
今回はワンワールドアライアンスを利用して、世界一周を考えている方向けの
記事アップになります。
現在、世界には3つのアライアンス(航空連合)があります。
内スカイチームはコロナ禍以降、世界一周航空券の販売を休止しています。
現在販売しているのはスターアライアンスか、今回ご紹介するワンワールド
アライアンスの2択になります。
2024年10月発券分より、ワンワールドアライアンスによる世界一周航空券の料金が改定されました。
エコノミークラスで約10%、ビジネスクラス&ファーストクラスで約20%値上がりしました。
1.世界一周する場合、搭乗クラスをどれにするかになります。
ファーストクラス・ビジネスクラス・エコノミークラスの3つクラスがありますが、世界一周する
上で「ファーストクラス」と、「ビジネス&エコノミークラス」に大別できます。
① ファーストクラス
最高級の座席や飲酒・食事など、ファーストクラスに搭乗して世界一周したい人向けになります。
ファーストクラスの設定がある路線は、とても少なく限定されています。
世界一周のルート作りは、最初にファーストクラス設定のある路線をピックアップすることが重要です。
(これを間違えるとファーストクラス料金支払ったのに、7~8回しかFクラスへ搭乗出来なかったみたいになります。)
ワンワールドだけを考えると、一番コストパフォーマンス(割引率)が高いのはこのクラスになります。
ファーストクラス設定がある航空会社は以下の通りです。
日本航空/アメリカン航空/ブリティッシュ・エアウェイズ/カタール航空/キャセイ・パシフィック航空/
カンタス航空の6航空会社です。 ※マレーシア航空は、ビジネス・スイートクラスになります。
② ビジネス&エコノミークラス
通常どの航空路線にも、このクラス設定があります。なので行きたい場所や都市を事前選定し、
それを路線として繋ぎ合わせていく作業になります。
より優雅に世界一周を楽しみたいならビジネスクラスを、リーズナブルに世界一周したいの
ならエコノミークラスになります。
ビジネスクラスの場合、多くの空港で出発前に航空会社ラウンジを使えるのも魅力です。
また、旅行後に貰える搭乗マイルやFOPも魅力の一つです。
エコノミークラスは搭乗後に貰える、マイレージ・FOPが少なくあまり期待出来ません。
※簡単に言えば「ファーストクラス」を選んだ人は、行きたい都市は後回しがベストと言うことです。
※スターアライアンスは航空会社数こそ多いですが、ファーストクラスを扱う会社はワンワールドの方が多いです。
※スターアライアンスであればビジネスクラスが、一番コストパフォーマンスが優れていると言えるでしょう。
2.ワンワールドアライアンスの世界一周ルールは以下があります。
最低限この19コ憶えておけば良いと思います。(細かいルールは、まだありますが・・・)
①使用出来る航空会社はワンワールドアライアンス加盟航空会社のみ
②有効期限があり、出発した日から1年間(1年後の同日まで/2025年6月1日出国 ⇒ 2026年6月1日帰国)
③ルートの日程変更や便名変更は無料、しかし行き先変更は有料125USドル(1人)
④出発空港と到着空港は同じで無くても良い(羽田空港から出国・成田空港へ帰国)
⑤世界を6大陸に分類し、その訪問大陸数によって料金が違う(日本はアジア大陸に属する)
⑥世界一周総フライト数は、最低3フライト~最大16フライト
⑦西周りか東周りか選び、途中から逆方向へ大陸移動は不可(大陸内の移動方向は自由)
⑧各大陸内で最大4フライト(北米大陸のみ6フライト、アジアは24時間以上滞在2か所まで)
⑨北米大陸・オーストラリア大陸内の大陸横断フライトは、東西どちらか方向へ1回まで
西海岸の州:ワシントン州・オレゴン州・ネバダ州・カリフォルニア州・アリゾナ州 の5州
東海岸の州:マサチューセッツ州・ニューヨーク州・フロリダ州・ワシントンD.Cなど 東部時間採用州全て
⑩北米大陸 アラスカ州とそれ以外のフライトは最大2回まで
⑪北米大陸内 ハワイ州とメインランド州(北米大陸の州)間で逆方向への移動は不可
⑫コードシェア便を使用することは可能ですが、運航便はワンワールドアライアンスであること
⑬路線の往復は可能ですが、2度同じ路線は出来ない(LAX→ORD→LAXは〇、LAX→ORD→LAX→ORDは✕)
⑭到着空港と出発空港が違う場合オープンジョー扱い、搭乗1回に換算(JFK空港着:ラガーディア空港出発)
⑮搭乗する便に希望クラスの空席が無い場合、ダウングレードであれば選択可能
⑯路線の途中で1ストップする便であっても、便名が同じな場合1フライトとしてカウント
(カンタス航空/英国航空:LHR⇔SYD ・ カタール航空:DOH⇔AKL/RAK 途中1ストップ路線)
⑰北米大陸 ⇔ 南米大陸の往復は可能
⑱ヨーロッパ・中東・アフリカ北部 ⇔ アフリカ大陸の往復は可能
⑲ヨーロッパ・中東・アフリカ北部 ⇒ アジア ⇒ オセアニア ⇒ アジア移動は可能
※各航空会社(抜粋)のローカルルール
①カタール航空
ドーハ発の中東方面&カイロ行便(短距離路線)は、ビジネスクラス搭乗でも「ファーストクラス」
扱いになります。
例えばドーハ⇒カイロ・アンマン行きは ”アルサファ・F・ラウンジ” へ入室可能です。
(勿論、アルムルジャン・B・ラウンジへも、ザ・ガーデンラウンジへも入室可能です。)
②アメリカン航空
北米大陸内国内線のファーストクラスは、一般的に2クラス制(なんちゃってFクラス)になります。
しかしJFK⇔サンフランシスコ/ロサンゼルス線は「フラッグシップ・フライト」と言い国際線と
同様の扱いになります。このフラッグシップ・フライトのみ米国国内線でありながら、ファーストクラス・
ビジネスクラス・エコノミークラスの3クラス制で運行されています。ワンワールドのステータスが無い
方ても、搭乗前にラウンジを利用出来ます。(ファーストクラス搭乗者ならJFK空港のチェルシーラウンジへ、
ビジネスクラスならグリニッジラウンジへ入室出来ます。ロサンゼルス空港では、フラッグシップラウンジへ入室可能)
また、日中の3時間以上フライト便では機内食サービスが提供されます。(深夜便は食事サービス無し)
フラッグシップ・フライトは上記の他、ボストン/マイアミ⇔ロサンゼルス間の一部の便で導入されています。
3.ファーストクラス・ビジネスクラスで世界一周を予定している場合、帰国後にマイレージや
FOPの関係でワンワードステータスアップを狙えます。
JALでは昨年2024年よりライフ・ステータス・プログラムが開始、貯めたポイントは
単年でお終いでは無く、一生涯に活用できる様になりました。
なので、ルール ⑫ のコードシェアフライトを多く取り入れ、単年のステータスアップならびに
ライフステータス・プログラムのステータスアップ(1,000mileで5P)に繋げてください。
(エコノミーは搭乗マイルやFOPが、通常✕50%換算であり単年ステータスには不向きです。)
JALコードシェア便の見付け方(前編)⇒
JALコードシェア便の見付け方(後編)⇒
ビジネスクラス世界一周(3大陸)なら、最大約75,000FOPを・・・
ファーストクラス世界一周(3大陸)なら、最大約82,000FOPを獲得出来るでしょう。
その他JALカードの5,000FOP、別途特別なFOPキャンペーンが開催されるかもしれません。
4.JAL国際へ、チャットまたは電話で予約します。
ワンワールドアライアンスのホームページからも、世界一周の予約は出来ますが
残念ながらコードシェア便名を指定することが出来ません。(全便運航便表示のみ)
また、空席状況がどうなっているのかも分かりません。
(空席表示になっていても、あと1席なのか?たっ~ぷり空席があるのか?)
私個人的には、JALオペレータさんと対話しながらの予約をお勧め致します。
※チャット利用の場合
※電話で申し込む場合
電話で申し込む場合は、JALのオペレータさんへ相談できるところに大きなメリットがあります。
また、電話受付している時間帯に気を付けてください。
よく「JALに電話しても、なかなか繋がらない。」と聞くことがあります。
それは繋がり辛い時間帯に電話しているからです。JALとてボランティア団体じゃ無いのです。
一番繋がりやすい時間は朝一番、つまり午前8時ジャストになります。
8時20分頃からは待ち時間が発生するケースが多いです。
素敵な世界一周が出来ます様に!
このページが昨年6月にあればっヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。
本当にものすごくわかりやすいです!
なんとな〜く、だった薄暗い所にもピカっと光を当てていただいて、疑問が解決しました☆
YouTubeは概要欄でしたらURL記載できますが、もしもよろしければ、私の動画の概要欄でご紹介させていただくことは可能でしょうか?
こんなサイトで宜しければ、何も問題ありません。最近のYoutubeを拝見していると
きちんと世界一周ルールを把握していないまま、高額チケットを購入している方を多く見掛けます。
ワンワールド・アライアンスで世界一周したら、それだけでサファイヤステータスが可能ですし~
もしファーストクラス一周なら、ダイヤモンドも見えてくるFOPを貰えます。なので、勿体無いなぁ~と思います。
>mayurin38 さん... への返信
ホノムボーイさん、ありがとうございます。
では、早速追記させていただきます!