本当にいい作品です。
先週、TSUTAYAで「戦火の馬」という映画を借りてきました。
これは1982年に出版された児童小説を映画化したもので、
イギリスで生まれ第一次世界大戦でフランスに送られた馬と
その周囲の人々をつながりをテーマに馬の視点で描いた作品です。
飲んだ勢いで馬のセリに参加し自分の農園の地主さんとの競り合いの末、
一頭の馬を主人公の父親は購入してしまいます。
地代を支払うため畑を開拓するため馬を調教する主人公。
しかしせっかく開拓した土地の作物は悪天候により駄目になってしまいます
。
農園の存続のため馬を軍に売ってしまう父。駆けつけた主人公に買いての将校が言いました。
将校の約束に馬を預けることを決める主人公。父親の大隊旗を馬にくくりつけたくします。
この大隊旗がつながりを表すキーとなっていきます。
戦争の最中、いろんな境遇にさらされる馬ジョーイ。
ドイツ軍に捕らえられ引き馬にされ、とある農場の女の子に助けられ、
再び捕らわれ大砲を引かされ、友を失います。
その後戦火を逃れ脱走、イギリス軍とドイツ軍との睨み合いの最前線で
彼は有刺鉄線に絡まれ動けなくなります。
双方の勇敢な兵士によって救い出されたジョーイ。
奇跡の馬と賞賛されイギリス軍の元へ帰ってきます。
偶然にも野戦病院に運ばれたジョーイは兵士となりガス爆弾で
目を負傷した主人公と再会を果たすのです。傷つき弱ったジョーイ。
銃殺される寸前に主人公の手笛の音に反応。これは調教していた頃
主人公がこっちへ来るように教えたものでした。
目が見えない主人公は必死にジョーイの特徴を訴え助けてもらおうとします。
この再会シーンは泣きました。ようやく戦争が終わりましたが二人にさらなる試練が。
軍の持ち物となっているジョーイは再び競売にかけられます。
共に戦った戦友に29ポンドのカンパをもらった主人公、
しかし、競り合った肉屋のオーナーは30ポンドを掲示しました。
一堂落胆、そんな時100ポンドという破格の掲示をした老人が。
それは巡り行く中で出会った少女のお爺さんでした。おじさんに説得を試みる主人公。
しかし戦争の中、少女失ったお爺さんにとってジョーイは孫の形見のような存在、
手放したくなかったのです。
代わりにとポケットから取り出したのは送り出す時にくくりつけた大隊旗でした。
連れ帰ろうとするお爺さん。しかしジョーイは主人公のところに寄り添います。
。
それを見たとお爺さんは主人公に馬を返してくれるのでした。
そして再び主人公の農場に戻ってくるのです。
父親を信じついてきた母親。内に秘めた悩みと戦っていた父親。
戦争を経験し父親の苦労を知る主人公。それぞれの表情がなんとも感慨深いです。
最初から最後まで見逃せない涙の出る感動作品だと思います。
こんなに長く文章打っちゃうぐらいですから。ぜひとも見てほしい作品です。
長くなっちゃました、ごめんなさい。
おしまい