鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
好きな日本酒の感想、等を、写真でメモ

Cornell & Diehl - Morley's Best

2021年05月14日 | パイプタバコ
2021年 5月

今回は Cornell & Diehl - Morley's Best

C&D における バーレィブレンドの第一人者であった Bob Runowski さんのブレンドになります
比較対象のブレンドとしては
Cornell & Diehl - Haunted Bookshop
Cornell & Diehl - Pegasus
Cornell & Diehl - Epiphany
Cornell & Diehl - Briar Fox
取り敢えずバーレィつながりでこれらのブレンドが思い浮かびますが
赤字はこれまでにレビューしたブレンドになります


このブレンドは Haunted Bookshop の作家でもある Morley (モーリィ)にちなんだブレンドになりますから
似た感じの味わいを想像するのですが
このブレンドにはラタキアが入っているところが大きな違いになります そこが一番の興味を持った理由となります。


缶の裏側には

この様なことが書かれていて
3つのバーレィ(キューヴ、ホワイト、ラフカット)と バージニアのフレイク そして
キプロスのラタキアが入った English となっているようです


ですから 葉組を見ると
Burley, Latakia, Virginia ということになっていますので

蓋を開けると



この様なコースカットの葉っぱが出てくるのですが
思った通り ラタキアはあまり入ってはおらず バージニアもしかり
なんといっても やはりバーレィ中心のブレンドとなるようです

しかし 同じようにラタキア入りのバージニアバーレィブレンドでもある GH のボブチョコも連想するのですが あれよりもしっかりラタキアの存在は感じられますので またまったく別のブレンドになります。

上記の比較のブレンドで
Haunted Bookshop については ほんのり甘いのですが どこかぴんと来ないものを感じ
Pegasus に関しては しっかりと甘さのあるもっとしっかりとしたものを感じ
Briar Fox に関しては もっと素朴なバーレィの本来の味を感じたものですが


このブレンドは また違うしっかりとしたEnglish というよりも 落ち着きのあるアメリカン
という味わいを感じました。

Briar Fox はまた別ですが
Haunted Bookshop Pegasus と比較した場合
どうやらこの私は 当ブレンドの方が味に落ち着きがあって美味いと思いましたね


それでは 詳しい 感想

このブレンドラタキアもバージニアも入っているのですが やはりその中心はバーレィとなります
なんといってもバーレィブレンドというと ドライなアメリカン というイメージになりますが
それはバーレィの持つ特性から来るものとなりますね

バーレィの持つ独特の酸味と渋みエグミによるチョコのような風味
またバージニアにはない少しオイリィなナッツのような香ばしさはバーレィの特徴ですが
そういわれるほど そんな味がするわけでもありません…
ただバーレィそのものの持つ味の特性がいうなればそういった味わいになるかということなのだと思います
しかしバージニアのような味の濃さはありませんので いうなればアメリカンという表現になるのかと思います そういった味わいがバーレィの特性かと思います。



点火と同時にやって来るのはやはりバーレィの味わいになるのですが
すぐに感じるのはモラセスの甘さになります この辺りのブレンドにはみなそのような甘さを感じるのですが 3つのバーレィのうちどれか一つにそういった味付けがなされているのかと思います

バージニアの甘さははっきりと感じないのですが ブライトのシトラスの香りは感じます
ピカンティなレッドの甘さはありませんので やはりどこか頼りない感じの甘さになります
それもまたアメリカンということになります

バーレィはその風味をしっかりと感じ
独特の野趣あぶれる酸味に引っ張られる風味がこのブレンドの味となり
それが軽いドライな風味となってこのブレンドをリードするのですが
アーシーなタバコ感もしっかり感じられ
味は無機質っぽいのですがなかなかしっかりとしたボディの飽きの来ない味わいになるかと思います

ラタキアはじんわりと効いているのでしょうが あまりはっきりとその存在を感じるわけではありません しかし このブレンドに落ち着きを与えているのはこのラタキアだと思います

シンプルなブレンドですが 味が単調にならないで味に深みを出しているのはこのラタキアによるところが大きいと思います
English というにはあまりにバーレィの風味が強くラタキアはあまり前面に出てこないのですが
このラタキアがこのブレンドを飽きの来ない美味いブレンドにしているのだと考えます
そういった意味においてこのブレンドのラタキア使いは良いと思いますね

さして強い甘さのあるブレンドではありませんが
独特のバーレィの風味のタバコ感もしっかりとある 
複雑さはありませんが飽きの来ないブレンドだと思いました

格別に美味いブレンドではありませんが
ついつい喫ってしまうそういった喫いやすさのあるブレンドだと思います
HBS ペガサスと比較すると このブレンドが一番好きみたいです

そういった感想となります
それでは また
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« モエレのオジロワシ 3/26-⑤... | トップ | モエレの鳥たち 5/13-まとめ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

パイプタバコ」カテゴリの最新記事