けんちゃん、天国へ逝く。

ありがとう。

今朝、我が家のファミリー、けんちゃんが亡くなりました。最近は体重が激
減。食欲はあるものの、弱っているのは確実でした。


昨日の夜は虫の息。目も開ける事も、寝返りする事もできず、必死に生きよ
うとしていました。心臓は確かに動いていたし、体も温かかったです。


けんちゃんには父親違いの兄弟が上にいるのですが、けんちゃんの父親から
生まれた兄弟は体も小さく、障害のある子もいたので、母親が明らかに、愛情の区別をしていました。


早くに同じ父親から生まれた兄弟が亡くなり、一人ぼっちでした。





人見知りもあって、なかなか懐かないし、唯一、上の兄弟である、タマオだ
けはいつも微妙な距離感で気遣いを見せていました。近づくと逃げるけど、
そばには居てやる。そんな感じ。




だからいつも血の繋がりのないがんもの遊び相手をしてくれてました。がん
もも若かったし、遊び相手がいなかったから、いつも相手になってました。


と言っても、ひたすらがんもに、おちょくられる。そんな感じ。きっと楽し
くはなかったと思います。がんもも兄貴と慕うわけでもなく、いつもは他の
兄弟といましたから。


そんな時、やってきたのがマコ(サラ)でした。あの時のけんちゃんは嬉しそう
でした。嫌われて、威嚇されても、マコを仲間に入れてあげようとしていました。



一匹でいる淋しさをわかっているから何とかしてあげたかったんでしょう
ね。マコはケンちゃんを慕い、いつも一緒にいました。マコのお陰でけんち
ゃんも輪に入れていたんですよね。



マコはけんちゃんのおかげで馴染む事ができ、けんちゃんはマコのおかげで
輪に入る事ができた。良い関係でした。


しかし、最期は少し悲しい結末でした。弱りはじめて、痩せてくると、マ
コはケンちゃんに寄り付かなくなりました。最期の日、僕は無理矢理、マコ
にケンちゃんの姿を見せました。


すると嫌がったんですよね。フーッて。気持ち悪かったのか、死期を悟っ
て見たくなかったのか、わからないけど、近づきませんでした。


きっとけんちゃんは悲しかったろうと思います。翌朝、マコも淋しそうに窓
の外を眺めていました。猫にテレパシーがあるのかわからないけど、感じる
ものがあったのかもしれません。


ファミリーはこれで5匹になりました。けんちゃんが居なくなり、少し淋しく
なりましたが、いつも頑張れと、生き様を最期に見せてくれる彼らを尊く思
います。


さよならではなく、ありがとう！そう祈って、天国でけんちゃんが人気者に
なる事を願います。


天国で元気でな！僕もそのうち行くから！！










おしまい