価値観の衝突

ここ数日、興味深く見ているニュース。
それは・・・


イスラム教の預言者ムハンマドの戯画を欧州紙が掲載したことに抗議し、パレスチナ武装グループ２０～３０人が２日、ガザ市内の欧州連合（ＥＵ）欧州委員会代表部に押し入り、謝罪を求める声明を出した。

（2006年2月2日22時6分 読売新聞）


フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、スイス・・・
欧州各国の有力紙が、民主主義下では『表現の自由』が認められているから、という理由で、元になったデンマーク紙のイラストを転載したからもう大変。
段々摩擦が大きくなってきてしまいました・・・（苦笑）
イスラム教では偶像崇拝が禁じられていますので、イラストも当然NGですからね。


これは解決するの難しそうだぞ。
『表現の自由』『宗教的規律』の構図ですか・・・
西欧的民主主義国も、イスラム教国も、どちらも譲歩できないよなぁー
今後どうするんだろ



既成宗教は人間を幸せにしているのでしょうか？
そう言うのを信仰した事ないからよく分かりませんが・・・
迂闊な事も言えませんしね。（苦笑）
でも、「何かを強く信じる」という行為は、「それ以外のものを否定する」方向に行くこともあるんじゃないか・・？
お互いに正しいと思ってる事を真っ向からぶつけてみたって・・不毛じゃないかな。

自分としては、『万物に神宿る』みたいな、アニミズム＆八百万的な考えは持っていますが・・・
別に、他人にその考えを押し付ける気もないし。


もし、いわゆる『神様』なるものが居るとしたら・・・
宗教こそ、神が人に与えた試練なのではないかな・・とも思う。
価値観も、信仰心も、狂信という段階に至ってしまうと・・・
それは大きな悲劇を生む、恐ろしいモノに変貌するような気がします。