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語学は「語楽」--英語を楽しく学びましょう

英語の学習をしていて、「おや?」と思われる点について、みんなで考えてみたいと思います。

動詞のもう一つの顔

2008-05-29 16:24:22 | 英語の学習と研究

*4月の授業で動詞には目的語を取る他動詞と目的語を取らない自動詞があることを学んだ。動詞にはいろんな顔があるが、今日は「進行形にできるかどうか?」という観点から動詞のもう一つの顔を見ることにする。

< 考え方のポイント >
 動詞の表す状況が一生続くかどうか? 

 たとえば、「跳びはねる」という事について考えてみたい。一生死ぬまで「跳びはねる」ことはできるだろうか?答えは「できない」。一生続かない状況を表す動詞を「動作動詞」と言う。
 一方、「愛する」はどうか?一生涯、特定の人を愛しぬくことは可能である。動詞の表す状況が一生続くものを「状態動詞」と言う。
< 確認 > 
 動作動詞は be + ing にできる。
 状態動詞は be + ing  にできない。

問題 各文の誤りの箇所に下線を引き、正しい語句を書きなさい。
(1) This chocolate is tasting bitter.
(2) I am knowing Ken's brother and sister.
(3) He is belonging to the tennis club.
(4) She is believing the story.

< 考え方 >
(1) 「苦い味がする」のはこのチョコレートの「属性」である。その属性は、チョコレートが食べられてなくなってしまうまで存続するので「状態動詞」。したがって、
This chocolate tastes bitter. とする。
(2) たとえば、一生涯宝物のありかを自分ひとりだけの秘密にしておいて、死んでしまった海賊の話がある。「~を知っている」という状況は一生涯続くので「状態動詞」。したがって、I know Ken's brother and sister.とする。
(3) 人間は社会的動物。何かに属して一生生きていくものだ。したがって、He belongs to the tennis club.とする。
(4) 一生涯特定の人を信じて生きることはよくある話。したがって、She believes the story.とする。


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