語学は「語楽」--英語を楽しく学びましょう

英語の学習をしていて、「おや?」と思われる点について、みんなで考えてみたいと思います。

劣化した英語もある

2013-04-24 22:33:40 | 英語の学習と研究

 「諸手をあげて」文科省の方針を賛成できないといった理由は、実は、一般的な意味で、この施策に「賛成する」(=反対ではないところがポイント!)教員の英語の質である。昨年から先行実施の学校の状況を見ているが教員の英語の質の劣化はひどいものだ。通じればなんでもいいという形で、県教委は「可」としているが私はこれはおかしいと考える。あれは英語ではない!そんな英語まがいなものをペラペラ喋らせ、授業はとりあえず英語でやっているのだから可とするというのは夢想と現実の混濁を生徒の意識の中に生んでしまう。
 例えばPat asked me to go shopping together.が非文でPat asked me to go shopping with him.が適格であるその辺の理由を説明すべき文法はしっかり教えなければならない。目的語と補語の間にあるネクサス関係、主述関係はしっかり教えるべきだろう。そんなところをすっ飛ばして、とりあえず50分(45分・65分)は英語でやれば言いという姿勢は生徒の学力向上とは無縁である。
 授業内で英語を生徒に使ってもらうという1点については全然反論するどころか賛成であるが、肝心なポイントで曖昧にするのは良くないのでこのへんが工夫のしどころかと思ってる。


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