鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
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Samuel Gawith - Skiff Mixture その1

2019年06月23日 | パイプタバコ
2019年 6月


今回は Samuel Gawith - Skiff Mixture

言わずと知れた SG のラタキア入りのブレンドで この私も数年前に喫ったことがあり
SG のこういったブレンドの中では 一番印象に残ったブレンドでした。
しかし かなり前という事もアリ 記憶の方が曖昧なので 今回のレビューとなった次第。

この Skiff Mixture よりは  Squadron Leader の方が SG のイングリッシュ
の中では有名ですが、この私は こちらの方が気に入っていた様です

海外通販では買えない SG タバコですが、国内だと手に入るので 今回のレビューとなりました。
さらに 今回は その後に喫った 同じ系統のタバコとの比較も考えてみました。
例えば  John Cotton's Smyrna
あるいは Drucquer & Sons - Levant Mixture

まあほかにも思い浮かぶのですが
English というよりも オリエントの前に出た Balkanタイプで
よく似ているブレンドだと思うのでね・・・。

使われているオリエントも どのように違うのかが気にもなりますし・・・。



そんなで このオリエントが満載の  Skiff(スキッフ)  となるのですが
意味を調べると
1 船首が尖っていて船尾が四角の、一人乗りの小型平底船。オールまたは帆で進める。
2 小型モーターボート


タバコの缶に書かれている絵は まさしく 1 の方で

この写真の船か



こちらを連想しますが


  
こちらもアリの様です。モーターが付いています。


しかしながら この絵から浮かぶイメージと このタバコとはずいぶんかけ離れたイメージが
あります。

以下 順を追って



こちらが開缶したところですが

 


カットが長めの リボン となっていますが
いたって地味なティンノートです 特にこれといった香りはなく落ち着いています。

葉組は
Latakia, Oriental/Turkish, Virginia
となっていて English に分類されています。
ラタキアも結構見えるので その様な分類なのでしょうが
味わいは オリエントの前面に香る Balkan と言っていいと思いますね。
私はそう思います

あと このタバコ 湿気がきつめです なので そのまま詰めると 香りと甘みが起たないので、 少し 
15~20分位 皿の上で乾かして詰めると良いかと思います。
そうすると 随分と香り起ちが違ってきますね。 甘味も出ます。



さて このタバコの 感想   となります
2度目で奇麗に点火できます
最初から最後まで 綺麗に燃えてくれますが 途中で オリエントの香りが強く感じられる様です。 

結論的なことを言うと
以前喫ったときと比べて このタバコ
ほぼ同じ味わいかとは思いますが オリエントが特に気になります。
ラタキアは 以前より印象が弱く感じます。

オリエント ラタキア バージニアの 三位一体 のこのブレンドですが
オリエントが 少し しつこく感じてしまうような気がします・・・。

ここが問題ですね


さて点火と伴に オリエントのほんのりと甘さを含んだ香りが起ち上がります
ラタキアのスモーキーな中に 少しウッジーな清涼感も来ます
バージニアの甘さも後を追います。

ラタキアは 静かにかつ穏やかに香り その甘さと伴にオリエントとバージニアの
とろ~りとした甘さが 実にいい具合に出て来ます。
この甘さが一つの特徴ですが バージニアの甘さは決して強いわけではなく
実に穏やかで これがオリエントと ラタキアの甘さと合わさって初めてこのタバコ
独特の甘さを作る様です。

この甘さがこのタバコ本来の美味さを示しますが、これはこのタバコが湿っている状態では
出ない様です。適度に良く乾燥させなくてはいけない様ですね。


TobaccoReviews.com の皆さんのレビューを読んでも このオリエントについての記載は
見当たらないのですが、どうもこの私の想像では Izmir を連想してしまいます・・・
それに 他のオリエントが入っているかどうかはよく分からないところですが
どうも このオリエントが気になります。

前述の 
John Cotton's Smyrna
Levant Mixture

とかなり良く似ている気がします
ラタキアの使い方はおんなじ感じで バージニアの甘さとオリエントの味わいは
少し違いがあるものの よく似た味わいに思います。
いずれこの違いを比較してみたいのですが
ここはこのタバコについてもう少し詳しく



前半は この少し清涼感のある オリエントとバージニアとの とろ~りとした甘さが
いい塩梅で味わえるのですが、次第に オリエントの特徴が出て来ます。

少しスパイシーな中に マスティというか アーシーというか 草原の草の根本の匂いを嗅ぐと感じられる 少しかび臭い 土の香りがして来ます・・・。

そして 以前は ヨモギの香りと表現したのですが
なんちゅうか 草っぽい香りでありながら 蚊取り線香のような香り?
あるいはお香のような香りでしょうか?

Sandalwood(ビャクダン) と書いておられる方もいますが
そんな香りを感じてしまいます。


この香りが このタバコのオリエントの特徴なのかとは思います。
ここにホッとするものを感じるか 違和感を感じるのかは 人それぞれですが
私はこの香りが好きなんですね。

しかし今思うと この香りって 結構きついですね・・・。
甘さと伴に 少しスパイシーな刺激も感じます。
静かにゆっくり喫うと あまりこの香りは出ないのですが、このオリエンとの味わいが
今は少し しつこく感じるようです この私も。


前述の Skiff のイメージとの違いは このタバコが アーシーでグラッシーなものを
感じさせるからですね。 水のイメージとは全然違います。


Basma の癖のあまり無い 抜けるようなオリエントとは少し違うように思います
しかし ラタキアのいい塩梅に効いているオリエントの甘さと香りを存分に味わえる
美味いタバコであることに変わりはありません。
適度な甘さと 大地の草の香りを味わえる素朴なタバコですね。
やはり美味いタバコです。

それでは また
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