北九州に住んでいる友人のYさんが舞浜の娘さんの家に上京してくると
いうことで久し振りに会いにいきました。私達は50年来の友人です。
半世紀前に彼女達一家は移住目的で、私共は夫の海外出向で
カナダのトロント市に住んでいました。ある時、
共通の知人であるカナダ二世のO様宅でお互いを紹介されたのでした。
Yさんとは一つ違いの年齢で、二人ずつの幼い娘達も1~2歳違いで、
性格も似たところがあり互いに「テキトー」な所がありウマが合って
すぐ親しい間柄になりました。
そして又、私たちは同じ頃に第3子を儲けて、間もなく私共は帰国し、暫く
音信が途絶えていました。数年後、彼女から連絡が入り、その後、ご主人の
事業の方がうまくいかなくなり、カナダ移住を諦めて、全部引き払って
日本に戻ってこられたとのこと。
しかし、もう落ち着いているとの連絡が入りました。元々明るく前向きの
方でしたが、娘、息子さん達はイジメに遭ったりいろいろと大変な
ご苦労を体験されたようです。しかし結果的にそれをバネに乗り越えられて
実に立派に成長されています。
ご夫妻も今はゆうゆう自適の生活です。ご長女は大学の准教授の
傍ら日加親善の役もこなされ、いい伴侶に恵まれご家庭と仕事を
両立されています。次女の方も3人の子育てを
しながら国際弁護士としてアメリカで活躍中とのこと。
お父さんの夢を彼女達が叶えたようにも思えます。
「艱難汝を珠にす」という言葉が浮かびました。