マヨの備忘録・・・マヨのぼやきから

いろいろあったな・・・真実を知りたい!この一心で始めたブログだったが、知れば知るほど世の中の闇は深くなるばかり・・・。

普天間基地、県外移設は決定事項

2009-12-08 09:33:57 | ぼやき

路地好きさんからコメントをいただきました。

「素朴な疑問なんですが…沖縄から米軍基地を無くすと言うことは、乱暴な見方をすれば、日本はもう沖縄という領土は要らないと言うことですか?

もし万が一沖縄に何かあっても、本土では無いし…国は知らん顔だったりしませんか?

それとも、沖縄には自衛隊を置くつもりなのでしょうか?
アメリカから自立して自国を守るに為に、今度は自衛隊員や戦闘機を増やし、防衛省が喜ぶとか?

でも、沖縄の住民は米軍基地賛成派の方が多いですよね?
賛成派が市長になっても、国が不要としてるなら、住民投票は何の役にも立ちませんね…
反対派が多く、選挙に勝てば願ったり叶ったりですが…。」

まず、沖縄住民に基地賛成派が多いとの認識は違うと思います。基地を貸している地主の方、基地で働く現地の方々、そして出入り業者のかた、利害が絡む人たちにとって死活問題であることは間違いなく、基地がなくなれば、相当のダメージを受けることは間違いありません。でもそれは県民全体からすればわずかな人数であり、大多数は反対であると私は認識しています。もちろん、その認識が間違いであれば改める必要が出てきますが・・・。

さて、民主党が政権を取り、社民党と政策合意した段階で「普天間の県外移設」は決定しています。先日の福島さんの代表選でも確認されています。あとは国民が、あるいは沖縄の人たちが納得する方法でそれを実行する必要があるのです。
八ツ場ダムのように、いきなり「中止は決定しています」と現地に乗り込むことで、前原さんは大きなミスをしました。日本ではどんなことでも事前の手続きである「根回し」が必要だったのです。時間をかけなければ反発は大きくなります。

今回の沖縄基地の県外移設はアメリカも承知しています。後は手続きの問題なのであり、名護の市長選で最後の決定がなされると思っています。仮に賛成派が勝ってしまえば、これは話がまったく変わるでしょう。住民が基地を望んでいるなら民主党も動けません。
県外移設を決定してから市長選を迎える事は戦略上好ましくないでしょうね。ようは、国民と県民、そして名護市民がみんな納得の上決めることなのです。

「きっこ」さんのブログにもありますが、普天間基地と日本の防衛とは関係がないようです。海兵隊に日本の防衛の義務はないという事です。つまり、グアムは既定の方針であり、関空も可能性はないのです。しいて言えば、アメリカはグアムへの移転費用を日本が出すように要求している程度のことです。そしてそれは決着しているでしょう。

アメリカの基地すべてを撤収させる可能性はないわけではありませんが、それほど簡単ではないでしょう。仮にそれが行なわれたとしてもその時は自衛隊の最大規模の基地が作られるはずです。やはり、戦略上非常に重要なのですから。

日本領土としての沖縄を捨てると言う考えは有りえませんね。そして中国やロシアと友好を深め、有事自体が起こりえない方向を作り出すことが正しい方向であると私は考えています。