マズうま

最近「ブスかわ」っていう言葉があります。
ブス具合がかわいい、っていうことでしょうか。

それで、アニーは「マズうま」っていうのも
あると思います。

マズさ加減が美味しい・・・それが妙にハマるっていうか。

それを一番初めに感じたのは、学生の頃。
それまで全然料理をしたことのない友人が、
料理の本を見て、アニーのために一生懸命
「なんとか風オムレツ」っていうのを作ってくれたのです。

それには全然塩が入っていなくて、たぶん卵にチーズを
入れて焼いただけ。

一口食べて「まずっ」と、思ったのですが、
後になって、そのまずさが恋しくて、何度も自分で
挑戦してみたりしました。

あと、最近になって、泊まりに来た友人が、
春雨サラダを作ってくれました。
春雨にニンジンとか入っていて
ハムはなし。
酸っぱくて、またまた一口食べて
「どーしよう・・・」って思ったのですが、
なぜかその味にはまってしまい、
友人が帰ってから１週間に一度はアニーの
食卓に並ぶようになりました。

考えれば、「絶対美味」なんて、ないんですよね。
コーラを初めて飲んだ時も「うっ」って思ったし、
チーズだって「なんだこりゃ、石鹸かよっ」って
思ったし。。。

しかし、松山で一軒だけ、アニーが一口食べて残した
ラーメン屋があります。

そこは、何度も思い直して行ってみるのですが、
はやり「マズマズ」です。