チョイ悪ラジオの中の人気コーナー「チョイ悪パトロール」の1件目は、水島新二さんが書いた野球漫画『あぶさん』のモデルになったと言われている永渕洋三さん経営する、焼き鳥屋「あぶさん」にお邪魔しています。
場所は、呉服町交差点を東に入った佐賀市歴史民俗館の近くです。
私は野球にあまり詳しくないので、インタビューは安倉先生にお任せするとして、二人の会話を楽しませていただきました。
オープン31年を迎えるお店は、昭和レトロいっぱいで、長~いカウンターと、奥には座敷、2階には団体専用の大広間もあるそうで、オープン当初はお客様が多くて、何度も断られたお客様がいたそうです。
若い頃はかなりの酒豪で、二日酔いでホームランを打ったなど、沢山のエピソードがあったみたいですが、今は賓のある中年紳士といった感じで、インタビューにも優しく答えていただきました。
もうすぐ70歳になるという永渕さんは、今でも現役でアマチュア野球に出場されてるそうです。
久しぶりに緊張しながらインタビューをしていた安倉先生が、とっても可愛かったです。
勿論、今日はチョイ3つでしょう
◆永渕洋三 昭和17年5月に佐賀県に生まれる。
佐賀高校(現佐賀西高)から東芝(川崎市)を経て、42年ドラフト2位で近鉄に入団。
51年日本ハムへ移籍し、54年に引退。
2年目にカ~ツの張本勲氏と首位打者を分け合う。通算打率は2割7分8厘。
さて、この『あぶさん』のモデルとなったプロ野球選手、永渕洋三さんは、昭和17年5月、佐賀県生まれ。佐賀高(現佐賀西高)からノンプロ東芝(川崎市)を経て42年ドラフト2位で近鉄に投手として入団。後、外野手へ転向。51年日本ハムへ移籍し、54年に引退。首位打者1回、通算打率2割7分8厘。
永渕は水島新司が『あぶさん』のモデルにしたほどの大酒飲みである。その酒量が人の口の端にかかるようになったのは、40年秋、西鉄ライオンズの入団テストに落ちてからだという。
それ以降、永渕は練習後に川崎駅に近い飲み屋へ通いつめ、30万円に上るツケをこしらえた。当時は大卒の初任給が3万円の時代である。借りる方も借りる方だが、貸す方も貸す方である。よほど永渕の人柄に惚れ込んだか、高度経済成長期のガムシャラというものだったのだろう。
めでたく近鉄に入団した永渕は、その契約金400万円の中からツケを返済。入団時に「これで飲み屋の借金が全部返せる」とコメント。これが水島新司の目に留まり、『あぶさん』誕生となったのである。
「この話は漫画そのもの。そこで主人公を底なしの酒飲みに決めた」と、水島はいう。
引退後、永渕は郷里の佐賀市柳町でやきとり屋を開業した。店名は「あぶさん」。
店を訪れた水島は「カウンターの中で串を焼く姿があまりにも板についていて驚いた。と同時に安心した」と、語っている。
※産経新聞に掲載された記事をまとめて書いてみました。
※月間タウン情報さが「佐賀の人」にも記事が載っていました。
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『あぶさん』0952-26-6298
営業時間/17:00~22:00
定休日/日曜日