モエレのオジロワシ 5/21 翼指に特徴のある近場幼鳥だな！

2022/5/21　土曜日

この日中の橋の上にいるときに現れたオジロワシの幼鳥ですが
カラスを引き連れて飛んで行きます











お腹には白いマダラがびっしりとあります
くちばしの先は黒いですからまだ若い幼鳥なのですが
翼下の白いラインはあまり太くは見えません
胴体脇の白い大きなマダラははっきりと見えます

このタイプのオジロワシの幼鳥は　おそらく翼上面にははっきりとしたラインが見えるタイプかと
考えることになります
胴体のびっしりと入った白いマダラは　最近見たある幼鳥を思い起こさせます
それはこの記事の幼鳥になります
モエレのオジロワシ　5/2　姿を見せたのは剣次郎か？　いやよくわからんな…

上記の幼鳥は　春恵と巣のそばで舞っていた幼鳥になり
その後しばらく経ってから沼の上に現れたものと思われます
この幼鳥のおなかの白いマダラと顔の感じが　とてもよく似ているように見えました

まあその幼鳥は　剣次郎ではないかと結論づけていますが　その大きな原因として
翼上面のダブルラインになり　彼の場合はさらに3本目のスターマークが見られました
そういったタイプはあまり見られないのでそうしたのですが

はたしてその幼鳥と　この日の幼鳥が同じなのかが大きな問題かと考えます
もし同じであれば　翼上面にはダブルラインとスターマークが見えるはずです
そんなことを考えながら写真を見てゆきます







カラスと伴に橋からだんだん遠ざかってゆくのですが
ここで　左に旋回します



その時翼上面が見えるのですが




背中には白いマダラがたくさんあり
翼上面には２本の白いラインが見えます
やはりこの幼鳥もライン系の幼鳥だったようです
しかしその上の３本目のスターマークが見えません…



それとこの時気づいたのですが
この幼鳥の翼指に違和感を覚えます…



右翼指４枚目が短いです…


そして




左翼指4枚目も短いように見えるのですが…







指が重なるのではっきりしませんが
この時点で　5/2に見た剣次郎とは違う個体であることがはっきりしました



しかしぐるっと旋回したときに翼指がはっきりします












これならば左右の翼指4枚目が同じように短いことがわかります


このまま

遠ざかってゆくのですが
どうやらこの幼鳥　お腹のまだら模様は前回の剣次郎と似てはいますが
翼指が全く違っており　まったく別の個体だったことになりますね

しかし翼上面のライン模様と　お腹の白いマダラのタイプ　そして顔つきもよく似たタイプかと思われます


ここで大きく問題になるのは　4枚目翼指の短さになります
これはおそらく奇形になり　遺伝するものかと思われます
何故ならば　以前このモエレで同じ翼指の奇形を持つオジロワシの成鳥を見ていますね

最初に見たのが　2019年の夏になり
その後見たのが　2021年の秋になりますから
モエレの近場で過ごしているオジロワシだと思われます


その時の記事を載せておきますと
モエレのオジロワシ　7/14　真夏の飛来　このオジロワシはいったい･･･
モエレのオジロワシ　7/16　ヤツの名は健一郎　としときますか。

これら2つの記事は　2019年の夏のことになり
その時現れた一郎風の成鳥を　健一郎（けんいちろう）としたものです


しかしこの話には続きがあって　それは去年の秋のことになります
その時の記事は
モエレのオジロワシ　10/10　久しぶりにやって来たのは…？

まずはこちらになりますが　この時はこのオジロワシを三郎としていましたが
今となってはこの若鳥が春恵であることが一目瞭然
この時から春恵はここに現れていたことになりますが

問題はその2日後のことになります
モエレのオジロワシ　10/12　市街地上空遊戯　見覚えのある奴だぜ！

2羽のオジロワシが市街地の上空を舞っていたのですが
そのうちの1羽は若鳥で　2日前に見た春恵になります

そしてもう1羽の成鳥が　2019年の夏に見た　翼指4枚目が短い成鳥になります
つまり健一郎ということになります

2羽の関係性が問題になるのですが2羽は顔見知りだと思われます
いずれもこのモエレの近場で過ごしているオジロワシになり
あるいは親子　あるいは兄弟になるのかもしれません



さてそこで　この先日の幼鳥になるのですが
翼指の特徴からして　健一郎と血のつながりがあるのだと思われます
親子なのかもしれません…

ということはあるいは春恵とも関係が在りそうです
はっきりしたことはわかりませんが　そういった関係性を想像します
この幼鳥　健一郎にちなんで　健三郎　とすることにします

今後の参考になるかと思います
それでは　また