マヨの備忘録・・・マヨのぼやきから

いろいろあったな・・・真実を知りたい!この一心で始めたブログだったが、知れば知るほど世の中の闇は深くなるばかり・・・。

陰謀論入門

2007-08-26 06:52:38 | ぼやき

陰謀論者の私はたまに落ち込む事がある。信じていた論者の間違いを発見した時だ。

それがその著者の単純な間違いならそれは仕方がない。ところが意図的な間違いはディスインフォメーション

となり、逆に敵の思う壺にはまる事になる。

太田龍さんという偉人がいる、大変に真面目で精力的だ。彼の著作はほとんど読んでいる。そして彼の最大のヒット作は「三百人委員会」のジョンコールマンの翻訳だろう。反ユダヤの太田さんはコールマンを全面的に支持しているようだ。もちろん、原文通り訳すのが訳者の義務だから当たり前だが、訳注で疑問点をあげておくべきだ。そうでないと単なる翻訳者に過ぎないか、著者と訳者は一体とみなされる。

コールマン氏の本は大体読んでいるし何回も読み直した。だから言うのだが、やはり少しへンだ、おおむね真実のようなのだが最後に嘘がある気がする。簡単に言うならロシアを過大評価している。

アントニー・サットンの有名な「闇の超世界権力スカル&ボーンズ」を読んで解った。真実は逆だった。ロシアの脅威は作られた物でコールマン氏は二大帝国を演出する冷戦論者にすぎない。ほとんどの著作は興味深いし始めて知る事ばかりだから今後も読むだろうし参考にもする。でも100%信用するわけにはいけない。

私の最も信頼していた鹿島昇氏も最近幾つかの誤りを発見した。これは私の研究が進んできたせいだが、二つある、一つは彼は真実を知りながらあえて誤りを書いている。せっかく明治天皇のすり替えを暴きながら、大室寅之助を南朝の末裔とした事だ。たぶん金をもらって嘘を書いた。真実はただの相撲の得意な長州の農民だった。もう一つは、かれは倭の国が九州、西都原説をとる。しかし、倭人が現在の平壌近辺にいたことも認めている。南倭、北倭の二つの倭があったのだという論理でつじつまをあわせた。彼は確実に真実を曲げた。おそらく金がなかったためにそうせざるを得なかったと思う。本人にとって、金のためだしょうがないと割り切っても、読み手は困る。もうひとつ、彼は必要以上伊藤博文を悪く書いている。朝鮮併合は伊藤は反対だった。だから殺されたのであり、それは山縣の策略だ。それもこれも全部伊藤のせいにしている。私は色々な文献から伊藤は明治天皇の単なる飲み友達でむちゃくちゃやった事は事実だが全部を否定する事はないと思う。すべて長州が悪かったとするのは現在の皇室擁護派のプロパガンダだとおもう。

難しい事ばかり書いて申し訳ない。言いたいのはどの本も全部信用してはいけないという事だ。

もちろん賢明な皆様は丸呑みする人はいないとおもうけど、間違った解釈を人に伝達すると敵のために宣伝する事になる。これはそこらじゅうにある事だ。


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