梶先生が約半世紀の間、地道に続けてこられた歴史深歩会も今年で終了することになり ました。最後は原点の鎌倉の基本コースを歩きました。今回は60余名の参加者でしたので、 解説は全員がイヤホンで聞きました。昼食を食べる時間も場所もないので、おにぎり持参で 頑張りました。
今回は円覚寺から東慶寺、浄智寺、亀ヶ谷の切通しを通り抜け、阿仏尼の墓、 そして寿福寺を訪れました。
JR北鎌倉駅で集合、正規の改札口を出て、小さな池 白鷺池(びゃくろち)を渡り、参道を横切って走るJR横須賀線を渡って、総門から 山門に入りました。
円覚寺は北条時宗によって蒙古襲来の最中、国土の安泰と戦死者供養を込めて建立されたそうです。2001年のNHK大河ドラマで「和泉元彌」さんが時宗を演じていたのを思い出しました。
居士林。禅を志す一般の人の道場
↓仏日庵(ぶつにちあん)、白鹿洞(びゃくろくどう)。 円覚寺開基北条時宗の墓堂、 (蒙古襲来との戦いに生涯をついやし撃退し、34歳で没した。) 子の貞時、孫の高時と一緒に葬られている。
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まっすぐ進むと突き当りは鎌倉の谷(やと)の風景があり一番奥に黄梅院(おうばいいん)がある。
黄梅院(おうばいいん)
Uターンして円覚寺方丈に参って、石段を登って洪鐘(おおがね)へ向かいました。
鋳造を命じた北条貞時、何度も失敗して江の島の弁天様に加護を祈り完成をみたそうです。 これに感謝して建てられたのが 弁天堂だそうです。
今年も百八の煩悩除夜の韻を鎌倉の谷戸に響かせることでしょう。
塔頭、(大寺院の中にある別寺、別坊) 帰源院山門(きげんいんさんもん)です。非公開。 夏目漱石、島崎藤村が滞在し、漱石は「門」を藤村は「春」を書いたそうです。
坂を下りて東慶寺に向います。