宵の頃、山鉾の駒形提灯が徐々にその光を強く放ち始めます・・・

函谷鉾

そして、雨の音をかきけすほどのコンチキチン♪が鳴り響きます。

月鉾
私、ここのお囃子が一番好きです

何だか鉦の音がすごく丸いというか、乾いた音に聞こえないんですよね。
「チントンシャントン どっこいしょー」・・・って聞こえる(笑)

ちなみに、演奏中でも一般の人が櫓の内部に上がってました。
目の前で鉦や笛の奏でられる様を見るのは最高の気分かもしれないですね♪
でも、当然のごとく大行列です。写真撮影も禁止です。
昼間に行っておいて良かった~


外から見ていると、お囃子の子供たちは実に楽しそう!
揃いの浴衣を着て、夜に友達と鉾に乗るというのが特別で嬉しいんでしょうね。

菊水鉾
こちらは降り続く雨と台風対策の為か、提灯はつけず。
でも、これはこれで何だか綺麗でした!
月鉾のように会所に繋げられた橋ではなく、長い梯子を登って櫓に上がります。

長刀鉾
ここの駒形提灯には「長」の印字がなく、スポンサーの「大丸」ばかり目立ちます。
まるで「大丸鉾」(笑)

絢爛豪華な装飾が見事です。

屋根裏にある人形は小鍛冶宗近が神剣を鋳造する姿。持つ長刀は文政13年の作!
孔雀の絵「金地彩色孔雀図」は、花鳥写生画の名人といわれた松村景文(1779~1843)の筆。

正面にも同様の彫刻に、鳥画。
この彫刻『厭舞(えんぶ)』は、悪魔調伏して災消除の舞楽を表すもの。
「厭舞」とは、舞楽で最初に奉する、2人の舞人が矛をとって舞う曲だそうです。
双丹頂鶴の絵も後方の孔雀同様、松村景文によるもの。

両側には郡鳥飛翔図が区画ごとに描かれています。右側は水鳥、左側は山鳥。
松村景文、文政12年(1829)の筆。
櫓の内部、天井部分にご注目ください。
格天井の各区画は28あり、星辰28宿を銀鋲で打って表現してあります。

こうしてじっくり見ていくと、山鉾巡行はテーマパークのそれとはまるで違う。
偉大な先人がひとつひとつを作り上げ、鉾町の人たちが大事に守ってきた美術品。
私たちにはそれをこんな間近で「知る」「見られる」喜びがあるんですね。
maiky、あるものに興味を惹かれつつ撮影に励んでおります(笑)
長刀鉾の櫓には、男性しか上がることが許されません。
仕事帰りのサラリーマンが楽しそうなのにもご注目くださいね♪

四条通のアーケード下にも提灯が灯り、お囃子の音色が響きます。