G. L. Pease - Telegraph Hill (Fog City Selection)

2018年　8月

今回は　G. L. Pease - Telegraph Hill (Fog City Selection)

GLP　としては　初めての　バージニアたばことなります　それも　VaPer　となります。
VaPer　としては近いところで
　　1　マクレの　St.James Woods
　　2　SG　の　　St.James　Flake
　　3　マクレの　＃2015
　　4　PS　の　　Luxury Navy Flake
などが　比較の対象となりますが　
その辺りも含めての　レビューとなります。





こちらの缶ですが　Fog City Selection　のシリーズとなっていますね
ロンドンの･･･と言うことなのかと思ったのですが･･･。


缶を開けると

細かいリボンのようですが　時折大き目のペリクでしょうか　そういうのも混じっていますね
黄色とオレンジっぽいバージニアが鮮やかです。









乾燥状態はいいので　そのまま喫えそうですね


参考までに　こちらは



SG　の　St.James Flake　ですが　こちらはもっと地味な暗い色をしていますね･･･。



まずは　普通に詰めて喫ってみます
着火と同時に　バージニアの甘い香りが立ちあがるのですが　洗練された
穀物のような上品な甘さが拡がります　ヘイのような　感じはしないであくまでくせのない
甘さのようです。
それと同時に　ペリクの香がグッと来ます。
こちらは　かなり強烈ですね　
ペリクというと　レーズンとかイチジクとか　酸味を含んだ　味でよく表現されるのですが
こちらのペリクは　そういう感じではないですね。
もっとずっとスパイシーな　そう　オリエントの様なスパイシーさがありますね。
オリエントのように上に広がる感じではなく　底を支えるような感じで　
例えるならば　ミントのような　スーッとする清涼感がありますね　このペリクは･･･。

そんなにたくさん入っているようには見えないのですが　バージニアとペリクの比率
としては　かなり限界値に近いくらいにたくさんペリクを感じます。

バージニアは　強い甘さではないので　より一層ペリクが強調されるようです。
マクレの　上記　3　と　PS　の　4　の場合はあくまで　バージニアの甘さをひきたたせる
がための　ペリク使い　という感じで　かすかなレーズンの風味がかんじられるというところでしょうか。
マクレの　1　の場合は　さらに多くのペリクが使われているようですがまた違う感じです。
SG　の　2　の方が　それよりも多くのペリクで　よりレーズンっぽい味を感じます。

しかし　それらのどれよりも　ペリクを感じるのがこの　GLP　のブレンドになります。
とても　同じペリクとは思えないほどですね
このスパイシーな感じは　上記のどのブレンドにもなかった感じになります。

着火してすぐに　その味はくるので　GLP　にしては　わかりやすいです
GLP　がバージニアタバコをつくると　こんな感じになるのか･･･というところでしょうか。

ペリクが好きな方　というか　ペリクそのものが好きな方には　素晴らしいブレンドなのかも
しれませんが　あくまで　バージニアの深い甘さを愉しみたい方には
少し違うブレンドなのかもしれません･･･。
バージニアの甘さよりも　ペリクのスパイシーな清涼感が強調されている　ということです。

甘さも上品で　喫いやすくて美味いんだけどね。



次に　少しボウルの太いパイプで　やや硬めに詰めてみました。
こちらの方が　ペリクが穏やかになる様ですね
バージニアの甘さとアーシーなところが　ペリクにより増幅されて　本来の　というか
イメージ通りの　VaPer　に近づきます。

こちらの方が　美味しく感じますこの私には。

どちらにしても　少し癖があるタバコの様です
でもこれはこれで美味しいタバコかと思います。


このタバコの名前の由来を考えてみたのですが
どうもこの名前　アメリカのサンフランシスコに　その地名があるようです
海と中心部を一望できる　観光の名所のようです。
Telegraph Hill, San Francisco

こちらも



Greg　Pease　さんは　この丘をイメージして　このタバコをつくったのかもしれません。
すがすがしい清涼感のあるタバコかと　思いました。


それでは　また