日毎の糧

聖書全巻を朝ごとに1章づつ通読し、学び、黙想しそこから与えられた霊想録である。

救いの輝きで装われる 

2009-05-11 | Weblog
  Psa149:1~9      

 ハレルヤの第4の会衆賛美。

  1~6節 神の民は主を賛美せよ
「ハレルヤ。主に向かって新しい歌を歌え。聖徒たちの会衆の中で彼への賛美をせよ」(1節)。「新しい歌」とは新しい思いで歌うこと。新共同訳「主の慈しみに生きる人」(ハシィディーム)はヘセド(慈愛)が語源。口語訳「聖徒の集まり」岩波訳「忠実な者」神殿に集う民衆。
  「イスラエルは自分を造られた方によって喜び、シオンの子らは彼らの王によって喜び躍れ」(2節)。主なる神を王権として賛美する。
「彼の名を踊りをもって、太鼓や竪琴をもって賛美するように」(3節)。新改訳「…タンバリンと立琴をかなでて」。これは輪舞である。
  「なぜなら、主はその民を喜び、貧しい人を救いで装われる」(4節)。口語訳「へりくだる者を、勝利をもって飾られる」。岩波訳「…救いをもって輝かせる」。心からの信頼を神に寄せる謙虚さを示す。
「聖徒たちよ、栄光の中で喜び勇むように。寝床の上で喜び叫ぶように」(5節)。「彼らの唇には神への賛美が、そして彼らの手の中では両刃の剣があるように」(6節)。

  7~9節 神の支配は異邦人にまで及ぶ
  「国々の中で報復をし、諸国民の間で懲らしめ…」(7節)、「彼らの王たちを手枷で縛り、そして彼らの貴族たちに鉄の足枷をはめ…」(8節)、「彼らの中で、書かれた裁き(ミシュパト)を行うように。それは彼のすべての聖徒たちの輝きとなる。ハレルヤ」(9節)。「書かれた裁き」とは新共同訳「定められた裁き」。口語訳「書きしるされたさばき」。

  王や指導者たちに向けられる神の公正な審判は、すべての民に真の平安をもたらすこととなる。ローマ13章4節を参照したい。指導者についてはヤコブ3章1節が示される。