Seattle Pipe Club - Mississippi River Special Reserve 1年後の再喫

2019年　8月

今　シアトルパイプクラブの　Hood Canal　を喫っているのですが
いい機会なので　以前（ほぼ1年前に）開缶して残りを真空保存しておいた
Mississippi River Special Reserve　をまた取り出してきました。

Joe Lankford　さんのつくる　シアトルパイプクラブの　このシリーズ
ラタキアベースのブレンドに　洋酒の入った洋菓子の様な甘さと風味を持つタバコ群は
このおっさんと嗜好が合うのか　とても好感触なんですね。

ただこのタバコ　以前喫ったときは　ラタキアが強く感じられ　Plum Pudding　に比して
少し重いのかな･･･という印象を持ちました。

そういった経緯もあって　この際なのでもう一度よく味わってみようという事に･･･。

シーラーの威力は想像以上で　しっかり保存で来てますね
真空パックを破ると



このように　真空を掛けたせいか　少し硬くなったような気のする
湿気も程よい　真っ黒なクランブルケーキが出て来ました。


このタイプは　Hood Canal　のクランブルケーキとは違っていて
C&D　の　Pirate Kake　のようなスタイルでしょうか
後者の方が固くて　乾燥もしっかりしていると思います。

ただ　真空を掛けたせいもあるでしょうし　ほぼ1年の時間を置いたわけで
こちらの方も　以前よりずっと硬くなっていました。


コッテリとした　パウンドケーキのような甘酸っぱい匂いがするのですが
さて　お味の方はどうなったのでしょうか。



再喫の感想

Hood Canal　もそうですが　このクランブルケーキは　あまり小さくほぐさないで
キューブカットのように粗くほぐしてやるのはお約束事になります。
その方が　コクのある上質の甘味が起ってきます

Hood Canal　の方は　酢のような酸味があって　それがまた甘味を引き立てますが
こちらの方はそういった酸味は強くはなく
黒糖飴のような味わいの　少し香ばしさを持った甘みが強く感じられます
しかしその甘さも相対的なものであって　他のコンポーネントとのバランスの上に
成り立っている甘さかと思います
なので　パフりすぎると　その甘さも壊れ　さほど甘さは感じない所が不思議かと･･･。

Hood Canal　の方は　41％のラタキア含有率だそうですが
全然そんな感じはせず　控えめなラタキアとなりますが
このタバコは以前喫ったときは　ラタキア満載のイメージがあったものです
少しストロングなラタキアタバコ　というので　ときに少し重く感じたものですが

今回　この保存してあった物を喫ってみて　このラタキアが実にまろやかになっている
のを感じます。　　全然重くない･･･

それどころか　黒糖のような香ばしい甘味も健在で以前よりしっかりとその甘みを
感じることが出来ます。
こんなに美味かったっけ･･･このタバコ･･････。

ラタキアはしっかり効いていますが棘が無く
オリエントは　ほとんど分かりませんが
BC　ならぬ　ストーヴドバージニア？　による独特の甘味が素晴らしいです。
ペリクと相まって　その甘みは独特ですね。


ただ　Hood Canal　　Plum Pudding　に比べると酸味が足りない感じがします
この私には　このビネガーのような　あるいはプラムのような甘酸っぱさが
ドはまり　ということかもしれません　癖になるのはこの酸味でしょうか。


以前よりもずっと美味くなったと思われる　このタバコ
再喫してみて　やはり　Lankford　さんのブレンドは美味いな･･･
という感想を強めましたね。

ただ　私には　このタバコよりは　Plum Pudding　あるいは前回の　Hood Canal　の方が
好みの様です。
ただ　このシアトルのタバコは　値段がいいので　手軽には買えないかもしれません･･･

しかし　一度は喫ってみるべきタバコであると思います
こんなお菓子のようなタバコは　どこにもないのでね

そう思います
それでは　また