鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
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Peter Heinrichs - Golden Sliced (Special Selection)

2020年03月14日 | パイプタバコ
2020年 3月

今回は Peter Heinrichs - Golden Sliced (Special Selection)

コインカットシリーズとして ここの Curly Special を喫った時に
一緒にとったもの。
こちらの方は ストレートバージニアになるのですが こちらの方が評価は高い様です


この様に 小さく Golden Sliced と張ってある違いだけの缶の体裁です。

どうもこのブレンド Olrik で作っているようで 
あちらの Orlik Tobacco Company A/S - Golden Sliced (Red Tin)
と似た感じになるようです でも あちらの方(OGS)の方には ペリクが少し入っている
らしいのですが 形態も名前の方もほとんど同じ感じになります。
どちらにせよこの私 まだ喫ったことがないので情報だけになりますが・・・。


缶の蓋を パッコンと開けると

この様にぐるぐる巻きになった 長~いシートフレイクが出て来ますが



横にするとその長さが分かるかと思います


缶の裏側に

説明が書いてありますが
ハチミツとオレンジの味がするらしい・・・


私のことですから このフレイクを折りたたんだりはしないで
適当にちぎって とにかく雑に大きくほぐしてから

これをゆる~く パイプの中に入れてから 最期は一番上のところを指先で軽くならして
着火するのですが 乾燥状態が良いせいか 簡単に燃えてくれます。

このタバコに関しては 小さくほぐしてはいけません
大きな塊の状態を緩く詰めてやって燃焼させたほうが
味わいは濃くなり美味しくいただけるようです。


ここから  感想となります

その前に このブレンドに使用されているバージニアの出所を探ってみますと
説明の所に
Classic golden brown Piedmont and Old Belt Virginias
と記載されていますから ノースキャロライナ南部の山麓地帯でとれるものと
どこかわかりませんが あの辺りのアメリカ南部でとれるバージニアの
Golden brown≒茶色がかったブライトバージニア   ということなのでしょうか
ブライトとレッドバージニアの混じったものなのかもしれませんが よくわかりません・・・
しかし  そんな出どころのバージニアを使っているみたいです。

産地的には 申し分ありませんが
このブラウンバージニア というのが気になります・・・

マクレの クリスマスチア などの葉っぱを見て行くと 圧倒的に多いのが
オレンジバージニア という記載
オレンジーレッド という色の感じが 糖度の高いバージニアを連想させますが
このブラウンというくすんだ色は 果物でもそうですが あまり糖度を感じさせないような
気がします・・・
何でもそうですが 一般的に 鮮やかな色の方が 甘さなり香りが強い気がしますね・・・。


一方の オーリックの OGS の方の記載を見ると
A blend of golden, fully ripe Virginia leaves from the traditional districts of the United States and a smidgen of perique

となっており こちらも何処とは書かれてはいませんが 
アメリカのおそらくおなじようなところかとは
思われます。


特にレッドバージニアの記載はありませんから
これらのブレンドに使われているバージニアは 所謂ブライトバージニア ということに
なりそうです。

そこで 思い出したのは Sutliff の バルクの 507C になります
このバルクも ブライトバージニアのバルクになりますが ちょうど1年くらいは熟成させた
ものがあるので 後日 比較をしてみたいと思います。



さて味の方なのですが 
点火と伴に起ち上がるのは 爽やかなシトラスの香り。
特にこの香りがこのブレンドの特徴をあらわしていて最後までそれがメインのプロフィルを
形作るのですが
同時にナチュラルな甘さが全体を包みます
グラスの香りと 少し蜂蜜を感じさせるような甘さが 柔らかく広がるのですが
レッドバージニアによる 酸味 というものはほぼ感じられません

少しレモンを思い起こさせるような 酸味はあって
レモンティーを連想させます
その辺りが オレンジの香り と言っているのかな  と思います。

ヘイの香りはほぼ感じられません・・・
強くパフった時に 少しヘイのテイストとアーシーな所を感じますが
同時に雑味も出るようです

このタバコは 出来るだけフレイクの塊のまま 静かに喫ってやったほうが
甘さが濃く出てくるようです
細かくほぐすと どうもあまり面白くないようです
もとより燃えやすいタバコなので 少しか燃焼気味になるのかと思います
ですから雑味も出て来ます。

ブライトバージニアの ストレートタイプのブレンドですから
レッドバージニアの tangy な酸味とアーシーさはなく
BGM のように軽やかに 甘さとシトラスの香りに包まれ
最後までその味わいは続くのですが
物足りなさを感じるのは私だけでしょうか・・・

やはり ペリクなり 酸味を出すものが入っていないと 少し退屈です
レッドバージニアも 入っていないと やはり味の深みが出ませんね・・・。

そう言った意味合いで こういった ストレートバージニアタイプの
ブライトバージニアメインのブレンドは 
私にとっては あまり面白みのない ブレンドかと思われます。

使用されている葉っぱ自体は問題もなく ナチュラルな甘みのテイストは
中々素晴らしいと思いますが 
やはり何といっても 味にメリハリが欲しい所になります
ラタキアと ペリクに ハマっている私にとって こういったストレートタイプの
軽いバージニアブレンドは鬼門でしょうか。

やはりストレートバージニアタイプのブレンドは
レッドバージニアの コクと酸味のあるタイプが好みになります。

このタバコはこのタバコで いつの間にか何気なく手が伸びるのですが
そう言ったことでは 日中そこいらにあってもいいのかなと思います
そう言った意味合いのブレンドになるかと思います。
喫い続けて行くうちに このブレンドの本当の良さが分かるのかもしれませんね

そんな感想になります
それでは また
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