鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
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Sutliff Tobacco Company - Sutliff 1849

2021年02月04日 | パイプタバコ
2021年 2月

今回は Sutliff Tobacco Company - Sutliff 1849

このブレンド 名前の感じからして SG の1792Flake のようなバリバリに強くて古くからあるイメージだったのですが そうではなく 発表は2014年で ブレンダーさんは  Carl McCallister という方で Sutliff ではかなり有名なブレンダーさんで ほとんどすべてのバルクのマッチ品は
この方のブレンドになっているみたいです

ブレンドタイプは VaPer ということでもあり この方のバルクでもある Victorian にちなんで
Peterson - Elizabethan Mixture を意識したブレンドなのかな…と当初は考えていましたが
実は全く違っており カットこそはリボンなのですが 
この私の思い描いたブレンドは C&D の Bayou Morning Flake の方でありました
Flake の方が記憶に新しいのでそうなったのですが そうでない方が似ているのかもしれません…


そう思った理由は レッドバージニアの甘さと なんといっても 25%も入れてあるペリクの
味わいがそう思わせました…。

このブレンドの説明には そんなことは書いてはありませんが…
This unique blend is a mixture of bright Virginia, sweet red Virginia, and two cuts of perique.

この様に書かれており ブライトバージニアと レッドバージニアに “twe cuts” of Perique
が入っているらしい    とあるのですが
気になるのは この記載になります 
ペリクを 2つにカットしたものか
あるいは 
2種類のペリクを入れてあるのかが よくわかりませんが
おそらく後者なのだと思われます
そのことは 喫ってみた感じでそう思ったのですが 前者の理由付けとして2つにカットする理由も
わからないことがその理由となります。


このブレンド詳しい情報があまりないのですが
缶の裏側には


やはりこのように書かれているだけであり 25%のペリク含有率も定かではないのですが
レビューをよく読むと あの JimInks さんがそのように書いておられますから そうなのだと思うわけで 実際かなりの量のペリクを感じることになります。

(ただこの方の感想も 案外当てにならないな…というのも最近思っていて お決まりの用語を並べた
だけの同じような感想が目につきますし 突っ込んだところでの感想はあまりみかけませんね なので
あまりいい参考にはなりませんし 納得のゆかないところも多々あるように感じます…。
なのでこの私とは感覚が違うのだと感じる次第です…おっさんの独り言です




蓋を開けると
 


長目と短めのカットの混ざった やや硬めのリボンカットが出てきますが
色は黒っぽいのから 濃い茶色 茶色 やや黄色の葉っぱが出てきます

ティンノートは 少しマクレのようなビネガー臭とケチャッピーなニオイを感じますので
熟成されたレッドバージニアの期待が高まるようです


乾燥状態は丁度よい感じですから パラパラと解しながら簡単に詰めて点火となりますが
ペリクが多いようなので意外と燃えにくいところがありますが 何度か点火を繰り返すうちに
安定して燃えてくれるようです


感想

いやぁ このブレンド美味いですね 素朴でいながら バージニアはしっかり甘くて味も濃い
バージニア自体の味としては特別のものを感じるわけではありませんがしっかり甘いです
ペリクも相当量入っているように感じられるのですが レイズン・プラムの例の味わいに
強めながら許容範囲のペッパーの辛さも感じられ さらに 酸味のある旨味も感じることのできる
なかなか病みつきになりそうなブレンドでした


バージニアとペリクの感じは 前述の Elizabethan Mixture とはまるで違っており
その点は  Bayou Morning Flake の方が良く似ていると思います
ただ味の濃さと強烈なペリクの酸味は BMF の方が強くバージニアの味の質も違うようですが
イメージ的に重なります その事はペリクの含有量が同じだからだと思います

またこのブレンドのペリクは レイズンとプラムのような味を前面に出すペッパーの辛みも強いペリクと 
BMF に見られるような酸味と旨味をたっぷり含んだペリクの両者が使われているように思われ そこが two cuts of Perique と記載されているように思いました

その味わいがこのブレンドの味の深みを出している大きな原因かと思います



点火と同時にまずやってくるのは レッドバージニアの甘さになります
記載にはブライトバージニアも入っていることになっていますが それよりもレッドの甘さを強く感じます ブライトの方からは 軽いシトラスの風味を感じるようですが強いものではありません

ここでやってくるのが ペリクのレイズンとプラムの風味と味わいになりますが
結構しっかりとその味はやってきます レッドバージニアの酸味とペリクのこの味わいを伴う
やはり酸味のあるダークフルーツのようなこの甘さがこのブレンドを支配してゆきますが
味も濃いめで美味いと思います
レッドバージニア自体のヘイの香り立ちというものはあまり感じるわけではないのですが
良く熟成されたれっだバージニアのやや酸味のあるしっかりとした甘さを感じます

ここで問題となるのは ペリクの辛さ というところになりますが
結構強い辛さもありますが許容範囲であり 逆にそれが味にメリハリをつけてくれるようです


中盤辺りから バージニアの中に ダークバージニアの小麦を焼いたようなあるいはフルーツを煮込んだような そういった風味を感じるのは私だけでしょうか…?
そういったバージニアの風味も少し感じるようです
それとともに 先ほども述べたのですがうま味の強いペリクの存在も認識するようになります
それがこのペリクの辛みと合わさって深い味わいを作るようです


もうすでに1缶喫いきってしまいそうですが
Bayou Morning Flake に並ぶような美味いブレンドかと思いますね
どちらにも言えるのは ペリクの強さになりますが
あちらの方はもっと酸味と旨味が強く感じますが こちらの方は もっと一般的なペリクと
やはり旨味もを含んだペリクも感じるようです

バージニアに関しては 風味的にこちらの方がおとなしいのかなと思います
でもしっかり甘さはあるようですので こちらの方が一般的かとは思いますね

私としてはあちらが好きなようですが こちらのブレンドも美味いと思います
少し癖の強いBMF に対してこちらの方が少しシンプルな味わいかと思います


ペリクも清涼感を感じるものから 旨味や辛みをたっぷり感じるものまで様々ですが
どちらのブレンドも ペリク好きにはたまらないブレンドとなっており
ペリク好きにはお勧めのブレンドとなります


Sutliff のこの1849  予想以上に素朴で美味いブレンドなのに驚きです
おなじSutliff のクランブルケーキのVaPer よりはずっとうまいと思いました

値段的にも このブレンド
1.5㌉で 8.96㌦と安いのでお勧めです(クランブルケーキは 11.70㌦)
換算すると 50gで 10.45㌦  2㌉で 11.94㌦ですので
C&D  GLP よりは少し高いことになりますが 手軽なお値段でしょうか

そんな感想となります
それでは また
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