昨日は、我がブログの読者、某大手自動車会社の期間工として田原工場で働いていた華さんが、契約満了を迎え、いよいよ故郷の青森に帰るという事で、慰労会を兼ねてマヨの歴史研究会を開催した。彼は自衛隊出身で、私の持論である「国民総武装」論には反対のようであるが、現在のイラク、アフガン情勢を見るに、自衛隊が募集するならすぐにでも現地に飛んでいきたいようだ。もちろん、冗談だが、しかし、派遣切りやリストラに遭遇し、今晩寝るところもおぼつかない人間にとって、飯が食えて、寝る場所が確保されるなら、たとえ少々やばくても、あるいは少々犯罪的でもやりかねないのではないかと話し合っていた。世の中きびしいのだ。
勤めていた企業の内情をここに書くわけにはいけないが、現場では正規な従業員にも相当なストレスが掛かっており、次は我々の番だという認識は十分すぎるほど感じているのだと言う。
やれやれ、青森に仕事があるとは思えないが、しばらく休養してまた名古屋に戻っておいで。
さて、家に帰ったら、テレビで小沢民主党党首の公設第一秘書が逮捕されたと報じていた。なぜ西松建設を捜索していたのかがここでようやく明白になった。本命は小沢失脚への裏付け捜査だったのだな。やはり週刊誌はうそをつかない。
国家権力が本気になれば議員で潔白な人間は一人もいないだろう。やるなら全員の政治資金を洗うべきで、このような国策捜査が続けば、政治はまったく支配者の思い通りになってしまう。
根本的に言うなら、政治に金が掛かることがそもそもの問題なので、現在の選挙制度を変えない限り、政治と金の問題はなくならない。そんなことは百も承知で、制度自体を帰る気はさらさらない。なぜなら誰でも金がなくても立候補出来るなら、ひょっとして私でも立候補するかも知れない。供託金制度がある限り、貧乏人が選挙に出ること自体が不可能ではないか。
伊勢神宮の初詣を見るが良い、市会議員が主催する参拝ツアーでいっぱいではないか、どっからその金を調達するのだ。参加する人もどうかしている、少しは恥を知れ。参拝ぐらい自分の金でやったらどうだ。
アメリカの大統領選に立候補しようとすれば、天文学的資金が必要で、それゆえ有力な政治団体と提携せざるを得ない。そんな大統領に庶民の味方が勤まるはずもない。
事態は流動的だが、小沢氏は民主党を離れざるを得ない恐れすらある。野球で言えば最終回の守りでエースが突然降板するようなものだ。観客にとってはなかなか見ごたえのある攻防になるが、個人的にはやり口は汚い気がする。麻生氏は7月のサミットに参加したいため遂に伝家の宝刀を抜いてしまったのだろうか。麻生さんにしてはセコイやりくちだな。
しかし、仮に民主党政権が誕生した暁には、こんどは自民党の議員が逆の立場に置かれる事を覚悟しなければならない。やらないほうが良いことは、やらないほうが良かったんだ。
追加*****
ニュースで、小沢氏は代表を辞任するつもりはないと表明したようだ。これは自民党と密約を結んだ可能性がある。つまり、簡保の宿などの疑惑追及に手心を加えるとか、サミットまでは麻生政権をもたせてくれとか、いろいろ考えることが出来る。いずれにしても国民には見えにくい出来事である。さっさと辞任し、今に見てろ、というほうが自民党には怖いと思うのだが・・・・。いずれにせよ皆スネに傷を持つ人ばかり、金のいらない選挙にすれば選挙資金など不要になるのに・・・ぶつぶつ・・・・ぼやきです。
夜の明けない夜はないとか・・・がんばるべえ。
華さん、お疲れ様でした。
故郷に戻られるようですが、青森では都会では味わえない暮らしが有ると思います。
大変でしょうが、一息入れて下さい。
明日は我が身だと認識しています。
お互いにがんばりましょう。