鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
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Sutliff バルクのブレンド実験は終わらない・・・

2019年08月28日 | パイプタバコ
2019年 8月

もうじき 9月になりますが このところ 半年寝かせた Sutliff バルクを喫っているのですが それについてもう少し詳しく・・・。
① 515 RC-1 
② 507-C

という2つの バージニアのバルクがあるのですが
どちらもバージニアのみのバルクになります。

① の方は レッドバージニアのリボン
② の方が ブライトバージニアの フレイクになります

① は マクレの 5100 とよく似ていて ケチャップ臭のする どちらかといえば
トースティな感じの味わいであり
② の方は レモンティーのような あっさりとした中に 爽やかな甘みのあるすこし
柑橘系の甘味を感じるバルクとなります。

半年前に喫ったときは 単体では どちらも味が薄く それ自体ではどこか物足りなさを
感じさせるものであり、余計な甘味料の味も感じはしませんが 値段の差からも 味わいでも
やはりグレード的には 少し落ちるのかな・・・
という印象でした。

しかし 思いつきから これらのバルクを混ぜて喫ってみた時に その味わいは深みを増し
ぐっと味が濃くなり十分楽しめたものですから
半年寝かせると 単体でもぐっと味が深くなるということなので
バルクを大量に買って 寝かせたものでした。


今回 この二つのバルクを 半年たったものですから
写真のように 保存容器に移し

この写真のように

① と ② の比率を だいたい 2:1 位にしてあらかじめ混ぜ合わせて空き缶に
いれました。

実は 同じように もう一缶 1:1 で混ぜ合わせたもののつくってあります。


何故そんなことをしたのかというと
理由は 2つ あります

1つは
その場で混ぜたものと あらかじめ混ぜたものとでは 味に違いが出るのではないか?
とおもったことと


2つ目
混ぜる比率によっても 味に大きな違いが出るのではないか? と思ったことになります。

そう思うきっかけがありました。

順を追って説明すると
まず以前のように 2:1 あるいは 1:1 で その場で混ぜ合わせて最初に喫ってみたのですが、 その時の感想は
1 バージニアしか入って無いのに やたらスーッとする味わいがある(清涼感)
2 糖蜜でも入っているかのように やたら甘味が出る
3 Tangy(タニィ)な ピリッと少し辛い酸味を感じる


このような味わいでしょうか
これは半年前から見ても強調されたように思えるのですが
その原因を考えてみました。

2 の甘さという点ですが これは特筆すべきことですが とにかく甘さを感じます
1+1=10 という感じで 単体そのもの以上の甘さを感じます それもペリクが入っているかのような 錯覚を起こしそうになるくらい甘い・・・。
それは 515RC-1 の方が湿気が強いので かなり乾燥させて喫った時に よりそれを感じます

しかし それと同時に 1 の清涼感もそうですが 3 の 刺激も結構感じます。
こちらの方が気になりました。

そこで ブレンドがまだ暴れているのではないかと思い
あらかじめばらして混ぜ合わせ この様に空き缶に詰めたわけです
このまま少し寝かせると 味も丸くなるのではないかと思ったわけですね。


確かにブレンドした場合 その様な感想を持ったのですが
単体では いったいどうなのか? が気になったものですから
実際に それぞれ単体で喫ってみました

すると
507-C の方は 以前と比べていくぶん味はまろやかになりますが それほど甘さを感じる
訳でもなく やはりレモンティーのような特に飾りのないシンプルな味わいでした。


515RC-1 の方は 特別甘くなったわけではないのですが 以前よりも味に深みが出たような気がします
それと同時に レッドバージニア特有の Tangy な ピリッとする酸味と刺激が増したのが
わかります。


なので このブレンドにおける 3 の特徴の 刺激は このレッドバージニアによるもの
ではないかと考えました。

そのまま良く乾燥させないで 喫った場合 この 3 の刺激が強く出て来ます
なので 良く乾燥させて喫わなくては その本来のが出ない様です。
一例として パイプに詰めた後 2時間くらい放置してから喫うと 格段に美味くなります。

そうしてよく味わうと
ブライトバージニア由来の シトラスの香りと グラスの香そして少しのヘイの香りもでてきますし、なにより 甘い・・・。 この甘さは かなりなもので 単体では想像出来ないくらいに
強い甘さを感じます ハチミツ あるいは 糖蜜のような甘さになりますが
2種類のバージニアが 甘さを増幅している感じになります

それと同時に やはり ピリッとする酸味も感じ この辺りが すこし味が暴れるところになります。 そこが問題になります。
良く乾燥させると その暴れる感じも穏やかになるのですが ・・・。

そこで その Tangy な味わいは 515RC-1 から来ていると思われるので
1:1 のブレンドも作って 少し寝かせて見るとどうなるのかと考えました。


甘さ的には 2:1 の方がかなり勝るのですが Tangy な刺激から言うと
1:1 のほうがずっとまろやかになります。

寝かせた場合 前者の味がグッとまろやかになればよいのですが
未だ実験途上 ということになります。


確かに SG の FVF とか と比べると 葉っぱ自体のグレードの低さ ということや熟成に
欠けるものがあって 味の深みという点では 劣りますが
何にも余計なものも入ってはおらず そんな中でこれだけの甘味が出るのですから
その点では 特筆すべきものがあるようです

値段も半分以下ですから 普段喫いには 悪くないと思いました。
単体では物足りないのですが こうしてブレンドにすると 面白いと思いました。


寝かせると味も深まりますが クセも出てくるようです 
その辺りが今後の課題となりますが 充分面白いです
とりあえずの報告となりました。

それでは また
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