ち込む様な経済力は無いし、
アイロン掛けしなくて済むような服で会社に行くわけにもいかない。

そんな訳で週に一回しぶしぶとアイロン台に向かうわけであるが、アイロンならぬ自分にスイッチがつくまでが非常に長い。
一週間分のたまった洋服に着手するのは至難の業だ。

いや。アイロン掛けを一週間ため込むのが問題ありなんだけどね。


ちなみに今。
メガヒヨの目の前には、一週間で済まず、二週間ため込んだアイロン待ちの服が積み上がっている。
さすがにこれを何とかしないと、来週会社に着ていく服が無くなってしまう。
とはいえ、やっぱりしんどい。
てな訳で、パソコンに向かい現実逃れしているのであった。

メガヒヨ、ようやくブログに復帰する

2011年06月28日 | メガヒヨの日々つれづれ
ご無沙汰しております。
前回の更新から3か月以上経ってしまいました。
訪問して下さった方々には大変申し訳なく思っております。


地震から早くも3か月半。
メガヒヨはありがたくも落ち着いた生活をしている。
しかし3.11から明らかに体調が変わってきた。

いや、生活に支障が出るものではないんだけどね。
実はとっても眠くなってしまったのである。

とはいえ昼間に睡魔がさす様なものではなく、夕食後にモーレツな眠気がおそってくるのである。
今も眠い目をこすりながらキーボードに向かっている。

それとこれも困るという程の話ではないのだけど、髪の毛と爪が異様なスピードで伸びている。
月イチでヘアサロンには通っているのだけど、美容師さんも驚いていた。

これって放射能に対する体の防衛機能みたいなものかなぁ。
爪や髪って有害物質の排出器官みたいなこと、聞いたことあるものね。

眠いのも、体が内部被ばくで傷ついた細胞を修復する時間を求めているせいかもね。

もしそうだとしたら、つくづく健気なやつだなぁ。このメガヒヨボディ。
こんなアホ魂には勿体ない位。


てな訳でボディちゃんを労わるために12時前に寝る生活をしていたところ、うっかりブログを放置してしまったのであった。
でも久々にヒヨコ絵や文章を書いてとても楽しかったので、また近いうちに更新をしたいと思っている。

メガヒヨ、完全防備をする

2011年03月22日 | メガヒヨの日々つれづれ
福島の原発の事故は、現場の方々による復旧作業が成果を出しつつもまだまだ予断がならない。
メガヒヨの住む神奈川県からも、正常値以上の放射物質が検出され続けている。

そんな連休明けの朝。
天気はあいにくの雨だった。

放射性物質と雨。
子供の頃から「黒い雨」「はだしのゲン」などの原爆を題材とした作品に触れている日本人にとっては恐怖以外の何物でもない。
だからと言って家にこもるわけにはいかない。
経済活動が止まっちゃうものね!

メガヒヨはだいぶ昔にしまったままのナイロンのレインコートを引っ張り出し、自分なりに完全防備を試みた。
「雨に一滴も打たれるわけにはいかぬ。」
そんな心意気で駅に向かった。

でも当然のことながら風は吹くし、雨水は跳ねる。
駅に着いたら濡れたレインコートはたたまなきゃいけないわで、手もすっかり濡れてしまった。

周りを見渡すとナイロンのレインコートなんて着ている人は皆無だった。
みんな普通の格好をしている。
あまりにも過剰反応しすぎだった自分に拍子抜けした。

そりゃあもしかして、本日の雨は危険だったと後々言われるかも知れない。
でも多くの人が雨に打たれている訳だし、自分だけ助かってもしょうがない。
気をつけるべき所はもちろん気をつけるけれど、それでもダメな時はダメだろう。

気に病むのをやめて、大げさにならないようにしたいと思うのであった。

お店の棚から商品が消える理由

2011年03月14日 | メガヒヨの日々つれづれ
本日、電車が終日運休につき自宅待機のメガヒヨ。
では貯まった観劇・お食事・旅行ネタでも記事にと思いつつも、なかなかキーボードが叩けない。
それらの話はいずれ落ち着いたときにでも。



計画停電の報道がされつつも、電気が止まらなかった今朝のこと。
メガヒヨ父はタバコを買いに近くのコンビニに行った。

そこで見かけた光景は、パンを50個も買い占めるご夫婦。
棚はほぼすっからかんになってしまった模様。

でもって何を思ったか、メガヒヨ父。
つられて残った菓子パンを5個買ってしまった。
家には前日に購入した美味しいあんパンがあるというのに。

もちろん、そのご夫婦も単なる買い占めではなく、それを待っている大勢の人がいたのかもしれない。
父も非常時でなければつられて買うこともなかっただろう。

現在、首都圏の食料品店には客が殺到し、お店の棚から商品が消えるパニックが連鎖しているらしい。
でも大概はこの様に人につられているだけで、必ずしも買わなくてはいけないものでは無いのかも。

本当にそれを必要としている人が買えなくなると申し訳ないので、よく考えたいと思う次第である。

3月11日のはなし

2011年03月13日 | メガヒヨの日々つれづれ
この度の震災において被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。
また連絡が取れないご家族・ご友人に関して、一日も早く無事が確認される様お祈りしております。



横浜港近くのオフィス。きのうはあの瞬間までいつもと変わらない週末だった。
データ締め切り、大量のコピー、サテライトからの問い合わせ。
普通どおりに仕事をこなしていた。

「あ、もうすぐ15時。ポットのお湯を足さないと。」と立ちあがった瞬間、軽い揺れを感じた。
毎度の震度2程度かと思いつつ、なかなか治まらない。
そんなうちに地震は激しくなり、恐怖を感じて机の下にもぐり込んだ。
周囲の人たちにも机の下に入るよう呼び掛ける。

ようやく揺れが収まり周囲を見渡すと、積み上がっていた書類が崩れていた。
天井の梁にはヒビが入り、背筋が凍る思いがした。

とはいえメガヒヨの勤務する5階はまだいい方だった。
それ以上の階では据え付け型の家具が倒壊したりして大変なことになっていた。

しかし本当に大変だったのは震源地ちかくの方々なのは語るまでもなく。
地震発生後、テレビをつけたのだけれど信じられない光景が映し出されていた。

黒い不気味な波に田園が呑みこまれていくさまは見ていて胃が痛くなった。
現実と認識するのが辛かった。

さいわい自分が勤務する地域のライフラインは無事だった。電気、水道問題なく。
ただ電話は通じにくい状況にあった。
携帯電話やメールは規制されているのか、全く使えず。
回線電話は何とか通じたので家に掛けることが出来た。
両親の無事を確認し、ほっとする。

両親はそのとき、家に入れない近所のお子さんを預かっていたとのこと。
地震に伴う交通の混乱で、その子の親御さんの帰りが遅くなってしまったらしいのだ。
メガヒヨも帰宅難民の一人だったけど、日本各地でこういう状況になってしまったご家庭は多かったのではないだろうか。

その後も余震が続き、また津波への恐怖に震えていた。
会社から海まではすぐ近く。
そして、今晩は家に帰るのを諦めつつあった。

川崎からやっとの思いで横浜まで戻った同僚の話によると、鶴見川が逆流して水位も一メートル上がっていたとのこと。
多摩川の橋も封鎖されているらしい。
これは電車が動くのは無理だろうなと思った。

となると食べ物を確保しなくては。
夕方五時前。近くのコンビニに行って、おにぎり・ケーキ・カップめんを買いこむ。
一人だけだと食べにくいので周りの人の分も用意した。
しかし結局は会社の方で調達してくれたので、その分はムダになってしまった。
自分が買い込んでしまった分、他の会社の人が買えなかったかと思うと心苦しかった。

コンビニ食品の夕食を済ませた後、仕事に戻る。
地震発生後、あまり仕事に集中できなかったメガヒヨ。
ちゃんとここで書類を完成させないとね。
でも一晩時間が出来てしまったことで、その仕事っぷりは更にだらだらとしたものに。
現実逃避したい気分でビールにも手を出し、普段ならあり得ないスタイルで机に向かっていた。

それから夜も十時をまわった頃、緊急物資の毛布が配られた。
しかし会社にいる人全員の分はなく一部の女子社員のみ。
会社もまさか本当に使う時が来るとは思っていなかったのだろう。

その後、夜十一時位のこと。
タクシーが確保出来たので帰りなさいと、お達しが出る。

「えっ? 泊まる覚悟は決まってるし、道路状況もどうだか分からないからいいのに…。」
と自分は思ったけれど、帰らせなければというのが会社の意向なのだろう。
毛布もその分ほかの人が使えるしね。

そんな訳でいそいそと、同じ方面に住む同僚計三人でタクシーに乗り込んだ。

横浜の市街地は一時の混雑ほどではないもののかなりの渋滞。
少し進んでは停車する様な状態。

タクシーの運転手さんに話を伺うと、地震発生の三時頃から何も食べずに運転を続けているとのこと。
そんな中、営業区よりはるか遠くまで行ってもらうなんて本当に申し訳ない。
頭が下がる思いだった。

また、車窓からはパン工場が見えた。
明日の朝の出荷分なのだろう。ちゃんと操業している。
工場の方々はちゃんと交代出来たのだろうか、夜勤の人が来れないのを昼間の人が引き続き仕事をしているかも知れない。
被害が深刻な地域ではパンも作れないだろうから、比較的ダメージの少ない工場で増産しなきゃいけないのかもね。
こうして供給を確保して下さる方々のおかげで食べ物を手にすることが出来るのね、とありがたく思った。

渋滞も戸塚を過ぎる頃にはだいぶ解消し、スムーズに車が進んだ。

ひとときは会社にお泊りを覚悟したけれど、夜一時半に自宅に無事に着く事が出来た。
幸い自宅はダメージも特になく、感慨にふけながらお風呂に入り床についた。

週明けには片づけ含め、会社生活も様変わりするのだろうなぁ。
実はメガヒヨはインフラ関係の仕事をしている。
今後どうなるのだろう。不安でたまらない。

でも自分のやるべき事を誠実にこなしていれば、道は展開していくのだろう。
今は人様のお役に立ちたい気持ちでいっぱいだ。
「でも先ずはビール飲んじゃったせいで終わらなかった仕事からだよね」と自分の襟を正すのであった。

誕生日のお花

2011年03月07日 | メガヒヨの日々つれづれ
今年に入ってから妙に商売が繁盛しちゃって、ブログの更新が滞りまくりである。
3月に入っちゃったけど、これまた誕生日ウィークの話をやっとこさupするね。


メガヒヨがミュージカル方面でお世話になっているMARIさんはフラワー・デザイナーをされている。
そのゴッドハンドが紡ぎだす花々に、メガヒヨは憧れていた。
まるでショーウインドウのトランペットに釘付けな少年みたいに(笑)

いつかオーダーしてみたいなぁと常々思っていたこの頃。
思い切って伺ってみると、メガヒヨでも手が届く金額でお花をアレンジして下さるとのこと。
そんな訳で誕生日に合わせてお願いしてみた。

通常は、農民市場の切り花ばかり購入しているメガヒヨ。
これは自分的にかなり贅沢な行為。
わくわくしながら出来あがりの日を待った。


そして当日。
都内のMARIさんご自宅兼アトリエにお邪魔した。

まるでインテリア雑誌に出てくるようなリビングにメガヒヨはため息。
アンティークな家具もさりげなく日常づかいされているし、あちこちお花や観葉植物が飾られている。
生活感を残しつつも洗練されていた。

手入れが行き届いた心地よいお部屋には、また天塩にかけて育てられたお猫さんがいらした。
彼の名はシロさん。20歳になるご長寿猫さんである。
ご高齢もあり痩せていたけれど、毛並みはふわふわと柔らかく子猫みたいだった。
でもって尻尾もぴんと張っていた。
常に緊張感をお持ちなのだろう。同じ生き物として頭が下がる。
静かな威厳があり、さん付けで呼ばないと申し訳ない感じがした。
まさに猫界のジョエル・グレイと言ったところ。



MARIさんのお宅は居心地がよくてついつい長居してしまった。
メガヒヨもいつかはメガヒヨ城を構えたいと思っているけれど、こんな風なお家にしたいなぁと思った。


そしてそして本題。
楽しみにしていたお花がこちら。



6種のお花や葉ものがにぎわうこのアレンジメント。

右手にこの上なく清楚な白いアネモネ(モナ・リザ)、
左手にはフルーツのような質感のチューリップ(オレンジ・プリンセス)、
でもってカップケーキで出来たくす玉のようなスカビオサ。
グリーンはコアラが大好きな爽やかな香りのユーカリとジャスミン。
実ものはヘデラベリー。

メガヒヨはすっかり大喜び!!
こんなスタイル、今までで初めて。自分だけのお花だぁ。嬉しい!!
思い切ってお願いしてみて本当に良かった。

ゴージャス盛りの花々を連れて、スキップをするように家路についたのであった。

家に着いたらメガヒヨ母も大喜びしていた。
こんな素敵なお花、家族だけで楽しむのは勿体ない。
玄関に飾ってメガヒヨ家に来た方々に見てもらわなきゃね。



お花は来客の方々にも好評で、メガヒヨは誇らしく思ったのであった。
(いや、作者はMARIさんだからっっ)

そうそう。受け取ってから一週間以上経つけれど、まだまだお花の8割は元気な状態。
いいものは長く楽しめるのね。

ちなみにMARIさんのアトリエブログはこちら
このアレンジメントの細かな写真も見られるので、興味のある方は是非!!
心からおすすめしたいのであった。